この度の東日本大震災で亡くなられた方々にお悔やみ申し上げます。
また、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
今回の震災は多くのことを私たちに警告し、考えさせられることが多々あります。
あまりにも規模が大き過ぎ、あまりにも残酷で報道を見ては涙する毎日です。復興には時間がかかることでしょう。まちや生活が復興しても心のキズが癒されるのはいつのことになるのでしょうか。
日本経済もかつて無い困難な状況になっています。
とくに電力不足は至る所に影響を及ぼしています。
我が家の孫たちもいつの間にか電源を切ることをしている。訳を聞くと“エヴァンゲリオン”の“ヤシマ作戦”とか。説明をしてくれたけれど、私には・・・。
なにはともあれ、子どもたちは子どもたちなりに状況を理解し、協力しようとしている。
とくに電力は必要なところが必要な量を今後使うようにしないといけないのではないでしょうか。電力不足で電車の運行や病院の機能、企業の仕事が十分できなくなるようでは・・・。
今年は今までにも増して、省エネや電力を使わない技を使うよう心がけることを、私の目標にしようと思っています。
日本全体が電気の使い方を考えるときかも。
そして電力を何に頼るかも考えるときかも。
岩月桂子
2011年04月08日
2011年03月20日
傷ついた「ふるさと」を応援したい
大震災からすでに1週間。ニュースを見始めると、なんだか見入ってしまって、テレビの前から動けなくなってしまいます。
一連のニュースで、被災者のみなさんの語り口調や、辛抱強く耐え忍んでいらっしゃる様子を見て、7年ほど前に東北地方を旅したときのことを思い出しました。
当時、造園屋(植木屋)になるために勉強中だった私は、毛越寺や中尊寺の日本庭園に行き、平安や鎌倉からの長〜い時間を想像しながら、ゆったりと時間を過ごしました。
それから、温暖地方とは異なる樹木をじっくり観察し、岩泉町では大好きな鍾乳洞めぐりを楽しみました。
電車と歩きの一人旅でした。ホテルよりも民宿を選び、宿の人に地域の現状をいろいろとお聞きしました。
この年は冷害で、「もうすぐ秋を迎えるというのに稲穂に実が入らず心配している」とか、「道路が整備されて、旅行客も車利用ばかりになって、電車はガラガラで廃止寸前」とか、そんな話でした。
岩手と青森の県堺近くに「珪化木(けいかぼく)」という化石で有名(?)な場所があります。
最寄りの駅から目的地まで7〜8kmほど、のんびりとした田舎道を歩きました。途中、今にも崩れそうな茅葺・土塀の旧家があり、その風情に思わず立ち止まって見つめていました。
たまたまその時、道を歩いてきたおばちゃんに「すごいボロ家でしょう。今は誰も住んでおらんよ」と声をかけられました。
私は、「家も土に帰るんだなあと思って、なんだか感動した。化学製品だらけの今の家とは違いますね」と、こたえました。
おばちゃんは何故か上機嫌になって、「今日は一晩うちに泊まっていきなさい」と笑顔ですすめてくれて、いろんなことをお話してくれました。
東北は、日本の中でもっとも「古き良き日本」が残っている地域かもしれません。人情というか、人のつながりというか。
私は愛知県出身で、東北で暮らしたこともないのでおかしな話なのですが、なぜか「ふるさと」と感じる場所です。
実の母ではないけれど、私が「おかん」と呼んでいる大切な人が福島県に住んでいることも、影響しているかもしれません。
今回の地震で、私は、「傷ついた(心の)ふるさとを応援したい」という気持ちでいっぱいです。被災地の状況を見極めつつ、自分ができる支援に取組みたいと思っています。
被災地のみなさんの大変さを心よりお察し申し上げます。
小泉達也
一連のニュースで、被災者のみなさんの語り口調や、辛抱強く耐え忍んでいらっしゃる様子を見て、7年ほど前に東北地方を旅したときのことを思い出しました。
当時、造園屋(植木屋)になるために勉強中だった私は、毛越寺や中尊寺の日本庭園に行き、平安や鎌倉からの長〜い時間を想像しながら、ゆったりと時間を過ごしました。
