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edge集合研修報告レポート1日目その2 [2009年11月25日(Wed)]

edge2010集合研修レポート1日目その2です。

17:00 <メンターお披露目>
研修開始時に行われた「メンター紹介」とは別に、さらに詳しくメンターの自己紹介
が行われた。プレイヤーたちは、メンターに興味津々といった表情だ。これは、この
先のメンタリングを行っていく上で、プレイヤーたちがメンターの性質や技術を把握
し、メンターたちを有効に活用できるようにするためだ。メンターはそれぞれ「背中
を押すこと担当」「仕上げのみ担当」「根本的なところ担当」など端的に自分を表現
していた。たまにほかのメンターに「それは違うでしょ!」と突っ込まれているメン
ターもおり、笑いが生まれ、場が和んだ。

17:30 <個別メンタリング>
初の個別メンタリング。メンターとプレイヤーの組合せが発表された。1チーム15
分のメンタリングを受け、他のチームと交代という形式。初めてのメンタリングに緊張
し、戸惑いを隠せないプレイヤーたち。そんなプレイヤーたちに容赦なく質問をぶつけ
るメンターたち。これが本気の世界だ。
初回とはいえ「それは一般企業のやることではないのか?」「このプランは空想にしか
聞こえない。」などメンターからの厳しい指摘もも多くあった。いきなり壁にぶつかる
プレイヤーたち。たった15分の会話の後、プレイヤーから「何をどうすればよいのか
分からなくなってしまった」という声もあがった。考えこむプレイヤーたちと、本気で
問いかけるメンターたち。会場は熱気に包まれていた。45分経過し、全チームのメンタ
リングが終了した。多くのプレイヤーは考え疲れた様子だった。



18:30 <夕食・入浴>
ワークや講義で考え疲れたプレイヤーたちは、夕食のひと時をとても楽しんでいた。
この日の研修では夕食と交流会が同時に行われ、立食パーティー形式だった。立食
ならではの自由な交流がプレイヤー・メンター間で行われ、疲れも吹き飛ぶかのよう
な大笑いがあちこちから聞こえてきた。プレイヤーたちにメンタリングの話を聴くと、
「ボコボコにされました!」「もっと色んな人と喋りたいです!」と、多くのプレイ
ヤーがこの時点ではまだまだプランについて前向きな捉え方をしているようだった。
一方で「自分のプランは社会起業に向いていないのかもしれない…」と感じている
プレイヤーもいたようだ。2日目にはプレイヤーたちの心境はどう変化しているの
だろうか。

夕食を食べ終えた人から随時入浴。風呂場で談話を楽しみ、疲れを癒すプレイヤー
たち。しかし1日目のプログラムはまだ終わっていない。入浴後、本格的な個別メン
タリングの開始だ。

21:00 <個別メンタリング>
先ほどまでのにぎやかな空気も一転し、張り詰めた空気へ。プレイヤーたちの表情も
再び真剣に。今回は宿泊棟内の5つの談話室にプレイヤーが入り、メンターが自由に
移動し、メンタリングをするという形式だった。2〜5階を移動しなければならない
ため、お風呂上りにも関わらず汗が、さらにメンターによる質問で冷や汗が…。

このメンタリングの主な目的は、2日目のメンタリングをスムーズに行うため。メン
ターはプランにかける思いやコンペに出場した経緯、チームメンバーの構成など、プ
レイヤーからさまざまな話を聞き出していた。一部屋に一人メンターが配置されたが、
多くのプレイヤーはメンターがいない間に、プレイヤー同士でのメンタリングを行っ
ていた。この時点ですでに、プレイヤー同士でのコミュニケーションがとれ、交友関
係ができあがっていた。



開始時は議論を繰り広げていたが、メンタリングを受けた後、いつの間にか沈黙状態
へと変わるチーム。どうしたのかと尋ねると、「本当にやりたいことが分からないん
です」と言う。この研修には事前にプランを練ってきたはずだが、メンターの質問に
よりそのプランは揺らいでしまう。本心では、本気ではないからだろうか。多くのプ
レイヤーたちが頭を抱えだした。

このメンタリングは約2時間に渡ったが、ほとんどのプレイヤーたちは時間を忘れて
プランに没頭していた。「助けてください」「聴いてください」と発信するプレイヤー
たち。当初予定していた自分のプランがこうも簡単に揺らいでしまう。「まさかこん
なことになるなんて…」多くのプレイヤーがそう感じただろう。

消灯時間の23時になり、それぞれの悩みや問題は部屋に持ち帰ることになった。
1日目を終えて、プレイヤーたちの心境と表情は変化しはじめていた。

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