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畑つきエコアパートLOCO
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畑を頑張りたい人にも、そうでない人にも [2018年10月29日(Mon)]
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台所と畑をつなぐ。

エコアパUの重要なコンセプトですが、畑の管理は結構大変です。
草は、暑くなれば一日も休まずに伸びますからね。
出張が増えたり、子供が生まれたり、新しい趣味ができたり、と、ライフスタイルの変化によって、畑に費やす労力が変わることがあります。
その一方で、野菜作りに目覚めてしまったひとにとっては、目の前の畑は小さすぎます。もっと色々な野菜を育てたい、という要望にはちょっと応えられません。
ちょこっと畑をやりたい人にはちょこっとの畑を。
がっつり畑をやりたい人にはがっつりの畑を。

そんな異なるニーズにどう応えようか、と考えた末、建物からちょっと離れたところに、菜園スペースを設けることにしました。
台所から見える小さな畑と、台所から見えないけどちょっと大きめの畑。
住まい手のライフスタイルや興味によって、選べるようにしてみました。
菜園スペースは、ジャガイモ掘りやサツマイモ掘りなどのお楽しみイベントにも使えそうです。
今度は平屋?? 開くと閉じるのバランス [2018年10月28日(Sun)]
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「今度はさあ、平屋はどうかなあ、と思ってるんだよね」
とキクチ監督。
「平屋?」
確かに、今回の敷地面積からすると、平屋は可能です。都心では、高層マンションのように上に上にと行くのが一般的な中で、あえて平屋とは、なんと贅沢な!
「前回はメゾネット(室内2階建て)だったけど、各戸に階段があるのは、けっこうなコストアップなんだよね。平屋ならコスト的にはかなり抑えられるんだ」
前回は、コスト面で相当苦労したキクチ監督。
次チャンスがあれば、と色々と思いを巡らせていたようです。

私は面白いアイディアだと思いましたが、色々と周りの人に聞いてみたところ、いずれも反応はいまいち。
賃貸に住む人にとって、メゾネットと平屋を比較すると、平屋はふつうの物件と同じで、メゾネットと比べて驚きはないとのこと。また、エコアパに住んでいた方からはプライバシーの確保の点で次のような意見をもらいました。
「エコアパは、台所から畑へと開けた動線があって、たくさん人が来るという点でもオープンになっている。一方で、個人の暮らしを考えたときにはプライバシーが確保された環境は確保したい。メゾネットは、1階と2階という形で動線が切られていたところが良かった。平屋でそれが実現できるんだろうか?」

なかなか的を射たご意見で、平屋案は一気に沈静化。
やっぱりロフト的な空間はあった方がいいよね、隠れ部屋的なものはあったほうがいいよね、と進むうちに、やはり今回もメゾネットになりました。

台所から畑へと開くベクトルと、プライバシーを守るために閉じるベクトル。
今回もそのバランスは維持することになりました。

この判断が、キクチ監督の予想通り、予算面での地獄の苦しみを生み出す伏線となるのは、もう少し先の話なのですが・・・。
プロジェクトメンバー [2018年10月27日(Sat)]
今回のプロジェクトのコンセプト「わくわく・もぐもぐ・のーびのび!」を達成する上で重要なのは、
「コミュニケーション」と「バランス感覚」と「創意工夫」。
エコアパTの良いところを継承しつつ、住まい手が暮らしを創造的に、豊かにするような場を作ることが目当てです。
建築費用を家賃で回収するというビジネスモデルのアパート事業では、厳しい予算制約の中で、住まい手が創造的に暮らす工夫をデザインする必要があります。
ハードである建物だけでなく、畑やピザ釜などの周辺設備、ご近所のつながりづくりなどのソフトと併せて、全体として「ここにしかない価値」をつくっていきます。

メンバーは、施行が菊池工務店の菊池さん。
前回、施行をお願いした大森工務店から独立し、社長さんになりました。今回も現場監督をお願いします。個性的な職人さんを束ね、夢を形にします。
設計は、ミノルちゃん。今回初参加になります。ニコニコとおとなしい風貌ですが、こだわるところはこだわる頑固な一面も。ミノルちゃんに期待するのは、フレッシュエア。エコアパTにはなかった、新しい形をデザインします。
全体のコーディネート兼管理人は、平田ヒロ。エコアパTでは管理人をじーじに任せっぱなしでしたが、今回はしっかりがんばります。

