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edge2010ファイナル開催レポートその2 [2010年03月22日(Mon)]

edge2010ファイナルはまだ続きます。

edge2010ファイナル後半の開催レポートをお送りします!
4組目 Live on
プラン名:「グリーフサポートプラン〜遺族への情報提供と電話相談事業」
メンバー:尾角 光美、若山 直樹、金子 宗孝



代表の尾角さんは、母親を亡くしたことによって自らグリーフを経験、そして
そのサポートの重要性を痛感しました。
各地での講演会や、「自死遺児のつどい」等を通してグリーフサポートの必要性を訴え、
また実際のサポートをしてきました。
これらに加え、遺族が最初に接する葬儀社や僧侶を巻き込むことが重要と考え、
パートナーシップを組んで、大切な人を亡くしたときに必要な情報や支援を届ける
小冊子を作成することにしました。
プレゼンテーションでは、来場者に「大切な人を失ったらどうしますか?どのように
感じますか?」など、問いかけからはじまる発表で印象的でした。

5組目 Plesure Support 株式会社
プラン名:「障害者社会参加推進プロジェクト CHANCE」
メンバー:町 孝幸、城垣 真美、渡辺 一史、寺田 琴美


コンサルタントが本業の町さん。
障害者問題に直面してから、自分の能力を活かして解決のため学生たちと共に
取り組んできました。しかし、メンタリングを重ねていくことで問題の本質は別の
ところにあるんじゃないか、自分のできる範囲のことしかやっていないのでは、と
気付きました。
その結果、自身の会社で働く女性の例から障害者問題の本質は障害者が社会
に参加できていないことではないかと、感じ始めました。
プレゼンテーションでは、そこまでのプロセスや障害者が社会参加できるように
するための仕組み作りなどを伝えました。
所々でユーモアのある発言をするところが町さんの発表の特徴でした。

6組目 Happy Beauty Project
プラン名:「抗がん剤投与による副作用や、脱毛症でお悩みの方の為のトータル
ビューティーケアサポートサービス「Wing」」
メンバー:三田 果菜


edge2009では、別のプランでエントリーし、セミファイナリストだった三田さん。
2010では、自身が高校生の頃からあたためていたプランでのエントリーとなりました。
プランが深まっていっても、協力者ができないこと、人を巻き込めないことが悩みでした。
メンタリングを重ねていくにつれて、外部とつながることの大切さに気付き、積極的に
医療機関や当事者の集まりに足を運ぶようになりました。
他者の協力や、情報発信したことによるクライアントの獲得で、ファイナル当日までに
サービスインを実現しました。
プレゼンテーションでは、プランに対しての自信をもって、今までの想いを込めながら
話をしている姿が印象的でした。

16:15-16:30 edge道場のご紹介
プレゼンテーション終了後、審査会が行われている間、edgeのもう1つの取り組みで
あるedge道場の紹介をしました。
理事の古野が司会進行を務め、edge2009のファイナリストの「あかりプロジェクト」
の村田 いづ実さん、阪本 徳子さん、福多 唯さん、安本 ちひろ、「株式会社アクシュ」
の安高 聡さん、向井 久実さんが登場。
各団体ごとにプレゼン形式で、今行っていること、edge以降の変化、edge道場で
受けたサポートについて話してくれました。

16:30-17:20 プレイヤーとのコミュニケーションタイム
来場者のみなさんが、ファイナリストや道場生のプレゼンテーションを聞いて
感じたことや質問をプレイヤーに直接聞くで時間をとりました。
プレイヤーごとにブースを設け、好きなブースに話を聞きに行くことができる形式です。
コミュニケーションタイム中は、最初はあまり発言が少なかったように見えましたが、
各担当メンターも間に入り、終盤には各ブースで盛んに来場者のみなさんが発言
して下さいました。来場者のみなさんから大変好評を頂けた時間でした。

17:25-17:55 最終審査結果発表・表彰式
【共感性】、【実現可能性】、【社会変革性】、【独自性】、【起業家性】の5つの
基準による採点で行われた審査の結果がedge代表理事でもある田村より発表がありました。

edge2010では、残念ながら最優秀賞は「該当なし」となりました。
優秀賞と奨励賞の発表となりました。

優秀賞に選ばれたのは・・・
Live onでした。

そして、奨励賞に選ばれたのは・・・
Chance for Childrenでした。


おめでとうございます!!
2団体から喜びのコメントをいただきました。

そして、審査員からは各団体に対して、激励の言葉と共にご講評をいただきました。
田村審査員からは「枠にとらわれずに、もっとチャレンジして欲しい」とのコメント
がありました。


また、協賛企業のみなさまからも温かいコメントをいただきました。
審査員のみなさま、協賛企業のみなさま、本当にありがとうございました。

17:55-18:00 閉会挨拶
最後に常務理事の能島より閉会挨拶がありました。
このファイナルでプレイヤーのチャレンジが終わりなのでなく、今日がスタートで
あるということを伝えました。

18:30-20:30 ネットワーキング交流会
会場を移動し、ファイナリスト、来場者、審査員、メンター、スタッフの交流会を開催。
再度ファイナリストに激励の言葉をかけたり、初めて出会う人同士の情報交換を
行ったりあっという間の2時間でした。



edge2010にご来場いただいたみなさま、いかがでしたでしょうか?
回収させていただいたアンケートでは「プレイヤーたちの想いがとても伝わってきた」
というお声を本当に多くいただきました。
今回ファイナルに出場した6組、そしてファイナルまでは残ることが出来なかった
24組のプレイヤーたちはそれぞれ活躍していこうとする分野は異なっています。
しかし、「社会を変えたい!」という想いはみな同じです。
来場者のみなさまやこのブログをご覧のみなさまにもその気持ちが伝わり、
広がっていくといいなと思っています。

彼らの挑戦はまだまだ続きます。
ぜひ、今後も応援をよろしくおねがいいたします。

レポート:井上紗央利(edge事務局インターン)
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