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バイオマス活用体験ワークショップ(新宿→伊那 )[2009年01月20日(Tue)]
1月17日(土)、18(日)の1泊2日で、長野県伊那市にて、
バイオマス(間伐材)活用体験ワークショップ
を行いました。

昨年、新宿区(東京)と伊那市(長野県)で「地球環境保全協定」を結びました。
今回のワークショップは、伊那市の間伐材をペレットとして、
どのように活用できるかを体験を通して考えていくというものでした。

また、資源だけでなく、人も交流も重要となってくるため、
今回は、新宿出発の都市部の参加者だけでなく、
伊那市周辺の方々へも声をかけ、ご参加いただきました。

バスにて、新宿を出発して、まずは「バイオマスとは」という
紹介ビデオで簡単にお勉強。
今回のペレットだけでなく、色々なバイオマスの紹介と
その事例について学びました。

伊那市へ到着後は、上伊那森林組合で、伊那市参加者と合流し、
自己紹介。ご家族でいらした方もシニアの方も、若者も、幅広い年齢層の
参加者が集まりました。

お腹も空いたところで、お待ちかねのペレットを利用したバーベキュー
ペレットグリルヒーターとペレットスモーク装置で、釜炊きご飯を片手に
焼きたてのお肉、お野菜を堪能しました。

写真は、ペレットグリルヒーター「きりん君」。
家族で楽しむのに、ちょうどいい大きさです。
右の小さな煙突部分にペレットを入れるだけで
火の調節は特にいらないので、焼き作業に集中できます。

バーベキューのあとは工場の見学とペレットストーブの紹介。
ペレットができるまでの工場の工程
1)オガ粉製造 オガ粉製造機で、丸太(間伐材)から粉砕品を造る
2)乾燥 粉砕原料は30〜40%の水分を持っているので、乾燥機で乾燥させる。熱源は自らのペレットを燃やす。
3)成形 成型機で乾燥した粉砕原料を成形し、ペレットにする。
4)冷却 できたばかりのペレットを冷却機で冷却し、粒度をそろえる。
5)包装 均一のペレットは、製品自動包装機にて袋詰め、フレコン詰めされ、屋外製品出荷施設から出荷する。

気になるお値段は、450円/10kg。
ペレットの利点は、
・固形化するときに糊などは使わず、木材成分「ソムニダ」を使用した自然のものであること。
・木の場合は材木の種類により熱量が異なるが、ペレットにすると、どの材木でも熱量はほとんど変わらないこと。
・ペレットは、ほとんど煙が出ないこと。また、灰もとても少ないこと(ペレット10kg→灰35g(0.35%))。


続いて、伊那市ふれあい交流センター笠原を訪れました。
「平成15年度 木造公共施設整備事業」を活用して
建てられ、住民によって、管理・運営(ここがポイント!)されています。
立派な梁、天窓もあるので、木造建築の魅力がたっぷりの建物でした。
住民たちが自分たちの意思でお金を出しあい、運営しているので、
スペースの利用率が高く、住民の交流の場として重宝されていました。


1日目最後は、みはらしいちご園
ペレットボイラーを利用したいちごハウスです。
いちご狩りでたっぷりいちごを頬ばったあと、
ボイラーについて説明していただきました。

もともとは、石油のみのボイラーを使用していましたが、
環境負荷や地元の資源の利用を考えて、
一部をペレットボイラーに切り替えたのだそう。

ペレットボイラーの特徴は、夜から朝までの着火が
1回のみであること。石油の場合は、何度か着火を行って(自動)
温度調節がされるので、それに比べてとても効率がいいと
おっしゃっていました。
また、ペレットボイラーから出てくる風は、暖かくはないのに
なぜかハウスの中は暖まる。これは、イチゴにとっても
自然でやさしい、暖かさなのではとお話してくださいました。

燃料のコストのみを考えると多少高くなるそうですが、
これからは、この農家さんのように見えない環境負荷のコストも
把握して、エネルギー資源を選択していかなければなりませんね。

見学の後は、温泉、そして、交流会。
みなさん、楽しみながらゆっくり過ごされたようです。

2日目は、間伐材の利用を考えるワークショップ
まずは、森のエネルギー研究所の大場さんと
和歌山県那智勝浦町で百姓養成塾をしている原さんより
農山漁村の資源について、都市と農山村の交流について
お話を伺いました。

その後は、みなで思い思いの活用方法を出しあい、
発表して情報を共有していきました。
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