社会起業家部門3組の発表から再スタート。
社会起業家部門1組目は
【チーム山科醍醐こどものひろば】です。
プラン名は『山科醍醐こども地域包括支援プロジェクト「こどもの生活・家族の就労
サポート事業」』です。
NPO法人山科醍醐こどものひろばで活動する村井琢哉さん。
その現場で生活保護世帯等の生活の困っているこどもへの「食事支援」と
「親への就労支援」を行うことを考えました。
「醍醐寺での観光客へごま団子の販売することから、地域をまきこみ家庭を支える仕組み
をつくりたい」という強い想いを来場者へ伝えました。
つづいて、2組目、
【特定非営利活動法人 Salut 共同作業所サリュ】です。
プラン名は『あなたカフェーウェディングー「ココロの病気があったって」
〜働く・つながる・いきいき生きる!プロジェクト〜』
共同作業所で働く心の病を持つメンバーが発した「私、生きてていいんやろうか・・。」という
言葉に胸を痛めたスタッフの方々が立ち上げた新規事業です。
「生きがいや誇り、喜びを得、いきいきと生きてほしい」という願いがこもっています。
ブライダル関連の商品開発を芸術大学のデザイナーさんとともに進めました。
いよいよ最後のプレゼンテーションです。
社会起業家部門の3組目は
【SANTE -Community&Global Healthcare-】
プラン名は『国際保健人材育成プログラム 』です。
ホンジュラスをはじめとした、必要な支援が足りないことによる、生きることに苦しま
ざるをえない開発途上国と呼ばれる国々。
医師、看護師不足、救急患者の受け入れ病院が見つからない地域の病院。
地域医療と国際医療の姿勢が共通することから
二つの現場日本と、世界に貢献したい医師の夢とをつなぐプランを考えました。
Webサイトも開設し、来年の本格始動を目指すそうです。
16:15
すべてのプレゼンテーションが終わりました。
審査員が別室にて審査会を行っている間の時間は
ファイナリストと来場者の交流を行うコミュニケーションタイムです。
プレゼンや質疑応答時に気になったことや、もっと知りたいことをファイナリストと直接会話を
交わし、意見を交わすことができます。
会場の後ろがコミュニケーションのスペースでしたが、満員状態のためファイナリストを
取り合うかのように常に人だかりが出来ていました。
名刺を交換する場面も多く見られ新たな出会いやつながりが生まれているようでした。
左:ファンド説明タイム 右:コミュニケーションタイム
16:55
コミュニケーションタイムの後は、
edge理事の赤澤からedge道場と社会的企業創業支援ファンドの説明が行いました。
社会的企業創業支援ファンドの参加者のCASAの奥 尚子さんと品川宿の渡邊 崇志さんに
プレゼンや参加したきっかけを話していただきました。
赤澤から「最後にメッセージをひとことお願いします。」と投げかけると、
渡邊さんからは「僕もまだはじめたばかりですが、常に動いてひとつひとつやってくとやれると
思います。是非現実化してくだい。」
奥さんも「2年前は想いだけでしたが言い続けてやり続けるとできてきたのでこれからも
そうします。」とファイナリストにエールを送っていました。
17:35
ようやく審査会が終わり、最終審査の結果が発表されます。
審査は
【共感性】
【実現可能性】
【社会変革性】
【独自性】
【起業家性】
の5つの基準による採点で行われました。
審査員の田村より発表が行われます。
最優秀賞は・・・・・・・。
残念ながら「該当者なし」でした。
しかしながら、優秀賞は2組、奨励賞が1組あります。
奨励賞を受賞したのは・・・・
【申友】
です。
そして優秀賞は・・・・
【特定非営利活動法人salut 共同作業所サリュ】
【チーム山科醍醐こどものひろば】
の2組です。
表彰後、審査員から各ファイナリストに講評をいただきました。
続きまして、協賛企業を代表して、
積水ハウス株式会社 コーポレート・コミュニケーション部. CSR室長 広瀬 雄樹様からの
ご講評をいただきました。
17:55
edge常務理事の能島より閉会の挨拶です。
「edgeはしつこい団体で、これからも挑戦する若者を応援し続ける、賞をもらった人も、
もらえなかったひともまた新しいスタートを頑張ってほしい」と述べ、edge2011ファイナルを
締めくくりました。
これにてedge2011ファイナルは終了です。
いかがでしたでしょうか?
今回受賞を逃したファイナリストも、ファイナルに残れなかったプレイヤーも
「社会を変えたい」という想いは同じ。これからも課題に向き合いつづけてほしいです。
edgeは挑戦し続けるかぎりをしつこく応援し続けます。
またこのedge2011ファイナルが、
「ファイナリストを応援したい」、「ファイナリストのように、このままではいけないという
想いがある」と感じている方の次のステップにつながればと思います。
edgeも来場者のみなさまからのアンケートを参考に、
次回以降のedgeの活動をよりよくしていきたいと思います。
ご来場された皆様、協賛企業の皆様、誠にありがとうございました。
これからもedgeのプレイヤーたちにご注目ください!
レポート:大澤秀光(edge広報インターン)