このほか、畑サポートをじーじとテルコさん。
写真担当、モカママ。
ピザ釜&花壇担当が、ちぃちぃ。

このようなメンバーを軸に、たくさんの人が関わりながら、プロジェクトに取組みます。
台所から広がる空間と、閉じる空間のバランス [2018年10月18日(Thu)]
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(写真はエコアパTのもの)
エコアパUの物語は、台所から始まります。
このコンセプトは、エコアパTと同じ。
台所の南側にある窓越しに小さな畑が見えて、畑から食材を採ってきたり、野菜くずを土に埋めたりすることが出来ます。
外に出ると、お隣さんがちょうど帰ってきたところで、今晩のおかずなどの世間話をする。
「そういえば、醤油切らしちゃっていて、ちょっと貸してくれない?」
なんて会話もエコアパTではあったようです。
そんな風に、家の中から外へいざなう仕掛けを「場外乱闘する仕掛け」としてデザインしました。
その一方で、住まいがいつもいつも開かれていては、しんどくなることもあります。自分の空間はしっかりと確保したいものです。
外へ広がる空間と、ゆったりできる閉じた空間。
ふたつの異なる空間を、どうやってバランスさせるか。

エコアパUの当初のアイディアは「平屋」でした。
土地の限られた都会では、タワーマンションなど、上に上にと建物がいくなかで、あえて平屋というのは贅沢感があるし、階段が省けるなどコスト面でも理にかなっていました。
しかし限られたスペースの中で、広がる・閉じるのバランスを考えたときに、同じ平面ではちょっと実現しにくいことから、断念しました。

「やっぱり、屋根裏部屋みたいな、自分だけの空間はほしいよね」
ということで、今回も室内2階建て(メゾネット)になりました。
エコアパートに住むとできる、こんなこと! [2018年10月17日(Wed)]
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エコアパートUは、台所かから見える目の前の畑をきっかけに、暮らしが四季とつながり、隣人とつながり、コミュニティがはぐくまれていく中で、自分自身のやりたいことやかなえたい未来を考えていくことが出来る、ちょっと変わった賃貸住宅です。
したがいまして、相性があるのですべての人にとって良い住まいとは言えません。
過去にエコアパートにお住まいになった方の多くは、地方に移住したり、職業が大きく変わったりと、その後の人生が大きく変わった方もたくさんいらっしゃいますので、今の状況を維持したい、という方にも向かないかもしれませんし、畑作りに興味がない、ご近所づきあいはちょっと遠慮したい、ペットや楽器と暮らしたい、など相性や条件が合わない場合もあります。
「あ、おもしろそう」
「ちょっと興味あるかも」
お引っ越しを検討していてそう感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声かけください。

エコアパートUに暮らすと、こんなことが出来るかもしれません。
・自分で作った野菜をつかって、ランチやディナーが楽しめる
・ジャガイモ掘り、ブラックベリー・キウイ収穫や干し柿作りなどができる
・タケノコ掘り、潮干狩り、ハゼ釣りなどのアクティビティに参加できる
・パン作り、ピザづくりに挑戦できる
・マイ・ハンモックを持てる
・芝生でゴロゴロできる
・近隣の人と、語り合える夜がある
・副業・週末起業のサポートをしてもらえる
・本格的な田舎暮らしの準備が出来る
・子育て中で子供を昭和の子供に育てたい(はな垂れ、裸足、泥まみれ)、が実現する
コンセプトは、わくわく、もぐもぐ、のーびのび! [2018年10月16日(Tue)]
これまでの取組を振り返ったり、幸せのメカニズムを読んだりして、なんとなく腑に落ちたこと。
エコアパをエコアパたらしめていたもの、
それは、畑をきっかけに住人同士がお互いに敬意を払いつつゆるやかにつながり、
訪れる人を快く招き、四季とのつながりを楽しみ、新しい出会いや新しい出来事に包容力と感謝の心を持ち、肩肘を張らずに日々の暮らしを味わう姿勢を持ち続けたこと。

当たり前のことのようだけれど、隣人とその価値観を共有できる喜び。
自分が自分でいられることの安心感。
それを認めてくれる隣人がいることへの感謝。
地に足をつけながら、未来に向けて、希望をつなげたいと思う気持ち。

エコアパUが目指すものは、そこなんだなあと思うようになりました。
私自身、アパートの管理人として、住まい手のみなさんが、エコアパらしい暮らしが出来るように支えていかなければなりません。
私は腑に落ちたものの、これからはじまるエコアパUには、職人さんや設計士さん、住まい手の方などたくさんの方と思いを共有していく必要があります。
そこで作ったコンセプトは
「わくわく、もぐもぐ、のーびのび!」

