させたがる親。やりたがらない子ども。 [2021年03月10日(Wed)]
「何もしないんです」
「ずっとゲームしかしない、テレビを見ている、youtubeを見ている」 という親の不平不満が相談という形で寄せられてきます。 親が認められる、子どものためになることをしてほしいという要望です。 本当にためになることはなんですか?と問います。 多くの親はわからないけれど、ゲームとテレビとyoutubeではないと確信に満ちて、います。この確信の根拠はおおむね思い込みだと思われます。(笑) 大人は自分の根拠のない思い込みに忠実ですが、子どもが何もしようとしないあり方には、真っ向から反対します。 では、どうすればいいのか? 親は、自分の思い込みで行動することをあきらめない限り、子どもと対立し続けるしかありません。 なんの問題も解決はしていないけれど、親子の対立だけはしている。こんな家族をたくさん見てきました。 子どものために必要なことは、子どもが考えていることを受け入れることだけです。あとは、子どもが自分の思考範囲で、試行錯誤すればいいだけです。試行錯誤はきっと蓄積されます。この蓄積こそが財産です。そうすれば自分は反応できなくなるのか?人と対立して、気持ちが前に進まなくなるのか?答えは、自分の中にしかありませんから。 |