５月。初夏の香りも漂い。湿気のない気持ちのいい毎日が続いています。誰もが気持ち良く過ごしたい。この初夏のエネルギーは、子どもたちのエネルギーにも似ています。誰もが楽しく、なぜ、何を伸ばしたい。
　この素敵な時間をつくるのか最近難しくなってきております。「子どもたちに知識を」という人が多いです。しかしもっと大事なのは、空想する時間を与えてあげることです。
　もっと自由な子どもがいなければこの国は行き詰まる。不自由な子どもは、自由な時間さえも怖くて怖くて使えないんです。大人は子どもを恐怖で支配しているなんて思っていないのですが、十分にコントロールされている。私たちは、なぜ、何の原点に帰ることが今必要です。