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edgeのつながり・リンク集
9/18-20開催!集合研修開催レポート1日目 [2010年10月27日(Wed)]
2010年9月18日〜20日の3日間
積水ハウス株式会社西神中央研修センターで行われた集合研修の様子を報告します。

社会起業家に関心を持ち、ビジネスの力で社会の課題を解決したい。
そう思い、動き出した若者らが実際に事業を起こすためにこの夏エントリーした。
edgeではこれらのチャレンジする若者(コンペ参加者)のことを「プレイヤー」と呼ぶ。

書類審査を通過したプレイヤーが、3日間のメンタリングや講義を通じて、自分自身、
仲間そしてプランの内容と向き合うことをめざすのがこの集合研修である。

3日間の様子をレポートします。

ここで、集合研修の流れを説明する。
初日と2日目にメンタリングや講義を行い、各自のプランに磨きをかける。
そして、3日目の朝9:00に2次審査シートを提出する。
3日目には、2次審査シートに落とし込んだことをどのように行動していくか、講義や
メンターからのフィードバックを行う。

2次審査シートをもとに、第2次審査が当日行われ、22組の中から10組がセミファ
イナルへと進む。



9月18日【1日目】

12:30 受付開始
真っ青に晴れ渡る空の下、どっしりと構えたピンクの建物。
この会場でこれから3日間プレイヤーたちは自身のプランに磨きをかける。

「おはようございます!よろしくお願いします。」と元気のよい声がする。
大きな荷物を手にぞくぞくとプレイヤーがやって来た。
この合宿のへ期待と不安を抱えながら受付を済ませ会場へと入っていく。


13:00 積水ハウス株式会社様からのあいさつ
今回の研修会場をご提供してくださった積水ハウス株式会社のCSR室長の広瀬様
よりご挨拶をいただく。

13:15 ウェルカムメッセージ(基調講演)

edge代表理事の田村による始まりのあいさつ.。edgeへようこそ!という想いを込めた
メッセージだ。「edgeはしつこく関わっていく団体だ」と田村は言った。



途中で落選したからと言って「さよなら」で終わらない、
ファイナリストから最優秀賞を出すことだけが目的ではない。
社会起業家のコミュニティをつくり、お互いが助け合ったり、情報交換できたりする場を
つくることもedgeの大きな目的の1つだという。
続けて、「若者とは年齢が若い人だけではなく、挑戦し続ける人の事だ!」と説明し、
edgeはそういう人たちを応援したい団体だと想いを伝えた。

プレイヤーにとって、edgeの関わり方や「しつこさ」はすぐに実感できるものではないが、
この合宿を通して、プレーヤーたちにedgeらしさはどこまで伝わるのだろうか?


13:45 edgeメンター紹介
今回の集合研修に参加するメンターについて簡単な自己紹介が行われる。
プレイヤーたちにedgeのメンターはどんな人がいるのかを知ってもらうためだ。

15人が会場の前に並び、名前と主な仕事・活動を述べる。
メンターの誰もが実際に社会で課題に向かい、日々活動している人達。
そのような人たちが、社会の課題に挑戦する若者を応援しようとここに集まっている。
edge理事以外の方々にも、東京や和歌山から、今回、ゲストメンターとして参加して
いただき、3日間をサポートいただいた。

13:50 事業プランニングシートポスターセッション

実は、集合研修の前に、プレイヤーたちには事前課題が課せられていた。
一つは、「事業プランニングシート」の作成である。

事業プランニングシートとは
・取り組みたいテーマ(〇〇を△△にする)
・ニーズの2W1H(why? for Whom ? How far?)
・手法の3W1H(What&How? When? Where?)
・資源の1W1H(who? How much?)
との項目があり、プランの課題、対象者、手段、資金源、目標とする結果などを明確にする
ためのシートである。

このプランニングシートをもとに、他のプレイヤーやメンターにわかりやすく知ってもらう
ために、A3用紙の紙を4分割し、下記の4点について記入する。
1)対象者:どんな人に対するサービスか?お客さんは誰?
2)現状:現状、困っている状態はどんなことか?
3)理想:将来、どのような状態にしたいのか?
4)事業概要:具体的に行うことは何か?

