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農山村から『未来』を学ぶ

これからの未来に必要な智恵は、今、消えようとしている農山村コミュニティにあります。それをどうやって伝えよう?
中山間地域集落の維持再生を支援する『NPOひろしまね』スタッフの森えりかのブログです。


財産となる時間 [2008年01月17日(Thu)]

石見銀山大森町 阿部家のお正月のしつらえ



12〜13日は、石見銀山へ行きました。
昨年末から大田市大森町の「石見銀山生活文化研究所」で開講されている『田舎だから出来るものづくり塾』(主催:中小企業基盤整備機構)に参加するためです。

「石見銀山生活文化研究所」は『群言堂』というブランドを全国に展開するアパレルメーカー。
小さな山間の村での丁寧な暮らしの美しさ、豊かさ、地域に生きる哲学・・・未来に活きる創造力溢れるヒントを発信し続けている、あこがれの会社です。
株式会社 石見銀山生活文化研究所
http://www.gungendo.co.jp/


講座は4回連続で、研究所所長の松場登美さんから、"田舎だから出来る"ものづくりの極意を教わります。



第2回講座の今回のゲストは『世間遺産放浪記』の著者で
写真家の藤田洋三さん。(左から2人目)
登美さんが暮らす『阿部家』は県の重文指定で築230年の
代官所役人遺宅です。
写真は、土蔵と棟続きに増築された書斎で講師を囲んで談話中。
右端が登美さん。





二日目午後の講師は、大田市世界遺産センターの技師
(学芸員的役職)の中田さん。銀鉱山遺跡をガイドしてもらったあと、
会場の土蔵に戻って、登美さんも加わり、
石見銀山の価値と課題に付いて議論。
大森はいま「世界遺産正念場」なのであります。





毎回恒例の、素朴で贅沢な夕食&懇親会。
講師、受講者、研究所社員も加わって、
滋味深い手料理・地酒に舌鼓。

研究所に集う人々はみな心優しく、強い信念を持ちながら
かつ、しなやかで力強い、味わい深い人間味に溢れる方々ばかり。
おいしい食事にたのしいお話、パワーを与えてくれる人との出会い・・・
そのすべてが心の隅々に染み渡り、自分が変わっていく瞬間を
感じられる、至福の時間です。




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