2/22(土)開催!「サンゴ礁保全のこれまでとこれから- レスポンシブルツーリズムと⾃発的・持続的地域発展」
[2020年02月14日(Fri)]
沖縄県サンゴ礁保全推進協議会では、設立10周年記念シンポジウムを下記のように開催いたします。
https://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/pdf2020/02.pdf
同時に開催されますサンゴ礁ウィーク2020では、多くのイベント登録が成されています。
https://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/sangoweek2020.html
皆さまのご来場をお待ちしています。
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沖縄県サンゴ礁保全推進協議会設⽴10周年記念シンポジウム
「サンゴ礁保全のこれまでとこれから-
レスポンシブルツーリズムと⾃発的・持続的地域発展」
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日時:2020年2月22日(土)
第1部 10:00-12:00 助成事業報告・表彰式
第2部 13:30-16:30 基調講演・各報告・パネルディスカッション
場所:沖縄県立博物館・美術館
※無料・申込不要・定員100名
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開催趣旨
沖縄県と鹿児島県にまたがる琉球列島は亜熱帯性気候のもとに形成された生物多様性に富んだ自然の宝庫として、その価値が認められている。
列島を形成する各島嶼はそれぞれに特色ある発達を遂げたサンゴ礁で縁取られ、そこに営まれるサンゴ礁生態系もまた陸上の森林とともに高い生物多様性を誇り海の森とも称される。島嶼に暮らす人々は陸上の森と海の森の双方から豊かな恵みを享受してきた。しかしながら、琉球列島のサンゴ礁生態系は人間活動の活溌な海岸域に直結しているがために様々な地域的撹乱に曝されてきもし、近年では地球気候変動に伴う海水温上昇に曝され劣化が加速されている。
このような状況下においても、私たちはその価値を守り、将来に亘ってその恵みを分かち合ってゆくことを希求している。気候変動のようなグローバルな課題に対する行動規範であるSDGsにおいてもサンゴ礁の保全は取り上げられており、国立公園の整備が進み、世界自然遺産登録が実現しようとしている。
これからはサンゴ礁をはじめとした自然資源の価値は新たな段階を迎え、地域経済と密接に関わるものとなるだろう。琉球列島では観光産業が地域経済の大きな柱に据えられ、自然資源はそのブランド力を強く補強しているが、一方でオーバーツーリズムによる新たな資源劣化の危機にもさらされており、地域住民による伝統智による自然資源管理を超えた新たな工夫が求められている。
2008年に設立された本協議会は10年を経て、このような新たな状況にも対応しての活動が求められていよう。令和の節目を迎え、本シンポジウムではサンゴ礁保全に関わる助成事業の関連団体との意見交換を行うと共に関係各機関による展望を共有し、協議会活動の10年を振り返りつつ歩み始めた次の10年の戦略を考える機会としたい。
https://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/pdf2020/02.pdf
同時に開催されますサンゴ礁ウィーク2020では、多くのイベント登録が成されています。
https://coralreefconservation.web.fc2.com/sangoweek/sangoweek2020.html
皆さまのご来場をお待ちしています。
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沖縄県サンゴ礁保全推進協議会設⽴10周年記念シンポジウム
「サンゴ礁保全のこれまでとこれから-
レスポンシブルツーリズムと⾃発的・持続的地域発展」
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日時:2020年2月22日(土)
第1部 10:00-12:00 助成事業報告・表彰式
第2部 13:30-16:30 基調講演・各報告・パネルディスカッション
場所:沖縄県立博物館・美術館
※無料・申込不要・定員100名
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開催趣旨
沖縄県と鹿児島県にまたがる琉球列島は亜熱帯性気候のもとに形成された生物多様性に富んだ自然の宝庫として、その価値が認められている。
列島を形成する各島嶼はそれぞれに特色ある発達を遂げたサンゴ礁で縁取られ、そこに営まれるサンゴ礁生態系もまた陸上の森林とともに高い生物多様性を誇り海の森とも称される。島嶼に暮らす人々は陸上の森と海の森の双方から豊かな恵みを享受してきた。しかしながら、琉球列島のサンゴ礁生態系は人間活動の活溌な海岸域に直結しているがために様々な地域的撹乱に曝されてきもし、近年では地球気候変動に伴う海水温上昇に曝され劣化が加速されている。
このような状況下においても、私たちはその価値を守り、将来に亘ってその恵みを分かち合ってゆくことを希求している。気候変動のようなグローバルな課題に対する行動規範であるSDGsにおいてもサンゴ礁の保全は取り上げられており、国立公園の整備が進み、世界自然遺産登録が実現しようとしている。
これからはサンゴ礁をはじめとした自然資源の価値は新たな段階を迎え、地域経済と密接に関わるものとなるだろう。琉球列島では観光産業が地域経済の大きな柱に据えられ、自然資源はそのブランド力を強く補強しているが、一方でオーバーツーリズムによる新たな資源劣化の危機にもさらされており、地域住民による伝統智による自然資源管理を超えた新たな工夫が求められている。
2008年に設立された本協議会は10年を経て、このような新たな状況にも対応しての活動が求められていよう。令和の節目を迎え、本シンポジウムではサンゴ礁保全に関わる助成事業の関連団体との意見交換を行うと共に関係各機関による展望を共有し、協議会活動の10年を振り返りつつ歩み始めた次の10年の戦略を考える機会としたい。
