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edge2009集合研修報告レポート:1日目 [2008年11月14日(Fri)]
「おはようございます!」
「こんにちは」
元気の良い挨拶からは自信が、
不安げな挨拶からは緊張感が伝わってくる。
午後1時、
edgeプレイヤーは次々に受付をすませ、会場へと入っていった。


今回は11/1-3に積水ハウス株式会社西神研修センターで行われた『社会起業家をめざす若者のためのビジネスプランコンペedge2009』集合研修の模様を報告いたします。

合宿の大まかなスケジュールは、
初日と2日目に、プレイヤーは講義やメンターからの助言を参考にして第2次審査シートを完成させます。そして3日目の朝にシートを提出。
その日の午前中に第2次審査が行われ、午後に結果発表。
合宿のフィナーレは参加者全員で合宿をふりかえる、という流れでした。

3日間のスケジュールはこちら

それでは1日目から順に、合宿の詳細を報告します。


13:00 <実行委員長あいさつ・オリエンテーション>
集合研修のオープニングはedgeコンペ河内実行委員長の挨拶からスタート!
河内もかつてはedgeコンペのプレイヤーでした。
edgeを通じてメンターや他プレイヤーとのたくさんの出会いがあったようです。
その強いつながりが、現在の事業を進めるにおいて大きな財産になっているとのこと。
これがedgeの狙いの一つです。
edgeコンペは社会起業家コミュニティーをつくるもの。
ただプランを競い合うコンペではありません。
その想いはプレイヤーにも十分伝わったようで、オープニングにも関わらず真剣な顔つきでメモをとっていました。

代表挨拶が終わると、次は各プレイヤーの自己紹介。
ところで、「エレベーターピッチ」という言葉をご存知でしょうか?
言葉の意味は、短い時間で自分の想いを簡潔に伝えることですが、
もともとはある起業家がエレベーターで出会った投資家に自分の商品を売り込もうとしたことが語源となっているようです。
起業家は瞬時に自分の想いや事業を相手に伝える能力が必要なのですね。
ということで…
プレイヤーのみなさんにもエレベーターピッチになぞらえ、短い時間で自己紹介をしてもらいました!
50〜100文字以内でプランの内容・目的をシートに記入し、2,3分で発表するというこのワーク。
急な要求にプレイヤーはさぞかし困惑しているだろうと少し心配でしたが、驚いたことにどのプレイヤーも素早くきっちりと自分の想いをまとめることができていました。
また発表も堂々としていて、コンペに対する強い意気込みが感じられます。




14:00 <基調講演「社会起業家がつくる新たな社会」 田村>
次のプログラムはedge代表理事・田村の基調講演、『社会起業家がつくる新たな社会』。
内容は、そもそも社会起業家とは何か、ビジネスプランとは何かについて。
またコンペや集合研修の意図についてもお話がありました。

「一人では社会は変わらない、
束になってかからないと社会は変えられない、
それならば束になって社会を変えよう!これがedgeのはじまり」
「起業家であるということは、寄付など一時的な手法ではなく事業的な手法で課題を解決するということ」
「周りから見てもらわないと自分の姿は分からない。メンターはプレイヤーを周りから見るお手伝いをしている。新しい自分の発見を!」

田村のお話は、社会起業家を目指す上で、また今回の集合研修に参加する上でまず確認しておくべき大切なことばかり。
プレイヤーたちは田村の言葉を一言一句漏らさないよう一生懸命にメモを取っていました。
ちなみに、
この講演の中で、少しおもしろい場面がありました。
「社会起業家とは何か?」と田村がプレイヤーに質問します。
答えられないで黙っているプレイヤー、
そんなプレイヤーを見て田村は「ここで手を挙げて答えられないと起業家になれないぞ」とハッパをかけます。
するとその言葉にすぐさま反応して、パッと手を挙げるプレイヤーがいました。
あまりに素直なリアクションに思わす微笑ましくなってしまいますが、
これは「社会起業家になる!」という強い気持ちの表れですよね。
気合十分なプレイヤーの姿は見ていてとても気持ちが良いです。


