いのちの素晴らしさ! [2010年05月27日(Thu)]
6月13日に山元加津子さんの講演会をします。
多分お話の中心は宮ぷーさんのことになると思います。 「平成21年の2月の終わりの頃、宮田さんは、脳幹出血で倒れました。 脳幹という場所は、「生きる」ということをつかさどる場所です。息をすること、体温を調整する 体を動かそうという思いを伝達すること、何もかもを脳幹がつかさどっているのです。 宮田さんは、命が助かることはまずないだろうし、たとえ命が助かったとしても、意識が戻る ことは万に一つもないだろうというお医者様の言葉をものともせず。 今は意識をしっかりとりもどし、「四肢機能全廃、コミュニケーション手段なし」ということにも、 真正面からぶつかり、一生懸命それを乗り越えようとしています。」 これは宮ぷープロジェクトが始まった時に呼びかけられた文章の抜粋です。 三日と持たない、から助かっても意識は戻らない、戻っても四肢機能全廃・コミュニケーション 手段なし、と言われながら、山元さんは、絶対大丈夫!という思いで、お見舞いに行ける日 は毎日行き、沢山の人達の祈りと、励ましをもらいながら、奇跡的な回復を見せておいでの宮ぷーさん。 5月26日のブログに載った写真に目を見張りました。 なんてしっかりと坐っておいでなのでしょう。 私たちは、立ったり、坐ったり、背骨がまっすぐに立っていることは当たり前と思っています。 けれど、実は背骨を立てるということは、とても大変なことです。 新潟の清水義晴さんが脳出血で倒れられた時も、ベッドに背を持たせかけて坐ることが できるようになられてから、急速にしっかりされていきました。 リハビリは今の医療制度では、6ヶ月で進歩が見られないと打ち切りになります。 でも、宮ぷーは、6ヶ月を過ぎたころから急に回復しはじめられたそうです。 成長と同じで、それぞれの人に独自のスピードがあることと思います。 今の宮ぷーの姿は、勿論御本人の強い意志と、自称「鬼軍曹」やまもっちゃんのリハビリの 特訓や、手を尽くして、コミュニケーションを取る方法を探られたり、手足が固まらない工夫。 2600人を超える宮ぷープロジェクトの人たちの有形無形の応援が相まって、医療の世界 では考えられない奇跡が起こっているのだと思います。 でも、きっと今は寝たきりであったり、意識が戻らないと言われておられる方々の中にも、 沢山の宮ぷーがおられることと思います。 単純な物差しで計りきれないのが、いのちのすごさなのだと改めて思います。 山元加津子さんが、意思伝達装置はじめ、意識を取り戻せる手段、言葉を伝えあう方法を 本気で伝えたいと願われる理由がそこにあると思います。 6月13日は、宮ぷーの映画の予告編も観て頂けます。 沢山の方に、いのちの素晴らしさ、知ったことを伝えあう大切を実感して頂きたいと願っています。 |