グローバルエコツーリズム会議inオスロ
5月14日から16日にかけてノルウェーのオスロにて73ヶ国から約450名が集まるエコツーリズムの国際会議に出席し、発表の機会を頂きました。会場はオスロ市を見渡せるHolmenkollen Park Hotel Rica、スキージャンプ場の名で分かる方もおられると思いますが、北欧建築が美しく、地下鉄駅まで歩ける距離にあります。

2002年国際エコツーリズム年から5年が経過し、国際エコツーリズム協会(TIES)・国連環境プログラム(UNEP)・エコツーリズムノルウェーが共催した大イベントでは全体会の他に4つの分科会が用意されました。
テーマ1):Ecotourism and Local Sustainable Development
テーマ2):Ecotourism and Nature Conservation
テーマ3):Communication, Education and Global Branding for Ecotourism
テーマ4):Critical Issues and Current Trends in Ecotourism
各テーマを持つ分科会は3日間で5つのサブテーマを設けることで、参加者は最も関心のある会議室へと足を運ぶことができました。ただ残念なのは同時進行している関係でどちらかひとつを選択せねばならないということです。
分科会II.4のモデレーターはエコロッジ協会海外顧問でもあり、エコロッジ建築家のヒテッシュ・メータ氏、もう一人の発表者はノルウェーの建築家及びパーマカルチャーデザイナーのフェデリカ・ミラー氏でした。サブテーマはArchitecture & Landscaping in Ecotourism(エコツーリズムにおける建築と造園)、こちらで"The Latest in Innovative Technologies"(「日本が誇る革新的な技術」:邦題)を紹介しました。分科会会場には宿泊運営者・建築家・NGO関係者等による約50名の参加がありました。

発表内容は
1)エコロッジ協会の紹介(日本の加盟施設&海外パートナー施設)
2)ハイドロテクト(TOTO社)
3)発電床(速水氏)
4)電気のいらない自動ドア(コスモテック)
5)燃料電池コージェネ(東京ガス・パナソニック)
6)エネルギーマネージメントシステム(EMS)
7)地熱利用空調(ジオパワー)

日本ではサステイナブル社会に向けて日々研究者やメーカーの努力で新製品が生み出されています。エコツーリズム産業、特にエコロッジ等の環境に配慮した宿泊産業はこのような情報をいつも探しており、今回も日本の新技術は各国の代表者皆々を圧倒したようです。このような新技術を導入することで宿泊施設には以下のようなメリットがあると考えます。
1) 省エネ、長寿命化、保守管理等を通じて必要経費の削減
2) サステイナブル機器導入による環境保護への貢献
3) 客寄せや環境教育に使う新技術の公開
4) 視察等による集客
5) メーカーへの報告書提出等による設置費優遇
まとめ:革新的な技術もそれを活用する産業がなければ育ちません。またそれが環境に配慮した製品であれば、エコツーリズム事業者はそれを優先して選ぶべきだと考えます。自然環境は「後世からの借り物」という言葉がありますが、それを次の世代に残していくのは私たちの使命です。今ある自然は先祖がその取組をしてきた証ではないでしょうか。やみくもな発展や自然破壊は中止し、持続可能な社会を育成するために、このような機会を通じてさらなる啓蒙活動を国内外で行っていきますので応援よろしくお願いします。(ま
)
関連リンク:
・Global Ecotourism Conference 2007
スケジュールやスピーカーの発表内容をダウンロードできます。

オープニングにはノルウェーの女王も同席されました
2002年国際エコツーリズム年から5年が経過し、国際エコツーリズム協会(TIES)・国連環境プログラム(UNEP)・エコツーリズムノルウェーが共催した大イベントでは全体会の他に4つの分科会が用意されました。
テーマ1):Ecotourism and Local Sustainable Development
テーマ2):Ecotourism and Nature Conservation
テーマ3):Communication, Education and Global Branding for Ecotourism
テーマ4):Critical Issues and Current Trends in Ecotourism
各テーマを持つ分科会は3日間で5つのサブテーマを設けることで、参加者は最も関心のある会議室へと足を運ぶことができました。ただ残念なのは同時進行している関係でどちらかひとつを選択せねばならないということです。
分科会II.4のモデレーターはエコロッジ協会海外顧問でもあり、エコロッジ建築家のヒテッシュ・メータ氏、もう一人の発表者はノルウェーの建築家及びパーマカルチャーデザイナーのフェデリカ・ミラー氏でした。サブテーマはArchitecture & Landscaping in Ecotourism(エコツーリズムにおける建築と造園)、こちらで"The Latest in Innovative Technologies"(「日本が誇る革新的な技術」:邦題)を紹介しました。分科会会場には宿泊運営者・建築家・NGO関係者等による約50名の参加がありました。

熱心に聞き入る参加者
発表内容は
1)エコロッジ協会の紹介(日本の加盟施設&海外パートナー施設)
2)ハイドロテクト(TOTO社)
3)発電床(速水氏)
4)電気のいらない自動ドア(コスモテック)
5)燃料電池コージェネ(東京ガス・パナソニック)
6)エネルギーマネージメントシステム(EMS)
7)地熱利用空調(ジオパワー)

着物姿での講演は初めて。。
日本ではサステイナブル社会に向けて日々研究者やメーカーの努力で新製品が生み出されています。エコツーリズム産業、特にエコロッジ等の環境に配慮した宿泊産業はこのような情報をいつも探しており、今回も日本の新技術は各国の代表者皆々を圧倒したようです。このような新技術を導入することで宿泊施設には以下のようなメリットがあると考えます。
1) 省エネ、長寿命化、保守管理等を通じて必要経費の削減
2) サステイナブル機器導入による環境保護への貢献
3) 客寄せや環境教育に使う新技術の公開
4) 視察等による集客
5) メーカーへの報告書提出等による設置費優遇
まとめ:革新的な技術もそれを活用する産業がなければ育ちません。またそれが環境に配慮した製品であれば、エコツーリズム事業者はそれを優先して選ぶべきだと考えます。自然環境は「後世からの借り物」という言葉がありますが、それを次の世代に残していくのは私たちの使命です。今ある自然は先祖がその取組をしてきた証ではないでしょうか。やみくもな発展や自然破壊は中止し、持続可能な社会を育成するために、このような機会を通じてさらなる啓蒙活動を国内外で行っていきますので応援よろしくお願いします。(ま

関連リンク:
・Global Ecotourism Conference 2007
スケジュールやスピーカーの発表内容をダウンロードできます。
世界の動きを知るのはとても刺激的でした。同時に、同じ思いを持った多くの人たちと知り合えることも、とても励みになりました。
開会の際に、基調講演者の1人がエコツーリズムは”パッション”業界(passion industry)だと言っていましたが、まさにその通り!
パッションを持って、日本のエコツーリズムを盛り上げていきましょうね。