14:30 <メンター、スタッフ紹介>
メンターや事務局スタッフの自己紹介タイム。
edge理事の古野が先導し、各メンターの普段の仕事について簡単に自己紹介していきました。
さらに一人ひとりの紹介に対して、古野が鋭いツッコミや補足を入れていきます。
たとえば、河内には「職場はいつも大きな笑い声が聞こえてくるし、代表が率先して掃除をしている。これは成長する会社の条件」と格言的なコメントをしたかと思うと、メンターの一人である能島には、「最近気づいたけど、のじーは社員に好かれてるな!」と会場を沸かすツッコミもありました。
プレイヤーにとって実際にビジネスをしている人の自己紹介はとても参考になったのではないでしょうか。
自分を売り込むためにどのポイントを相手に伝えれば良いか、それもシンプルかつ明確に。
メンターの自己紹介や古野さんのツッコミを聞きながら、プレイヤーは自分の自己紹介と照らし合わせて、自分自身を見つめ直しているようでした。




15:30 <チーム別演習>
ここからは課題設定部門と自由テーマ部門に分かれます。
まずは、課題設定部門について。
課題設定部門とは、積水ハウス株式会社、学校法人山口学園、大阪信用金庫、近畿労働金庫の4つの企業・団体から提示されたテーマをもとにビジネスプランを考える部門です。
この時間では、企業から求められている課題と自身のビジネスプランがマッチしているのかを確認します。
そしてこの場に、各企業・団体のご担当者にお越し頂きました。
・積水ハウス株式会社コーポレート・コミュニケーション部CSR室室長 楠様
・大阪信用金庫総合研究センター調査役 内野様
・近畿労働金庫総合企画部上席専門役 宮内様、大東様
・学校法人山口学園ECC社会貢献センター代表 東口様
ここでの打ち合わせは、プランの出来を左右する重要なものです。プレイヤーは必死にメモを取って担当者の話を聞いていました。
なかなか自身のプランと求められている課題をマッチさせるのが難しいようで、そこに大きな隔たりがあると気付き、一から新しいプランを考え直す人も出てきました。
「マズイ...」
プレイヤーの顔に戸惑いが見られ始めたのはこの辺りからです。
そして戸惑いはじきに焦りへと変わり...それはまた後ほど。




一方、自由テーマ部門では、メンターの3人(田村・赤澤・岡村)が、社会起業家として大切なこと、ビジネスプランを立てる上で重要なことを語っていました。
社会起業家にとって大事なこと、それは仲間探し。
「一人で何でもできてしまう人は要注意、一人だといずれ頭打ちとなる」と岡村。
「お金は借りれば何とかなるが、人は借りることができないのでお金と違って何とかならない」と田村。
「自分でないとできない仕事をいかに減らすか」と赤澤。
実際、仲間探しに苦労しているのか、3人の話を聞きながら複雑な表情を浮かべて相槌を打つプレイヤーがたくさんいました。
ビジネスプランの立て方に関しては3人とも共通していて、
「対象を絞り、分かりやすいプランを!」と訴えていました。
この対象を絞るということに、多くのプレイヤーが頭を抱えて悩むことになるのですが、
それも後ほど...


16:30 <講義と演習「事業計画の立て方」 古野>
古野による事業計画の立て方について講義がありました。
そしてこの講義中に『事業プランニングシート』が配布され、このシートに書かれた項目を埋めていくのが今日の目標です。
そして特に中心となって考える項目は、
「取り組みたいテーマとは『なに』を『どのような状態』にすることなのか」。
この項目を考えることは、つまりビジネスの目的をはっきりさせるということ。
なぜその事業に取り組むのか?
どこのどんな人達を、どのようにすればその事業は成功といえるのか?
このように目的をはっきりさせることで、自分が本当にやりたいこと、本当に助けたい人は誰なのかが分かります。
また周囲もその事業が何なのか理解でき、協力や参加もしやすくなります。

