エコアパPT平田です。
すっかり更新が遅れています。
ただいまエコアパ本の執筆中で、忙しくしております。
さて、これまでこのブログに書かなかった太陽集熱システムそよ風についてご紹介します。
上の写真は、エコアパをクレーンで撮った写真ですが、一見ふつうの屋根に、太陽の光をしっかりと捕まえる秘密があるのです。
この写真は、7月頃の様子です。まだ下地の状態です。
そして現場に登場したのが、左右に羽根の様に広がる不思議なアルミ板。これを下地に張り付けていきます。
屋根の下に敷き詰められたこのアルミ板こそが、新型そよ風の特徴です。
迷路のような屋根の下の空間を、空気が通ります。その際、屋根の熱を空気が捕まえることで、冬でも60度くらいまで空気が暖まります。
それをそのまま床下の基礎に送り、コンクリートに蓄熱するのです。
いままでのそよ風では、屋根の上にガラスをのせて、ふとんを敷くように熱を逃がさないようにしていましたが、新型そよ風は、屋根の下で空気の流れを左右に振ることで、熱の回収率を高めるというものです。
開発者の友さんも実践第1号の現場ということで、職人さんと詳細な打ち合わせを重ねていました。
エコアパの暖房は、1・まず断熱をしっかりとして外からの熱を遮り、省エネ効果を高めた上で、2・南面の窓から入ってくる太陽光と、新型・そよ風による太陽熱を十分に活用し、それでも足りないときに3・エアコンなどを使うというものです。
電気や石油エネルギーに頼るという選択肢を3番目においていることにより、日常生活における省エネ効果を飛躍的に高めることが狙いです。