人は、縦割りでは切ることができませんので横につながってもらえませんか [2018年02月28日(Wed)]
私たちは、さまざまな課題を持った存在です。でも、行政は課題別に対応します。不登校は文科省。医療、学童保育、保育所は厚生労働省。子どもの権利条約、若者支援は内閣府。と、まあこんな具合です。これを横断的に捉えると、子どもの権利に基づいた保育、学童保育。小児医療における不登校児童生徒の考え方?などとなってしまうと。横のつながりが全くないので混乱を起こします。そもそも、医療で不登校は心理の問題にされますが、ただ学校に行かないだけの問題です。
不登校が、学校を30日以上欠席した生徒のことを指すと言うことを知っている医療関係者は少ないです。また、児童精神科医が、地方にはほとんどいないということも学校の先生は知りません。知識のない一般精神科医が、本人や親の希望で投薬を試みることも未だに行われています。 精神的に異常な状たい=不登校と単純に言えない、これをイコールで結びつける根拠がないことを知っている教師もどれだけるかわかりません。もっと、不登校や学校外の学びの経験。不登校後の医療との関わり、家族の関係づくりによっては進学どころか統合失調症で障がい者になる場合さえもあることの危険性をいう人も少ないです。 要は、これまでの不登校の子どもの経験はこの数10年のデータベースさえもつくられていません。追跡調査もあいまいです。なんとかしなければ、大人が闇雲に動くことの犠牲者が増えるだけです。 |