上記の4項目と合わせ、この合宿で期待すること、この合宿で達成したいことも別の用紙に
記入する。
各プレイヤーが大きな文字で、4つの内容を1枚の用紙に書き終えた。

書き終えた後は、前半と後半にわかれ、互いのプランを見て回る時間。
プレイヤーが他のプレイヤーのプランを見て、質問したり、感想や助言を付箋に書いて貼る。
メンターも同様に、プランをみてまわり、コメントを行う。



プレイヤーは、他のプレイヤーがどのようなプランを持ってきたのかここではじめて知る。
覗き込むようにシートを見つめ、「こんにちは。はじめまして」と自己紹介と質問をする。
相手の説明に聞き耳を立て、考えた助言を書き一言添えながらポスターに貼るプレイヤー。
助言をするだけでなく、参考事例などを書くプレイヤーも見られた。

自分たちのプランを説明する側のプレイヤーは、
質問をされることに不安気な表情もあったが、想いを込めて語っている様子はいきいきと
していた。
自分たちの机に近づいてきたメンターに対して、プレイヤーから声をかけ積極的に助言を
求める姿も見られた。


プレイヤー同士が助言し合う場があること、プレイヤーとメンターとの距離が近いことは
edgeの特色の一つと言えるだろう。


15:15 2次審査シート説明

休憩後、能島より2次審査シートの説明が行われた。
プレイヤーたちの手元に配られたのは、この集合研修3日目(最終日)の朝に提出する2次審査
シートだ。

2次審査の審査基準は、「社会変革性」「適切性」「実現可能性」「成長性」の4つ。
能島は、これらの基準の説明を、先程の事業プランニングシートの内容に沿って話し始めた。
「肥満傾向にある小学生が約10%近い状態」を「1%未満の状態」にすることをテーマに
した事業プランを例に挙げたものの、「別にデブは何ら悪くない、美味しいものをいっぱい
食べて太ることはむしろ幸せですよ!」と熱くなる能島に、会場は笑いに包まれる。

しかし、将来的な生活習慣病の増加につながっている児童の肥満は、個人の問題だけでなく
社会の問題であることから、能島の事業プランの「適切性」や「社会変革性」をわかりやす
く説明していた。
プレイヤーたちは、話の内容にうなずきながら、白紙の2次審査シートを少し不安そうに
見つめている。


15:30 講義「よい事業計画をつくろう!」

続いて、関原による講義が行われた。具体的な事例を見せながら、事業の基本的な考え方が
事業の基礎になるということ、「その事業を何のためにやるのか?」という動機付けの重要さ
を説いた。
「事業計画の必要要件」「USP」「CRM・CSR」など専門的な内容に、プレイヤーたちは
ノートを取るのに忙しそうだ。

「動機が明確だからぶれない」、「目の前に困っている人がいるからニーズをくみ取りやすい」、「理念がいいので周囲を巻き込みやすい」という点で事業として有利な社会起業家。
だが、社会事業を行う上で「本当に」注意しなければならない事について、「最高級食材を
集めたまずい丼症候群」などの例を挙げた。
つまり、能力の高い人だけを集めるのではなく、本当に一緒に手伝ってくれる人でなければ
全体組織にはならないということだ。また、「自分がその事業をする必要性があるかどうか」、
「本当にそれが社会の為になるのかどうか」、ということがしっかりなければ、社会を変える
ためのプランは生き残っていかない。
それらの「注意点」は関原からプレイヤーへの問いかけでもある。

約1時間に及ぶ講義が終わったあとでも、関原からの問いかけの余韻が会場には残った。
プレイヤーたちは、この3日間、その問いかけに向き合い、自問自答を続ける。

そして、本気で付き合ってくれるのが、edgeのメンターたちだ。


16:30 メンターお披露目
古野が「edgeには大勢のメンターがいてメンターによってクセがあります!」と切り出す。
メンターそれぞれが、専門分野の違いや、視点の違い、あるいは導き方の違いなどについて
プレイヤーに対して情報提供をする。プレイヤーたちがメンターを使いこなせるように、
各メンターのクセをあらかじめ知っておくことは重要なのである。


