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7/29開催!第2回Edgeカフェ [2011年08月04日(Thu)]

7/29開催!第2回Edgeカフェ

梅田駅・北ヤード ナレッジキャピタル開発に関わるステークホルダーの方々と社会起業家、edge関係者との意見交換の場として設けられた「edgeカフェ」。今年5月からセミクローズドで開催されています。

第2回は、NPO法人しゃらく(神戸市)代表の小倉譲さんをお招きし、活発な意見交換を行われました。
小倉さんは、「ゆとりあるライフスタイルを提案し、心のバリアフリーを推進する」という理念のもと、介護・付き添い旅行会社をNPO法人という形態で運営されています。

下記に当日小倉さんが話された内容(要約)をみなさんに紹介します。

NPO法人しゃらくの事業概要はこれから
http://www.123kobe.com/



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●起業まで
病気(頭のがん)で入院生活の繰り返しの少年時代。「やんちゃくれ」がぴったりの中高校生時代。高校中退をして複雑な思いを抱えて中国・上海へ。

上海でビジネスに挑戦して失敗。南部の昆明の少数民族の村での時給自足に近い生活体験を通して、「自分のしたいことを本当にしたい」と思うようになった。大学入試の資金と中国での起業で抱えた借金を返すために3年間アルバイトをした。APU(立命館アジア太平洋大学)に一芸入試で入学。留学生が多いので会社を興した、収益も上がった。

卒業後は、アパレル(従業員300人以下)の会社に就職。売上はナンバーワンになったが、数字でしか判断されなかったこと「数字の小倉」への嫌悪感があり、会社を辞めて、大学の同級生3名と一緒にしゃらくを立ち上げた。立ち上げのきっかけは、殆ど歩けない祖父が、登れるはずのない神社の階段を一段一段、時間をかけて登ったという衝撃的な出来事。

しゃらくの3年間。給料3万円が2年間続いた。4人で6畳1間での生活で、300万円でスタートし半年で10万円に減った時期もあった将来性への悲観から解散危機にに陥ったこともあったそれでも、4人で2年間で1400万円を貯め、起業にこぎつけた。初年度の売り上げ:たったの300万。いろいろと考えて、問題は
ニーズではなくウォンツであることに気付いた。旅行に行きたいというウオンツはあるが、不安が上回。ニーズに変えていかなければいけない。ウォンツの現状をどう打破することかが課題であることに気付いた。そこで、そうした不安を丁寧に掬い取ることを行った。現在は、おおよそ旅の受け入れ準備に1か月を要する。個々が抱いている不安をちゃんと救い上げること。心のバリアフリーを推進すること。

現在は、リピーター率が80%。お客さんのお葬式に呼んでくれることもあるが、これは何よりも名誉である。人生の最期を一緒にすること。しゃらくはターミナルケアの領域である。


●しゃらくのこだわり
行政の補助金、委託金ではなく、受益者負担でのビジネスモデルの構築に、こだわっている。

この仕事でめざすのは「仕組み」を作り、「波及効果」を生みだすこと。FC(フランチャイズ)やJV(ジョイントベンチャー)ではなく、地元での団体、「NPO」にのれん分けをしていくこと。

後段のビジネスパーソンとの意見交換では、自身の介護体験が多く語られました。また、「話を聞いていて、途中までなぜソーシャルなのか?社会起業なのか?が分からなかった。対象がマイノリティであるということだろうか」という意見、「なぜNPOという形態を選択したのか」という質問がありました。総じて、ソーシャルビジネスやNPOという枠組み、梅田・北ヤードの「ナレッジキャピタル構想」に関して、高い関心をお持ちのようでした。

第一線で活躍する社会起業家とビジネスセクターのキーパーソンとの意見交換会、これからも続きます。
(文責:edge事務局 鈴木暁子)