【10月4日】
道場生が集合し、1泊2日の合宿のスタートです。
まずは赤澤事務局長より、今回の合同研修の趣旨説明がありました。
道場やファンドが対象とする創業期の社会起業家にとって、同じ志を持つ仲間との
出会いがあり、共に学びあえる場、それが合同研修です。そこで、お互いの組織や
事業の理想や課題を共有し、ともに鍛錬と研鑽の場を共有することができる。そして、
その中から社会の課題解決に向けての動きが大きくなってほしい、というのがedge
道場のめざすところです。
合同研修の期間には、edge理事や外部アドバイザーからの質問やアドバイスを受けて、
プランのブラッシュアップを図ることはもちろんですが、同時に参加者間で刺激し合い
学びあえる貴重な機会でもあります。
最後に、「この2日間を無駄にしないように、時間を大切に」と、参加者に伝えられ
ました。
そして、プレイヤー、理事、スタッフの自己紹介を行いました。
これまでedgeコンペ・道場に参加してきたなじみのある顔がいる中、edgeとの接点は
初めてというプレイヤーも。まだ少し表情に硬さが伺えます。
<事業プレゼンテーション>
自己紹介の後は、早速プレゼンテーションです。
発表15分、edge理事との質疑応答15分。明日に向けて事業計画をブラッシュアップ
するために、ビジネスプランの現状や課題を発表します。
ファンドの発表者については、9月22日の第2次審査のときに、審査委員から講評が
あり、それぞれの課題を与えられていました。それが今日のプレゼンテーションにど
のように反映されているのか気になるところです。
プレゼンテーションでは、プランの概要、今後の事業計画、それによって社会をど
のように変えていきたいのかという思いを伝えました。
プレゼンテーションが終わると、edge理事からの質疑応答です。「顧客は?」、
「既存サービスとの違いは?」など、理事たちから挙がるたくさんの質問。それに対
して答えるプレイヤーに、さらなるつっこみを行う。プレイヤーのプランに対して、
理事もさまざまな視点から課題を探っているように見えます。
<個別メンタリング>
6組のプレゼンテーション終了後、一旦休憩。プレイヤーは宿泊部屋へチェックイン
します。
休憩時間を使って、edge理事はサポート内容と担当メンターを決めるミーティングを
実施。
プレイヤーたちが休憩後、「健康道場」へ戻ったときには、各チームの担当メンターが
決まっていました。
ファンドの起業支援対象者であるプレイヤーには、この合宿は大きな関門です。
それは、9月22日の第2次審査の場で、選定評価委員会から、合宿の宿題が出されて
いたからです。
その宿題とは…
「このままのプランでは、申請金額を決定することはできません。10月の合同研修で
申請書をしっかり書き直してからです」
つまり、合宿2日目にプラン内容や収支予算を書き直した申請書を提出することが、
今回の合宿の必達のゴール。今からのメンタリングは、現状のプランの課題を明確し、
合宿のゴールに向けブラッシュアップを図るためのものです。
早速、テーブルに別れ、担当メンターとの個別メンタリング。じっくりと目の前の
メンターと向き合いながら、時間を掛けて話し合っていきます。言葉をノートに書き
とめたり、質問に答えたりする表情は、みな真剣そのもの。ビジネスプランの方向性、
収支計画の様々な問題点を洗い出し、それぞれの課題が絞り込まれてきたようです。
<夕食>
メンタリングが終わったころには、もう外は真っ暗、秋の虫の声が鳴り響きます。
夕食の時間だというのに、なかなかメンタリングは終わりそうにありません。
自然とプランの話題が飛び交う夕食での席。個別メンタリングで自分の課題が見え
たからか、表情がすっきりしたように見える人もいました。
<個別作業>
夕食後は、メンタリングで明確になった課題や、メンターから課された宿題にチー
ム別に取り組む時間です。個別に作業に取り掛かるところや、仲間とメンタリングの
メモを見ながら話し合うところなど、状況はそれぞれ違います。また、メンターが
作業経過を見に行き、必要であれば質問やアドバイスをしたり、時にはメンタリング
が再開することも。
個別作業が一旦落ち着いたところで、自らのプランの現状を発表してもらいました。
「来た時より商品を明確にできました!」「コンテンツモデルづくりが課題です」など。
今日一日の成果があったようです。
<懇親会>
夜も更け、「健康道場」は懇親会場へと早変わり。飲み会の席では、参加者も理事
たちも自由に交流し、あちこちで会話が弾んでいました。でも、よく聞いてみると
話しているのはどこもプランのこと。まだまだ話は尽きません。
そして、事情により、退出する田村代表理事からプレイヤーに一言。「世の中を変
えるスピードをもっと上げていってください。やりたくてもやれない人もいる。君た
ちはやれるんやから。もう一回エンジン掛けてガンガンいってください。」と。
プレイヤーはどのようにその言葉を受けとめたのでしょうか。
懇親会の解散後は、ある一室をプレイヤーに開放。メンタリングを受けたい人は
歓迎ということです。すぐに来客はあらわれました。揺らいだプランを今日中に何と
かしたいという不安な顔色に、「いらっしゃ〜い」「どうした?」と理事は迎えます。
その後、深夜まで続きました。
【10月5日:2日目】
朝日の気持ちのいい2日日は、申請書の提出期限。ほとんどのプレイヤーが、昨晩
夜遅くまで作業をしていた様子。朝食を済ませると、「健康道場」へ。
朝食後、彼らは作業に取り掛かります。それを見守る理事たち。緊張感と同時に吹っ
切れたような感じが入り交じり、何か独特の雰囲気に包まれていました。そう、
「あとはやるだけ」なのです。
理事は、時折、「収支予定のチェックお願いします」とプレイヤーから声を掛けられ、
確認しにいく程度。今か今かと申請書が完成するのを待つばかりです。
提出期限の12時半。ギリギリまで、誰もが作業をして、期限に間に合わないのでは
と思いましたが、結果、全員申請書を無事出し終えました。
12時半に駅に向かう送迎バスが出発するため、あわただしく帰っていってしまい
ましたが、プレイヤーの「ありがとうございました!」「お疲れ様でした!」とハツ
ラツとした笑顔が印象的でした。
この2日間でブラッシュアップされたプラン。彼らが提供するサービス・商品が、
実際に世の中に飛び出していくのは、もう間もなくです。
合同研修は、次回12月。その頃には、各自の事業がどのように、どこまで進んでいる
のか、とっても楽しみです。また、随時レポートしていきます!
レポート:野田朋香(edge事務局)