故郷への引っ越しが決まったKさんと送別会を開催しました。
中嶋先生やFさんも参加して、とっても楽しい、でもどこかさみしい送別会になりました。
Kさんは、エコアパートの募集を始めて最初に問い合わせをしていただいた方です。
4年間で100件以上の取材の1/3近くを対応していただき、エコアパのモデルファミリーのような活躍ぶりでした。
また、エコアパを訪れる無数の訪問者のみなさんを笑顔で迎えてくれる、まさにコミュニティの中心であり、シンボル的な存在でした。
このプロジェクトをはじめた2006年は、もちろんKさんとの出会いはなく、どんな家を作ったら住んでくれる人が喜んでくれるだろう、中嶋先生や設計の山田さん、施工の菊池さんと毎日議論しながらつくったものでした。
エコアパ本の鏡開きになっているこの絵は、作り手の思いを、
イラストレーターのDr.キムコさんが描いてくれたものです。
「このプロジェクトは、作り手だけで完成するのではなく、住む人が思い思いの暮らしの中で、夢を膨らませ、笑顔を作っていくことで完成する」
4年前の作り手の勝手な思いは、住い手の皆さんに託され、数えきれないお客さんを呼び、ピザ窯を作り、作り手が想像すらできなかったようなコミュニティへと成長していきました。
まるで家族のようにお付き合いしていただき、本当に楽しい日々でした。
作り手の夢を、実現してくれたKさんには、心から感謝しています。
子供たちの元気な声が聞こえなくなるのは、本当にさみしいです。
でも、これからはじまる、新しい生活が、エコアパでの生活同様に、幸せいっぱいになることを、心から願っています。
いってらっしゃい、Kさん!