エコアパUでは、このコンセプトがいろんなところにちりばめられたプロジェクトにしたいと思います。





幸せのメカニズム、その2 [2018年10月15日(Mon)]
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前野隆司教授が書いた『幸せのメカニズム』でもう一つ面白かったのが、本の表紙にもなっている四つ葉のクローバー。
前野教授は、これを幸せの4つの因子と呼んでいます。
1.やってみよう!因子
自尊感情を持ち、目標を持っている人
2.ありがとう!因子
感謝する人や利他的な人、友達が多様な人
3.なんとかなる!因子
自分のいいところも悪いところも認め、前向きでポジティブな人
4.あなたらしく!因子
自分らしく、独立してマイペースでやっていく人

日本人約1500人を対象に解析したところ、この4つのポイントが浮かび上がってきたと言うことです。

このお考えを聞いて、エコアパUのコンセプトがクリアに見えてきたように感じました。
住まい手の幸せを応援する畑つきの賃貸物件。
コンセプトが見えてくると、わくわくしてきます!
幸せのメカニズム、その1 [2018年10月15日(Mon)]
エコアパUのコンセプトを考える上で参考になったのが、慶応義塾大学大学院の前野隆司教授が書いた『幸せのメカニズム』でした。
著書のなかで特に面白かったのが、財から感じる幸せには、長続きする幸せ(非地位財)と、長続きしない幸せ(地位財)がある、というのです。
○長続きしない幸せ
・お金
・もの
・地位
など、他人と比べることで幸せを感じる財

○長続きする幸せ
・健康
・自由
・愛情
・自主性
など、他人との比較に関係なく幸せを感じる財

だそうで、住宅で言うと、住宅のスペックは長続きしない地位財で、住まい方は長続きする非地位財に分類されると言うことです。
エコアパに畑がついているかどうか、ということよりも、住まい手が日々の生活を豊かにするなかで畑がどう活かされているのか、が重要ということですね。DSC_1983 (1).jpg
エコアパートをエコアパートたらしめていたもの [2018年10月15日(Mon)]
エコアパUをはじめるにあたり、自分の中でどうしても消化しておかなければならない問いがありました。
「エコアパートをエコアパートたらしめていたものはなんなのか?」
この問いに対して、自分なりの明確な答えがないと、単にもう一度同じような建物を作るだけのものになってしまいかねない、という不安がありました。
2007年にエコアパTが完成してから、お陰様でたくさんの人にお越しいただき、メディアから取材をいただき、賃貸住宅に菜園が備わっているものや、家庭菜園そのものも人気となるような社会トレンドづくりに少しばかりお役に立つことが出来ました。
しかしその一方で、賃貸住宅に畑をつけたけれど、あまりうまく運用できていないケースも多く見られました。
畑があるからうまくいく、というわけではない。
そもそも、エコアパUがうまくいくとはどういう状態を指すのか、エコアパTから何を学び、何を継承し、何を新しいものにするのか、その見極めが必要です。
住まい手に喜んでもらえるような住まい。
地域が元気になるような住まい。
住まいから生まれる新しいチャレンジ。
チャレンジから生まれる未来。

12年前と同じ不安。けれど、12年前にはなかったエコアパTの物語。
エコアパをエコアパたらしめていた要素を、エコアパUにどう盛り込み、さらにこれまでなかった要素を取り込んでいけるのか、コンセプトの根幹部分が問われています。
さようなら、花園荘 [2018年10月14日(Sun)]
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2016年5月、花園荘は区画整理のために、取り壊しとなりました。
家族のような隣人たち。
訪ねてくれたたくさんの人たち。
そのシンボルだった花園荘。
花園荘がなくなってからしばらくは、その喪失感を埋めることができませんでした。
区画整理はいずれ終了し、また新たにコミュニティづくりをするときがくる、その準備をしなければならない。そう頭ではわかっているのですが、どうしても手が動かない。足が動かない。
みんなでつくった世界でたったひとつの場所。

花園荘を最初にスタートさせたのは、12年前の2006年のことでした。
父が所有していたトイレ・風呂無しのおんぼろアパート・旧花園荘の解体の相談を受けた当時の私は、市民農園を管理するNPOにかかわっていたことから
「畑つきのアパートをつくったらどうだろうか?」
と思いついたのでした。
ところが、思いつくのはいいのですが、それを限られた予算の中で建物という形にして、建物を好きになってくれる住まい手を探し、住まい手が気に入ってくれるよう日々の管理をするというたくさんのプロセスについては、あまり想像していませんでした。
時代のニーズや住まい手のみなさん、エコアパを取り巻く人々に支えられてきたことが大きかったように思います。
そうして小さな物語を積み上げてきた花園荘がなくなり、新しいエコアパートをつくろう、という決心に心と頭と体がついてくるまでに、2年の時間がかかりました。
花園荘をお世話にもう一度つくることはできないけれど、もう一度、みんなでつくったたったひとつの場所をここにつくりたい

エコアパートUは、そんな思いからはじまることになりました。

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