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10/16開催!セミファイナル開催レポート [2010年10月27日(Wed)]
10月16日 
edge2011セミファイナル(第三次審査)が、ECCコンピューター専門学校にて
行われました。

その様子をレポートします。

集合研修から約一ヶ月。
2次審査を通過したプレイヤーたちは、自分たちのプランに磨きをかけるため、
調査をしたり、現場に足を運んだり、仲間を集めたり、それぞれの方法で行動
してきました。

このセミファイナルは、書類審査に加え、プレゼンテーションでの審査です。
審査員はedge理事が務めました。

自分たちのプランをわかりやすく伝えられるかどうか、共感を得られるプレゼン
かどうか、ファイナルへ進む前の予行演習といえます。


■12:30
会場にプレーヤーがぞくぞくとやって来ます。
合宿に来ていなかった仲間を連れてきた人、集合研修後に新たな仲間を増やした人、
など、1ヶ月前の集合研修とはまた別の顔ぶれがありました。

会場の雰囲気は、といえば、ライバル意識を感じさせるのような張り詰めた空気
ではありません。
1ヶ月ぶりの他のプレーヤーとの再会やメンター達との再会などを、楽しんでいる
様子でした。


また学校法人山口学園の専門学校の生徒さんも、ボランティアスタッフとして活躍
していただきました。
山口学園からは、教職員のみなさまもオブザーバーとして参加いただきました。
ありがとうございました。

■13:00
実行委員長である河内からのあいさつで、セミファイナルはスタート。

プレゼンテーション、審査の方法のオリエンテーションの後、早速、プレゼンテー
ションに移ります。
発表時間は5分、審査員による質疑応答が8分です。

審査基準は、4つ。
・実現可能性(ビジネスとして実現できそうか)
・社会変革性(ビジネスを通して社会にインパクトが与えられるか)
・共感性(多くの支援者や協力者を巻き込めるか)
・起業家性(起業家としての素質や魅力)

今回は、社会起業家部門5組、学生チャレンジ部門5組の合計10組から
上位6組をファイナリストとして選出する予定でしたが、2組の出場辞退が
あり、8組から選出することになりました。

社会起業家部門の4組を行い、5分の休憩を挟んだあと、学生チャレンジ部門の
4組の発表が行われました。発表順は以下の通りです。

<社会起業家部門>
1組目:SANTE' -Community&Global healthcare-
2組目:チーム山科醍醐こどものひろば
3組目:特定非営利活動法人Salut 共同作業所サリュ
4組目:リトルスター

<学生チャレンジ部門>
1組目:ステラ・ステラ京都
2組目:まいまい都ライト(コンペ終了後【デポル京都】に改名 )
3組目:つなつく
4組目:CSIJ

なお、このセミファイナルの様子はTwitter(アカウント@edgecompe )でも
実況中継をおこないました。


まずは、社会起業家部門の発表です。

詳細なデーターをもとにパワーポイントを用いて大きな文字、図や表でわかり
やすく伝えることを心がけていたプレゼン、1ヶ月間の現地で調査をもとにした
プレゼン、プロのデザイナーや大学教授を巻き込み売れるものをつくるんだと
意気込むプレゼンなど、どのプレイヤーも所属団体やチームの組織力、コネク
ションを上手く活かし、行動した結果が現れたプレゼンでした。



質疑応答では「その商品にストーリーはあるの?」や「どの部分にソーシャル性
を感じますか?」など、本格的な事業を見据えた本質を突いた質問やこのコンペ
がedgeが行うコンペであることを再認識させるような質問が飛び交いました。

■14:15
休憩をはさんで、学生チャレンジ部門の4組が発表を行いました。

学生チャレンジ部門では、
心に訴えかけるメッセージで、共感へと結びつけるプレゼン、実際にサービスを
受けている利用者の生の声を伝えるプレゼン、大きな写真を多く用いて、まちの
魅力を伝えることを重視したプレゼンなど、学生ならではの視点で、アイデア
あふれるプレゼンが多いように感じました。



質疑応答では「競合他社ってどこ?」「守りたいものはわかるけど、どうやって
人を動かすの?」など、事業を起こし、そして継続させるために欠かせない質問
が多く飛び交いました。

