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農山村から『未来』を学ぶ

これからの未来に必要な智恵は、今、消えようとしている農山村コミュニティにあります。それをどうやって伝えよう?
中山間地域集落の維持再生を支援する『NPOひろしまね』スタッフの森えりかのブログです。


南国に吹く、あたたかく、強く、やさしい風B [2008年01月28日(Mon)]

  

2日目夜、NPO土佐の森・救援隊のみなさんと交流会

バイオマスの普及と、山を甦らせる小規模林業の再生
という先駆的な挑戦は、一見とても困難に思えるが、
闘う人たちの語り口はじつに軽やかで表情も明るい。
『理想の未来を創る』ことの楽しさと自信が伝わってきます。




今回の視察の現地コーディネートをしてくださった
「土佐の森・救援隊」事務局長の中嶋健造さん。
「救援隊」以外にも、焼畑、棚田保全、グリーンツーリズム、
スローフードetc.…数々の活動をされています。

しかもその気負いを微塵も感じさせない、
ユーモアとやさしさあふれる、しなやかな方でした。
きっとそんな中嶋さんを慕って活動に参加されている方も
多いのではないかと思います。

私もこんな人になりたい...


【3日目】

 午前  日本テレビ『遠くへ行きたい』番組ロケに参加。
      元ラグビー日本代表の大八木敦史さんがいの町を訪問。
      棚田で収穫された幻のもち米『アラキモチ』を食べる、という内容。

      番組撮影後「NPO土佐の森・救援隊」に合流、間伐体験!

      地域通貨『モリ券』をいただき、高知市内の特産品店
      『こうち暮らしの楽校』でおみやげ購入。
      
 12:00 高知出発 
      瀬戸大橋経由島根へ

 18:30 中山間センター着



最終日は間伐体験です。
(右端はチェーンソーの使い方を実演する中嶋さん)

チェーンソーは正しく使えば安全で怖くないこと、
立木の伐到も、手順をきちんと守れば初心者でも出来ること、
などを、分かりやすく丁寧に教えてくれます。

 こんな講習を受けられるのであれば、私も間伐作業を
手伝いたい!山を甦らせるために働きたい!と思います。

 「救援隊」はこうして、都市住民や素人でも関心のある人が
気軽に林業や森林の再生にかかわれるチャンスを提供しています。
同じようなことが島根でも出来たらいいな、と思いました。


ちなみに、中山間センターの笠松さんは、
「今年は島根の山も焼きます!」と宣言しました。

高知と島根の新しいコラボレーションが生まれそうな気配です。
里山再生PJ、いよいよおもしろくなってきました!!




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コメント


高知より帰ってきてから、以前にも増して山や森の様子が気になります。
高知と比べるとこちらの山には明らかに広葉樹と竹が多い、
しかしそれらも多くが放置され荒れています。
きちんと手入れをしていた頃には山菜も今よりずっと多く採れたとか。
なんとかできないものか…地道に考えてみたいと思います。

やわらかな南国の日差しが恋しい〜太陽
またお会いしましょう!
もり

Posted by:森えりか  at 2008年02月02日(Sat) 00:11
皆チェーンソーのセンスは抜群でした。森さんもさすがです。
是非同じような組織立ち上げてください。指導に行きまっせ!

皆さんが帰った後、こちらの仲間内で島根の方々の「中山間地でコミュニティビジネス化するんだ」という覚悟はすごかったなと話題になりました。多少のやり方は違うにしろ、ベクトルは同じです。今後とも刺激しあえる交流させていただければ幸いです。今後ともよろしくね。
Posted by:nakaji  at 2008年01月31日(Thu) 17:15