廃食油で世界一周! [2010年10月18日(Mon)]
ビリンバウの丸山祐一郎さんから、「てんぷら油を再生したバイオ燃料で世界を走っているスゴイ人がいるから是非会うとイイヨ」と話しを伺っていた山田周生さんとお目にかかりました。
25歳の時にバイクでサハラを単独縦断、そのまま約2年間、世界放浪の旅を続け、これを皮切りに、現在まで地球50周ほどの距離を旅されているバイオディーゼルアドベンチャー&フォトジャーナリスト。 廃食油のみで既に世界一周され、現在は日本一周中です。 COP10目指し祝島から歩いている人たちと名古屋で合流された山田さんと、運よくお目にかかる機会が持てました。 ![]() 「玉虫色の車で、夜はLEDランプが点いて、まるで映画のBack to the Futureみたい!」と伺っていましたが、本当にスゴイ!の一言でした。 愛車のランドクルーザーに自作の廃食油精製装置を積み、天ぷら油等廃食油をバイオディーゼル燃料にして世界一周され、現在日本一周中。 いわばガソリンスタンドを積んで走っているようなものです。行った先々で、廃食油を頂いては地球を走っておられます。 ![]() サハラ砂漠や、アフリカ、アマゾンの密林等、普通ではガソリンスタンドがないので走れないような所でも、自作の燃料があるので、いろいろな所へ行く企画を頼まれるとのことに、なるほど!でした。 ![]() 潟qカリの平井社長さんは、60歳を超えて、A級ライセンスを取られ、長年の夢のレーサーデビューされた方なので、山田さんの話に、目がキラキラ。話が尽きません。 夜、いろいろお話を伺うことができました。 何千キロも砂漠が続き、前後左右すべて砂の中にいても、ある時、自分が風であり、空気であり、砂粒になり、進むべき道筋が1本見えるそうです。あとはその道を進むだけ。 そんな圧倒的な大自然の中で会得されたことは、「受け入れること、感謝すること、赦すこと」とのこと。 すべてが有難いことばかりで、たとえ失敗したり、馬鹿なことをしても、失敗できるのも命があるからだし、失敗できることも有難いこと、神様は失敗できない、人間だからできることといったお話、都会にいてもバイクの乗ると、自然を感じるスイッチが入ること等々素晴らしいお話ばかりでした。 中でも、問題の答えはすぐ近くにあり、難しい問題ほど足元に答えがあるとの言葉に、仏教でも脚下照顧と言い、ヨガでも今、ここに集中することの大切さを言われていることと同じなのだと深く頷くものがありました。 大自然と会話しながら生きておいでの人は、自然そのものになってゆかれるものと思いました。その経歴からもっと激しい方を想像していましたが、とても静かで、穏やかな方で、やはり極めた人は違うものと感じ入りました。 ![]() 伊勢戸さんも大喜び。今度は、この辺をぜひ走って、とラブコール。 素晴らしいお話で、私たちだけで伺うのは勿体なく思われ、沢山の人に聞いて頂きたいと思いました。次、名古屋界隈に起こしになる時は、講演会を、と念じています。 嬉しかったのは、油を扱っているので、汚れが落ちなくて困っていると伺い、Dr.BIOをちょっと試したらきれいになったので差し上げました。 翌日頂いたメールに、「廃油を扱うので、車も人もいつも油まみれになってしまうのですが、つけておいておいたところはみるみるベタつきが落ちました。やはりバイオにはバイオくん!」とメールが入りました。バンザァ〜イ!です。 バイオ燃料もすごいし、バイオ君もエライ! |