■15:25
すべての発表が終わり、審査に入ります。
審査は、審査員たちが別室の部屋に集まり、採点結果を集計し、意見交換した上で
決定されました。

その結果、6組がファイナリストに選ばれました。

■16:30
プレイヤーが待つ会場で、審査結果の発表です。
結果発表のための準備をしているあいだ、河内が話をして場をつなぎます。

さて、準備ができたようです。


ライバル意識が少ないedgeのコンペとはいえ、この時ばかりは空気がピーンと
張り詰めていました。
プレイヤーの姿勢も、スクリーンに吸いつくように前のめりに。
ファイナルで大勢の観客を前に自分たちのプランを伝える機会を与えられるのは
6組だけ。
会場全員の視線が一箇所に集中しています。




パッ!!とスライドが変わり、

結果が映し出されました!!


会場内がざわつきます。スクリーンに近いプレイヤーが最初の喜びの声をあげました。
まわりに歓声が連鎖していきます。チームの仲間と笑顔で向かい合い手をたたきあう
姿もありました。
そんな中、惜しくも通過できなかったプレイヤーは「あとすこしだったのに」という
表情を浮かべていました。
しかし、edgeは"しつこい"団体です。ファイナリストであるか否かに関係なく、
プレイヤーが事業を続けていこうとする意志がある限り、edgeは関わり続けます。

惜しくもセミファイナルで選ばれなかった彼ら彼女らも、チャレンジを続ける権利は
ずっと持っています。
彼ら彼女らの今後にも注目です。

結果発表の興奮が収まらない中、審査員からの講評がはじまりました。
審査員は印象的なところ、良かったところ、そして質疑応答のときに明らかになった
課題を端的に伝えます。プレイヤーであるファイナリストは、審査員の声を受け止め、
早くも次へ課題を見つけたようです。

■17:00
セミファイナルの締めくくりは、edgeでおなじみの「わかちあい」の時間です。
このセミファイナルでの気づきを会場にいるみんなで共有します。
メンターの赤澤は「ファイナルまでもう2ヶ月ないぞ」と早速プレイヤーに発破を
かけます。プレイヤーからは「仲間との絆を感じた」、「自分からどんどん話を
もちかけていきたい」「もっとがんばらなきゃ」「想いの強さは大切だと」といった
発言がありました。セミファイナルのこの一日で新しい学びを得たようです。



最後に、ファイナリストたちによる宣言が行われました。
「ファイナルまで残れるとは思ってなかった必ず実現させる。」と言い切る
ファイナリスト、
「仲間のおかげでここまで来れた。これからも仲間を信じてがんばる!」と気持ちを
高めるファイナリスト
「ここまで来たからにはやるしかない」と意気込むファイナリスト、
それぞれが、次のステージであるファイナルへと目を向けているようでした。




以上で、セミファイナルは終了しました。
セミファイナルの後は、近くのお店での懇親会です。
ファイナリストもそうでない人も、edge理事やスタッフなど、edgeに集う人たちで
同じ時をすごしました。



さてさて、12月12日は、
梅田スカイビルという大舞台にて、本日決まった6組のファイナリストが、
さらに磨き上げた社会を変える事業を、発表します。



彼ら彼女らは、ここからの2ヶ月でどう伸びていくのでしょうか!?
社会を変えるプランにどのように成長しているのでしょうか!?

ファイナルには、エントリーからはじまったプレイヤーたちの半年間の
ドラマがあります。


「頑張っている若者を応援したい。」

「ふつうの起業家と何が違うの?」

「将来は、やりがいのある仕事がしたい。」

「実は起業プランを持っている。」

どんな理由でも結構です。社会起業家の【社】の字も知らない方もOKです。


彼らの姿を見ることで、何かが始まるかもしれません。
edgeのメンター陣も全力を尽くします!!
ぜひ、ファイナルにお越しください!

ファイナルのご案内はこちら↓
http://www.edgeweb.jp/compe/final2011.html

詳細が決まり次第、こちらのブログでもお知らせします。



レポート:大澤秀光(edgeインターン)
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