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台所から広がる空間と、閉じる空間のバランス [2018年10月18日(Thu)]
IMG_8166.jpg
(写真はエコアパTのもの)
エコアパUの物語は、台所から始まります。
このコンセプトは、エコアパTと同じ。
台所の南側にある窓越しに小さな畑が見えて、畑から食材を採ってきたり、野菜くずを土に埋めたりすることが出来ます。
外に出ると、お隣さんがちょうど帰ってきたところで、今晩のおかずなどの世間話をする。
「そういえば、醤油切らしちゃっていて、ちょっと貸してくれない?」
なんて会話もエコアパTではあったようです。
そんな風に、家の中から外へいざなう仕掛けを「場外乱闘する仕掛け」としてデザインしました。
その一方で、住まいがいつもいつも開かれていては、しんどくなることもあります。自分の空間はしっかりと確保したいものです。
外へ広がる空間と、ゆったりできる閉じた空間。
ふたつの異なる空間を、どうやってバランスさせるか。

エコアパUの当初のアイディアは「平屋」でした。
土地の限られた都会では、タワーマンションなど、上に上にと建物がいくなかで、あえて平屋というのは贅沢感があるし、階段が省けるなどコスト面でも理にかなっていました。
しかし限られたスペースの中で、広がる・閉じるのバランスを考えたときに、同じ平面ではちょっと実現しにくいことから、断念しました。

「やっぱり、屋根裏部屋みたいな、自分だけの空間はほしいよね」
ということで、今回も室内2階建て(メゾネット)になりました。
エコアパートに住むとできる、こんなこと! [2018年10月17日(Wed)]
IMG_5300.JPG
エコアパートUは、台所かから見える目の前の畑をきっかけに、暮らしが四季とつながり、隣人とつながり、コミュニティがはぐくまれていく中で、自分自身のやりたいことやかなえたい未来を考えていくことが出来る、ちょっと変わった賃貸住宅です。
したがいまして、相性があるのですべての人にとって良い住まいとは言えません。
過去にエコアパートにお住まいになった方の多くは、地方に移住したり、職業が大きく変わったりと、その後の人生が大きく変わった方もたくさんいらっしゃいますので、今の状況を維持したい、という方にも向かないかもしれませんし、畑作りに興味がない、ご近所づきあいはちょっと遠慮したい、ペットや楽器と暮らしたい、など相性や条件が合わない場合もあります。
「あ、おもしろそう」
「ちょっと興味あるかも」
お引っ越しを検討していてそう感じた方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお声かけください。

エコアパートUに暮らすと、こんなことが出来るかもしれません。
・自分で作った野菜をつかって、ランチやディナーが楽しめる
・ジャガイモ掘り、ブラックベリー・キウイ収穫や干し柿作りなどができる
・タケノコ掘り、潮干狩り、ハゼ釣りなどのアクティビティに参加できる
・パン作り、ピザづくりに挑戦できる
・マイ・ハンモックを持てる
・芝生でゴロゴロできる
・近隣の人と、語り合える夜がある
・副業・週末起業のサポートをしてもらえる
・本格的な田舎暮らしの準備が出来る
・子育て中で子供を昭和の子供に育てたい(はな垂れ、裸足、泥まみれ)、が実現する
コンセプトは、わくわく、もぐもぐ、のーびのび! [2018年10月16日(Tue)]
これまでの取組を振り返ったり、幸せのメカニズムを読んだりして、なんとなく腑に落ちたこと。
エコアパをエコアパたらしめていたもの、
それは、畑をきっかけに住人同士がお互いに敬意を払いつつゆるやかにつながり、
訪れる人を快く招き、四季とのつながりを楽しみ、新しい出会いや新しい出来事に包容力と感謝の心を持ち、肩肘を張らずに日々の暮らしを味わう姿勢を持ち続けたこと。

当たり前のことのようだけれど、隣人とその価値観を共有できる喜び。
自分が自分でいられることの安心感。
それを認めてくれる隣人がいることへの感謝。
地に足をつけながら、未来に向けて、希望をつなげたいと思う気持ち。

