
当団体に6月から新人がはいりました。彼は63歳。これまで一部上場企業で働き、早期退職をして地元に戻ってきた。地元の大学院で修士を取得後、学童保育で3年働き、現在、当団体で被災児童の学童保育を行っている。昨日は、遅ればせながらの歓迎会。事務所で静かに行われた。
「江川さん採用してくれてありがとう」「給料いただきました.ありがとう!!」本当は私が言わなければいけないのにたくさんのありがとうをもらっている。
長いサラリーマン生活の中で、大変な事や苦労した事もたくさんあったと思う。大企業社員だから幸せなんと言う事は何もない、彼は言う。
通う子どもは、みな彼を尊重し、スタッフは大きな励ましをもらっている。人間テレもあり、しっかりと向き合えない事もある。彼はいつも真正面から切り出してくる。真正面から人と向き合う。子ども支援経験こそ少ないがこの姿勢が、団体に新風を吹かせている。風は、若者だけが吹かせるものではない。誰もが皆同じ、学び合いをしている。