サステイナブルトラベル会議inハワイ2
ハワイ州立大学マウイコミュニティーカレッジのサステイナブルリビングインスティトゥートの主催において4月24日に講演をしてきました。カレッジ内の講堂においてエコロッジ協会の認定制度や加盟施設に関してのプレゼンテーションを行いました。マノア校からご一緒させて頂いているスタンフォード大学のダーハム教授も来られています。

講演タイトルは「日本におけるサステイナブルツーリズムモデル」
講演内容は;
1)エコロッジ協会の活動内容
2)認定制度とチェックリスト
3)エコツーリズム推進法
4)エコツーリズム産業の展望と挑戦
5)知床と西表での取組み
1)エコロッジ協会の活動内容
協会の活動は普及啓蒙、認定制度導入、そして環境保護活動に繋げるエコツーリズムのあり方など概要をお話しました。
2)認定制度とチェックリスト
エコロッジを認定しているオーストラリアやコスタリカのケースを紹介しながら日本におけるチェックリストやオンラインで達成率を表示するサイトを紹介。また加盟施設の6つのカテゴリにおける達成率をグラフ化し、登録だけでなく認定施設にすることの意義についての話です。
3)エコツーリズム推進法
2008年4月に施行された法律の内容を簡単に説明。日本が制度化して取り組む前向きな姿勢を評価しつつ、各自治体での認識の低さを指摘。世界でも例がない法律には展望と課題があります。
4)エコツーリズム産業の展望と挑戦
隙間産業と言われているエコツーリズム産業は世界的に飛躍的に成長しています。わが国においてもその成長は日々目にしますが、エコという名で集客する「なんちゃってエコツアー」や「エコ宿」等の問題を指摘。現場の声を反映した国レベルでの認定制度の導入が望まれます。
5)知床と西表での取組み
マノアに比べて国立公園での観光利用に関心が高いとの事前情報を得ていたので、以前エコロッジ講座を開設した知床と気候と地形が比較的似ている西表での事例を発表しました。知床は自然世界遺産としての国際的な役割を果たす中、西表は最新の国立公園として国内でも注目を浴びています。地域住民と環境保全等をいかに活かし、持続可能な観光を導入していくかを課題にお話しました。

マウイのハレアカラ国立公園はハワイ語で「太陽の家」の意味を持つ標高約3000mの世界最大の休火山として知られており、旅行者数も多い。川沿いのトレイルを上り続けて滝までの道のりを楽しむのだが、木道は竹林の一部しか整備されておらず、ビーチ帰りのサンダル登山客が後を絶たない。また、国立公園に限らず自然が多く残るマウイでは、別荘族と地域住民との金銭的及び思想における格差が拡大し、問題は山積している。持続可能な観光とは?を地域住民レベルで考える良い機会になったと思います。
また、地元紙のマウイウィークリーに掲載されました。英語のみですが、参照リンクはこちら(ま
)


【関連リンク】
・サステイナブルマウイ(http://www.sustainablemaui.org/)
・ハワイ州観光局マウイ(http://www.gohawaii.jp/travelplan/plan_maui.html)

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講演タイトルは「日本におけるサステイナブルツーリズムモデル」
講演内容は;
1)エコロッジ協会の活動内容
2)認定制度とチェックリスト
3)エコツーリズム推進法
4)エコツーリズム産業の展望と挑戦
5)知床と西表での取組み
1)エコロッジ協会の活動内容
協会の活動は普及啓蒙、認定制度導入、そして環境保護活動に繋げるエコツーリズムのあり方など概要をお話しました。
2)認定制度とチェックリスト
エコロッジを認定しているオーストラリアやコスタリカのケースを紹介しながら日本におけるチェックリストやオンラインで達成率を表示するサイトを紹介。また加盟施設の6つのカテゴリにおける達成率をグラフ化し、登録だけでなく認定施設にすることの意義についての話です。
3)エコツーリズム推進法
2008年4月に施行された法律の内容を簡単に説明。日本が制度化して取り組む前向きな姿勢を評価しつつ、各自治体での認識の低さを指摘。世界でも例がない法律には展望と課題があります。
4)エコツーリズム産業の展望と挑戦
隙間産業と言われているエコツーリズム産業は世界的に飛躍的に成長しています。わが国においてもその成長は日々目にしますが、エコという名で集客する「なんちゃってエコツアー」や「エコ宿」等の問題を指摘。現場の声を反映した国レベルでの認定制度の導入が望まれます。
5)知床と西表での取組み
マノアに比べて国立公園での観光利用に関心が高いとの事前情報を得ていたので、以前エコロッジ講座を開設した知床と気候と地形が比較的似ている西表での事例を発表しました。知床は自然世界遺産としての国際的な役割を果たす中、西表は最新の国立公園として国内でも注目を浴びています。地域住民と環境保全等をいかに活かし、持続可能な観光を導入していくかを課題にお話しました。

熱心なマウイ島の住民が参加
マウイのハレアカラ国立公園はハワイ語で「太陽の家」の意味を持つ標高約3000mの世界最大の休火山として知られており、旅行者数も多い。川沿いのトレイルを上り続けて滝までの道のりを楽しむのだが、木道は竹林の一部しか整備されておらず、ビーチ帰りのサンダル登山客が後を絶たない。また、国立公園に限らず自然が多く残るマウイでは、別荘族と地域住民との金銭的及び思想における格差が拡大し、問題は山積している。持続可能な観光とは?を地域住民レベルで考える良い機会になったと思います。
また、地元紙のマウイウィークリーに掲載されました。英語のみですが、参照リンクはこちら(ま


ハレアカラ国立公園で涼を求める登山客

国立公園内へ水着で入る旅行者ら
【関連リンク】
・サステイナブルマウイ(http://www.sustainablemaui.org/)
・ハワイ州観光局マウイ(http://www.gohawaii.jp/travelplan/plan_maui.html)