17:00 個別メンタリング(1回目)
この集合研修1回目のメンタリングがスタート。
指定された時間に各チーム25分間のメンタリングを1回受ける。
7〜8組を一斉に行い、この1時間半で全チームがメンタリングを受ける。
メンタリングを受けていない間は先程のアドバイスや講義をもとにプランの改良に取り組む。
メンターが数人会場内を動きまわり、個別にアドバイスを受けることも可能だ。

開始のベルが鳴る。
メンターはプランの概要をある程度把握しているが、まずは現状の確認から。
質問を受け、答えるプレイヤー。その表情が硬く不安そうだ。
それでもプレイヤーは身振り手振りを交えたり先程つくったシートを用いながら伝える。
うなずきながら話を聞くメンター。
時にに、「ほんまにやりたいことなのか?」「思ってることとやろうとしていることに
ズレはないのか?」と質問が飛ぶ。

メンターが質問することで、プレイヤー自身がスタートとゴールを明確にしていく。

メンタリング25分終了のベルが鳴る。メンターがプレイヤーに対して次のメンタリング
までに考えておくことを述べてメンタリングは終了。次のプレイヤーに交代する。
メンタリングを終えたプレイヤーは、すぐにメンバー同士で議論を交わし、感じたことの
共有や振り返りを行っていた。
1人で参加のプレイヤーもペンを持ち気づいたことや考えを書き留める。他のメンターが
通りかかると呼び止め、一度頭で整理したことをアウトプットしているプレイヤーもいた。



数組のプレイヤーに感想を聞いてみると…
「25分があっという間でした。内にあるものを引き出してくれました。」
「考えが固まってないのがよくわかった。0から考え直します。」
「新しい課題がみえました。」
「もっとプランのことを教えて欲しかった」

各プレイヤーごとに、課題は違うが、皆必死に答えを探しだそうと、頭を抱えている。

25分間1セットのメンタリングを3回繰り返し、夕食前のメンタリングが終了。
あっという間に夕食の時間に。

19:00 夕食

20:00 個別メンタリング
夕食終えた後も、引き続きメンタリングは続く。

1回目のメンタリングはウォーミングアップ。ここからが本番と言ってもいい。
2回目は1回目のメンターとは別のメンターとのメンタリング。
まだ表情に不安が残りつつも開始のベルが鳴る。

まず、メンターから、先ほど受けたメンタリングの内容と、メンタリング後に取り組んだ
ことの確認を行う。プレイヤーによって、話し合いで意見をまとめられた人、考えがまと
まらず混乱している人、様々だ。
それにあわせてメンターも、話の進め具合を調節していた。



メンタリングを行うなかで自分たちの強みに気付くプレイヤーがいた。
メンターに「〇〇大学で体育会系ってのは世間からしたらものすごいアピールポイント。
もっとそこを全面にだしてもいいのでは?」と客観的なアドバイスをもらうなかで、
「新発見」と納得の顔。


21:00 交流会

和室にて、お菓子とお酒を囲みながらの交流会。
「edgeのメンターにはいろんな分野に強いひとがいる。そんな人とお酒を飲みながら間近で
話せるチャンス。また他のプレイヤーと仲良くなるチャンスでもある。是非動きまわって
いろんな人とつながりをつくってください」と、河内が音頭を取る。

・事業についての悩みや、お互いの夢や持論を語り合うプレイヤー
・メンターに駆け寄り、話を聞くプレイヤー
・お互いの悩みを共有するプレイヤー
・「熱い人がこんなに集まることなんてなかなかない!edgeってすごい!ほんとうに
 つながりを大切にしてるんだ」と熱く語るプレイヤー

思い思いにしゃべりつくし、会場には終始笑い声が溢れかえっていた。
話が尽きないままあっという間に時間が過ぎ、交流会はお開きに。

プレイヤーは各自の部屋に戻り、今日の振り返りや明日に備えた準備に入る。

今日の学びを活かし、明日はどのように取り組むのだろうか。
2日目は、プレイヤーにとってどんな一日になるのか、気になるところだ。



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