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そんな夢なんか追いかけて〜と言われて21年目です [2019年12月30日(Mon)]

 年末、平和に過ごしております。普段は見ることのできない、スカーレットの総集編を見ていたら主人公の父親が結婚を申し込みに来ていた男性に、夢なんかみないで趣味でやればいいじゃないか?と話すシーンがありました。若い人は「夢を追いかけて生きよう」と言いながらも大人からみれば、決まった給料や、値段ががあるものを定期的に売れないと、収入に困るのではないか?生活が不安定になるのではないか?と思われます。私なんかいまだに「非営利事業なんかで生活ができるはずがない」と言われ続けています。
 非営利事業を経営するのは営利事業とは違い、強い共感性や思いの共有が必要です。しかしながら、暮らせないわけではありません。家族を養えているか?と言われると、「生活はできています」としか言いようがありません。
 子どもが自分で「楽しい」「おもしろい」という学びができると私は信じて、これまでやって来ました。そして、何とかやれています。人を動かす原動力は感動や、実現したいという理想です。私たちの理想が、そう簡単に消えないように動き、活動さえしていれば生活もおのずからできるものです。
 夢は大事です。誰しも人間の能力なんてほぼ変わりません。最後の人間がどこで力を伸ばすか?といえばやはり夢なんだと思います。大金持ちになる必要はないですが、夢は誰でも持てるから良いんです。そして、持ち続ければ実現も可能です。
失敗できないのはなぜ、忌み嫌うのはなぜ [2019年01月20日(Sun)]

前例踏襲主義。という言葉があります。
過去に成功したことを、やるということです。背景にあるのは失敗が怖い!失敗はいけない!
うまくゆき続けなければならない!さまざな経験を蓄積するということで考えると、単純に「成功」とか「失敗」とか一喜一憂していることではないと思います。
 しかし、大きな組織、行政、大企業が変われないのは、この蓄積ができないからです。容易に変化されない。大きなミッション、方向性さえ変えなければどんな変化をつくり出してもいいのに、前のとおりになぞろうとします。何も考えないで、同じことを繰り返してしまう。
 私だけではないと思いますが、人生はうまくゆかないことに溢れています。全くもって思うようにゆかない。でも、私の強みは、うまくゆかないと誰にでも言えることです。多くの人は、うまくゆかないことを、隠そうとします。なぜ・・・・・。他人にそれ見たことかと笑われるから?それは、笑う人の側の問題で、事実を明らかにしている人の問題ではないと私は思います。
 あらゆる経験を、無駄にしないで生きるということがなければ、さまざな経験がもったいない遺物になってしまいます。失敗?ではなく経験です。どれだけ経験と向き合って生きたのか?自分の魂が成長できる鍵は、そこにあると信じています。さて、みなさんは、経験とどう向き合っていますか?
信頼と共感の学び場づくり [2017年11月22日(Wed)]



私たちは、主体的に生きようと思ってもルール見えない力で縛られて学んできました。いいか悪いかではなく、このような中で教育された事実が、自分の意見を言いにくくし、他人との違いを出すことを怖れてしまうことにつながっています。
 反転学習の田原真人さんは、自分ごととしての学ぶことの大切さをつたえてくれています。
判断するチカラ [2017年10月11日(Wed)]

人間は、いかに成長してゆくのだろうということにずっと興味があります。
私自身もそうでしたが、学校に行かない子どもは、常に自分と見合って生きているような気がしています。自分がどれだけできるのか?しょせん個人ができることなど限られているのでは。それならば、多くの人のチカラを取り入れるにはどうすればいいのだろうか?・・・・・
延々と自問自答が続いてゆきます。自分に問いを繰り返す中に、思考力を高めるヒントがあると私は思います。自分で判断する事です。平たく言えば、判断を重ねてゆくことでしか思考力は高まらないのではないかとも思います。一つ一つの決断で何が正しかったのか?答えは正しいかどうかよりも最適なのかどうかかもしれません。
 失敗を親が恐れて、子どもの判断を親が行い続けてゆくことほど子どもにとって不幸なこともありません。せっかくの成長の機会を親に奪われているのですから。失敗はつきものです。若いときの徳川家康も負け続け。うまく行くこともあるけれど、そんなことは珍しいかもしれません。しかし、必死に生き続けていれば、他者が持っているチカラをわが物にすることができます。これこそが幸せです。チカラを注いでくれた人への報いは、成果を独り占めにしないことです。成果さえも分かち合える関係づくりこそが大切であると。私自身強く感じています。
春に挫折した過去の自分へ、今は後悔していません [2017年03月21日(Tue)]

 私の人生は、受験失敗からはじまったといっても過言ではありません。最初の失敗は、高校受験です。これは不合格ということではありません。受験勉強が嫌いなのに、進学校というところに迷い込んだからです。ここから19歳で大学に入るまでは、地獄のような日々でした。(今思えば心臓が飛び出そうなこともありました)
 16歳で高校を中退してから、人が怖くて怖くて。不安で不安で、周りの人が全員機関銃で自分を狙っているのではないか??というくらい怖かったです。自分は、世の中全体に取り残されているという自信満々でした。大学は落ち続けて、13校ぐらい連続失敗記録を重ねたような気がします。プライドばかり高い私は、(本当は、これを自分に言われると切れますが)自分で、自分を持て余し続けたような気がします。
 しかし、ここで受験を失敗し続けて、考えなかったらいま、生きてはいません。(おそらく自殺したかも。)だって、受験には失敗しても、腹も減るし、女の子も好きだったから。いくら失敗しても、人は簡単に死ねないと思いました。
 いまでも、自分で、自分を教育する以上の学びなんてないと思っています。それは、この大学受験の失敗で学びました。挫折した皆さん。ある意味おめでとうございます。ここから、自分がはじまります。生きていると、うまくゆくことばかりありません。失敗ばかりもありません。辛いことも多いです。でも、失敗したことが、次を考えるエネルギーになると、私は信じています。ようやスタートしたばかりだから
 
記録の文化 [2016年05月17日(Tue)]

昨日の記録ネタに重ねて記事を書きます。
最近、事業の成果をしっかり伝えてゆくことはとても大事だと思っています。以外といいことをたくさん書いても、膨大な記録(数字)の前でグウの音も出なくなることがよくあります。議論を重ねることも、思いを重ねることも大事です。
 でも記録には負けるのだと。逆に言うと記録されないことは、経過が見えないので改善のしようがないというところにもつながるのです。不思議と最近感じるのは、「記録の文化」個々に対応できる全体のしくみがすごく大事だと。
NPOの「信頼」とは? [2016年04月14日(Thu)]

NPOの活動の仲間を訪問していて、最近の活動の意見交換をさせていただいた。その際にふとNPOの活動での信頼とは何か?ということに思いいたった。私たちの活動の信頼とは、どれだけ一生懸命に成果を出すかというところにあると思います。
 課題の解決に結び付いたか?人々がそれによって勇気を得たか?活動が広まったのか?たくさんまねされるような「企画」をつくればまさに大成功だと私は思います。信頼はまさに私たちの活動の中にあります。
 うまいことを言う必要もありません。機嫌をとることもありません。日々の活動に全力を注ぎたいと思います。