いま社会起業をお考えのみなさん、
上記の項目の答えを、みなさんもいっしょに考えてみてください。
どうです?分かりやすくはっきりとした答えが用意できましたか?
この項目の答えが事業を支える柱となります。
根本的なものだからこそ、じっくりと時間をかけて考えないといけません。


17:30 <宿泊部屋チェックイン>
ここで大阪信用金庫の内野様、近畿労働金庫の宮内様と大東様がご退席です。
お忙しい中、時間を割いて打ち合わせにご参加いただき、ありがとうございました。


18:00 <夕食>
宿泊部屋にチェックインを済ませ、待望の夕食タイム!
みな初日の緊張感から解放され、プレイヤー間の交流を楽しんでいました。
「どのようなことがしたいの?」「現在どのような活動をしているの?」
「芸能人でいうと誰に似ている?」
などなど、いろいろな話題で談笑していました。


19:00 <チーム別演習>
お腹いっぱい、気分もリフレッシュできたところで、初日最後のワークに取りかかります。
チームごとに『事業プランニングシート』の各項目を埋めていきました。
プレイヤーはこの時間からメンターとメンタリングができます。

メンターってなに?メンタリングって?
と思われた方、
メンターは深い知識や豊富な経験、幅広い人脈などを活かし、プレイヤーがビジネスプランをより洗練させていけるようお手伝する人のことです。
メンターによってメンタリングの仕方は違うのですが、専門的な指導や助言をするだけではなく、カウンセリングのようにその人自身が抱えている問題を浮き彫りにして、その問題と向き合えるよう導いてくれます。
ビジネスだけでなく精神的なサポートもしてくれる、そんな信頼のおける相談相手がメンターといえます。
また上述した通り、まさにメンタリングは十人十色、メンターの数だけメンタリングの種類があります。メンターが指導者、助言者、顧問など様々な立場の人間に喩えられる所以はこのためかもしれません。

今回の集合研修でも、
プレイヤーの話をじっくりと聞いて一緒にプランを整理していくメンター、
自分の経験を語ることでプレイヤーに手掛かりを示すメンター、
そもそもプレイヤー自身何者なのかを問いただすメンター、といったようにタイプの違うメンターによって多種多様なメンタリングが行われていました。




さて、実際にメンタリングを受けていたプレイヤーはどんな様子だったのでしょうか?
課題の対象が広すぎると指摘され、何をどう絞ればいいのか困惑している人、
企業の設定した課題と自分のプランがかけ離れていることを指摘され、プランの変更を何度も繰り返し、とうとう迷路から抜け出せなくなってしまった人、
自分がなぜその事業に取り組むのかを質問されていくうちに、
「なんで社会起業家になろうとしているんだろう?というか自分は誰ですか?」と自問自答している人など、メンタリングを受けてプランと共に自分自身を見つめ直している様子でした。


21:00 <交流会>
メンタリングによって自分の抱える問題点に気付き、
何度もなんども『事業プランニングシート』を書き直しているプレイヤーの顔に疲労の色が見え始めたころ、本日のプログラムが終了する。
遅くまでプレイヤーと打ち合わせをする機会を設けてくださった積水ハウスの楠様、
本当にありがとうございました。

初日のラストは、場所を移して交流会!
疲れも笑いで吹き飛んでしまうくらい大盛り上がりでした!
熱い想いを持ったひと同士が語り合うと、話は尽きることがありません。
結局予定より1時間も延長することになりました。


23:00 <就寝時間>
交流会が終わったあとすぐにチームのメンバーと打ち合わせを始めるプレイヤー。
夜遅くまで話し合いを続けていたチームもありました。
果たしてプランはまとまるのだろうか、
そんな不安を2日目に持ち越して、プレイヤーのみなさんは眠りについていきました。

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