住宅新報の取材があり、大森工務店の菊池さんときよもっちゃんが来ました。
菊池さんはなにかとエコアパに顔を出しますが、きよもっちゃんは久しぶり。
きよもっちゃんを覚えていない方は
こちら。
猫大好き、時々おなかが痛いきよもっちゃんです。
「これー、俺もいいかなあ」
と指さすのはもちろん共有スペースの巨峰。
さすが、目が速い。
菊池さんはすでに「○菊」として、二個キープしています。
目印を書いて袋かけ作業完了。
「これいつ食えるの?俺もっと顔だそー」
エコアパのコミュニティ形成のポイントはここにあります。
ふつう、20房の巨峰がなると、それを4世帯で割って、各5房としてしまいがちですが、そうすると4世帯は満足するけれど、それ以外の人は共有できません。
収穫の喜びを共有できるのが「住民のみ」になってしまうと、範囲が狭くなってしまいます。
そこで各世帯の配分を2房として、残り12房は、工務店さんや近所の方、時期があえば遊びに来た人の試食用にする。
そうすることによって、エコアパとエコアパを訪れた人に「深いつながり」が生まれるのです。
大工さんが足を運んでくれると、ついでにドアを修繕してくれたり塗装の具合を見てくれたりと、なにかとこちらも助かります。
各世帯の目の前の畑は、各世帯のもの。共有スペースにある巨峰や北面のゴーヤは、訪れる人と共有できるもの、といった風に、同じ収穫物でも範囲を微妙にずらすことで、コミュニティが形成されていきます。
とまあ小難しいことは抜きにしても、みんなで収穫を分け合うのは楽しいですしね。
きよもっちゃんの唯一の懸念は、これが大森社長や健太くんにみつかってとられないことですね。