やる気にあふれた大学生ばかりでもない [2020年10月03日(Sat)]
私は、高校1年生で中退したが大学を卒業している。
まさに、たまたま父親が大学に入学する以外の人生を全部否定したので、逃げ道が大学に入ることだった。だから私はやる気にあふれて、大学生をしていたわけではない。 大学生はやる気にあふれ、新入社員はフレッシュである。と言われるがそんな人ばかりでもない。 ただ、私の中で、「何をやってもうまくいかない」という経験もない。あきらめもせず、生き続けてここにいる。 この経験は無駄ではない。 自分ができないことに出会うから、いまの自分に飽き足らず前を向きはじめる。 よくやって当たり前と言われるとハードルが高い。 不登校の子どもたちも辛いのは、学校に行っている子どもと比べられる時である。比べられるだけで。ああ苦しいと思う。 放っておかれると、関心がないのか?とさみしくなる。 でも、変に傷つけられるよりはマシだ。 人間はつけあがるし、打たれ弱い。 でも、生きているだけで価値がある。 やる気にあふれている必要はないと私は思っている。 少しうがった見方をすれば、隠されたやる気を期待している。 |