それから、温暖地方とは異なる樹木をじっくり観察し、岩泉町では大好きな鍾乳洞めぐりを楽しみました。
電車と歩きの一人旅でした。ホテルよりも民宿を選び、宿の人に地域の現状をいろいろとお聞きしました。
この年は冷害で、「もうすぐ秋を迎えるというのに稲穂に実が入らず心配している」とか、「道路が整備されて、旅行客も車利用ばかりになって、電車はガラガラで廃止寸前」とか、そんな話でした。
岩手と青森の県堺近くに「珪化木(けいかぼく)」という化石で有名(?)な場所があります。
最寄りの駅から目的地まで7〜8kmほど、のんびりとした田舎道を歩きました。途中、今にも崩れそうな茅葺・土塀の旧家があり、その風情に思わず立ち止まって見つめていました。
たまたまその時、道を歩いてきたおばちゃんに「すごいボロ家でしょう。今は誰も住んでおらんよ」と声をかけられました。
私は、「家も土に帰るんだなあと思って、なんだか感動した。化学製品だらけの今の家とは違いますね」と、こたえました。
おばちゃんは何故か上機嫌になって、「今日は一晩うちに泊まっていきなさい」と笑顔ですすめてくれて、いろんなことをお話してくれました。
東北は、日本の中でもっとも「古き良き日本」が残っている地域かもしれません。人情というか、人のつながりというか。
私は愛知県出身で、東北で暮らしたこともないのでおかしな話なのですが、なぜか「ふるさと」と感じる場所です。
実の母ではないけれど、私が「おかん」と呼んでいる大切な人が福島県に住んでいることも、影響しているかもしれません。
今回の地震で、私は、「傷ついた(心の)ふるさとを応援したい」という気持ちでいっぱいです。被災地の状況を見極めつつ、自分ができる支援に取組みたいと思っています。
被災地のみなさんの大変さを心よりお察し申し上げます。
小泉達也
2011年03月18日
東海沖地震 そのときどうする その2
昨日に続いて、地震発生の際にどうするか、私なりの考えをご紹介します。
「地震発生直後」と「避難生活」についてです。
A地震発生直後
イ)机の下に身を隠す。トイレの近くにいた場合は、トイレも安全性が高い(戸は開けておく)
ロ)揺れがおさまったら、ガスの元栓と電気のブレーカーを切る
ハ)避難通路と出入口を確保する(扉を開けておく等、余震への備え)
ニ)ラジオなどで正しい情報を収集する
ホ)非難する場合は、自分の行き先や連絡先を書いたメモを、玄関など目立つところに貼っておく
B避難生活
イ)自宅の状態を調べる(余震の危険性があるので、家の中には入らない)
(専門家が状態を見て、半壊(黄色)、全壊(赤色)の貼り紙をしてくれる場合もある)
ロ)隣近所でお互いに安否確認し、消火や救出に協力する
ハ)正しい情報を収集し、デマに惑わされないよう気をつける
ニ)ルールを守り、我慢もする
ホ)自分でできることは自分でする
ヘ)1日1回は体操をして体を動かす(エコノミー症候群の予防)
避難生活については、3日目くらいまではなんとか想像できても、1週間以上になってくると、その大変さをちゃんと想像するのが難しいです。
被災地のみなさん、心から応援しています。
震災で亡くなられた多くの方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
南谷五郎
「地震発生直後」と「避難生活」についてです。
A地震発生直後
イ)机の下に身を隠す。トイレの近くにいた場合は、トイレも安全性が高い(戸は開けておく)
ロ)揺れがおさまったら、ガスの元栓と電気のブレーカーを切る
ハ)避難通路と出入口を確保する(扉を開けておく等、余震への備え)
ニ)ラジオなどで正しい情報を収集する
ホ)非難する場合は、自分の行き先や連絡先を書いたメモを、玄関など目立つところに貼っておく
B避難生活
イ)自宅の状態を調べる(余震の危険性があるので、家の中には入らない)
(専門家が状態を見て、半壊(黄色)、全壊(赤色)の貼り紙をしてくれる場合もある)
ロ)隣近所でお互いに安否確認し、消火や救出に協力する
ハ)正しい情報を収集し、デマに惑わされないよう気をつける
ニ)ルールを守り、我慢もする
ホ)自分でできることは自分でする
ヘ)1日1回は体操をして体を動かす(エコノミー症候群の予防)
避難生活については、3日目くらいまではなんとか想像できても、1週間以上になってくると、その大変さをちゃんと想像するのが難しいです。
被災地のみなさん、心から応援しています。
震災で亡くなられた多くの方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
南谷五郎
2011年03月17日
いつきてもおかしくない東海沖地震 そのときどうする
東日本大震災で亡くなられた多くの方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
被災の状況をテレビで見ていて、これが東海沖地震ならばどうしたらいいか、生きるための知恵を私なりに考えてみました。
@備えとしてできること
イ)住宅の耐震診断
昭和56年5月以前に建てられた木造住宅(&伝統構法型住宅)の場合は、ぜひ診断を受けてみてください。豊田市内であれば市役所に申請すれば、無料で受けられます。耐震補強工事についても補助金を受けられるかもしれません。
(※詳細は豊田市役所建築相談課に問い合わせてください)
ロ)家具の転倒防止
阪神淡路大震災では、家具の転倒で亡くなられた方が7割を占めたと聞きました。ホームセンター等で材料を買って、自分で取り付けることもできます。そのとき注意することは、下地を調べて間柱や胴縁のあるところに、木ネジでしっかり固定することです。
ハ)非常時用の水の準備
飲料水として、1人1日3Lほど必要で、3日分確保する。2Lペットボトル入りがいいと思います。
ちなみに、トイレの排水用には、1人1日18Lが必要です。
ニ)非常時用のその他の準備
非常食3日分、寝袋、ラジオ、携帯電話(ストラップに笛をつけておくとよい)、懐中電灯、ティッシュペーパー、タオル、軍手、靴下(厚手のもの)。これを非常袋に入れ、月に1回満月の日(満月の日は地震が多いそうです)に、賞味期限や電池切れを確認する癖をつけるといい。
現在は、震災を受けて品薄になっているものも多く、被災地を最優先するためにも、非常時用の水や食料品などの購入は、社会がいったん落ち着いてからにしましょう。
次回は、地震が発生したときの対応について書きたいと思います。
南谷五郎
被災の状況をテレビで見ていて、これが東海沖地震ならばどうしたらいいか、生きるための知恵を私なりに考えてみました。
@備えとしてできること
イ)住宅の耐震診断
昭和56年5月以前に建てられた木造住宅(&伝統構法型住宅)の場合は、ぜひ診断を受けてみてください。豊田市内であれば市役所に申請すれば、無料で受けられます。耐震補強工事についても補助金を受けられるかもしれません。
(※詳細は豊田市役所建築相談課に問い合わせてください)
ロ)家具の転倒防止
阪神淡路大震災では、家具の転倒で亡くなられた方が7割を占めたと聞きました。ホームセンター等で材料を買って、自分で取り付けることもできます。そのとき注意することは、下地を調べて間柱や胴縁のあるところに、木ネジでしっかり固定することです。
ハ)非常時用の水の準備
飲料水として、1人1日3Lほど必要で、3日分確保する。2Lペットボトル入りがいいと思います。
ちなみに、トイレの排水用には、1人1日18Lが必要です。
ニ)非常時用のその他の準備
非常食3日分、寝袋、ラジオ、携帯電話(ストラップに笛をつけておくとよい)、懐中電灯、ティッシュペーパー、タオル、軍手、靴下(厚手のもの)。これを非常袋に入れ、月に1回満月の日(満月の日は地震が多いそうです)に、賞味期限や電池切れを確認する癖をつけるといい。
現在は、震災を受けて品薄になっているものも多く、被災地を最優先するためにも、非常時用の水や食料品などの購入は、社会がいったん落ち着いてからにしましょう。
次回は、地震が発生したときの対応について書きたいと思います。
南谷五郎