エコアパUが目指すものは、そこなんだなあと思うようになりました。
私自身、アパートの管理人として、住まい手のみなさんが、エコアパらしい暮らしが出来るように支えていかなければなりません。
私は腑に落ちたものの、これからはじまるエコアパUには、職人さんや設計士さん、住まい手の方などたくさんの方と思いを共有していく必要があります。
そこで作ったコンセプトは
「わくわく、もぐもぐ、のーびのび!」

エコアパUでは、このコンセプトがいろんなところにちりばめられたプロジェクトにしたいと思います。





幸せのメカニズム、その2 [2018年10月15日(Mon)]
DSC_1983 (1).jpg
前野隆司教授が書いた『幸せのメカニズム』でもう一つ面白かったのが、本の表紙にもなっている四つ葉のクローバー。
前野教授は、これを幸せの4つの因子と呼んでいます。
1.やってみよう!因子
自尊感情を持ち、目標を持っている人
2.ありがとう!因子
感謝する人や利他的な人、友達が多様な人
3.なんとかなる!因子
自分のいいところも悪いところも認め、前向きでポジティブな人
4.あなたらしく!因子
自分らしく、独立してマイペースでやっていく人

日本人約1500人を対象に解析したところ、この4つのポイントが浮かび上がってきたと言うことです。

このお考えを聞いて、エコアパUのコンセプトがクリアに見えてきたように感じました。
住まい手の幸せを応援する畑つきの賃貸物件。
コンセプトが見えてくると、わくわくしてきます!
幸せのメカニズム、その1 [2018年10月15日(Mon)]
エコアパUのコンセプトを考える上で参考になったのが、慶応義塾大学大学院の前野隆司教授が書いた『幸せのメカニズム』でした。
著書のなかで特に面白かったのが、財から感じる幸せには、長続きする幸せ(非地位財)と、長続きしない幸せ(地位財)がある、というのです。
○長続きしない幸せ
・お金
・もの
・地位
など、他人と比べることで幸せを感じる財

○長続きする幸せ
・健康
・自由
・愛情
・自主性
など、他人との比較に関係なく幸せを感じる財

だそうで、住宅で言うと、住宅のスペックは長続きしない地位財で、住まい方は長続きする非地位財に分類されると言うことです。
エコアパに畑がついているかどうか、ということよりも、住まい手が日々の生活を豊かにするなかで畑がどう活かされているのか、が重要ということですね。DSC_1983 (1).jpg
エコアパートをエコアパートたらしめていたもの [2018年10月15日(Mon)]
エコアパUをはじめるにあたり、自分の中でどうしても消化しておかなければならない問いがありました。
「エコアパートをエコアパートたらしめていたものはなんなのか?」
この問いに対して、自分なりの明確な答えがないと、単にもう一度同じような建物を作るだけのものになってしまいかねない、という不安がありました。
2007年にエコアパTが完成してから、お陰様でたくさんの人にお越しいただき、メディアから取材をいただき、賃貸住宅に菜園が備わっているものや、家庭菜園そのものも人気となるような社会トレンドづくりに少しばかりお役に立つことが出来ました。
しかしその一方で、賃貸住宅に畑をつけたけれど、あまりうまく運用できていないケースも多く見られました。
畑があるからうまくいく、というわけではない。
そもそも、エコアパUがうまくいくとはどういう状態を指すのか、エコアパTから何を学び、何を継承し、何を新しいものにするのか、その見極めが必要です。
住まい手に喜んでもらえるような住まい。
地域が元気になるような住まい。
住まいから生まれる新しいチャレンジ。
チャレンジから生まれる未来。

12年前と同じ不安。けれど、12年前にはなかったエコアパTの物語。
エコアパをエコアパたらしめていた要素を、エコアパUにどう盛り込み、さらにこれまでなかった要素を取り込んでいけるのか、コンセプトの根幹部分が問われています。
ピロぴロぴロ [2010年05月11日(Tue)]

「ピロピロピロー♪」

共有スペースでなる笛の音。
近所の子供があつまって、笛の練習をしています。
コミュニティと言葉にすると味気ないですが、蝶がとんできて卵を産んで、それが生態系をつくっていくように、日々の小さな営みが積み重なって、地域の人にとって大切な場になっていきます。
また来てねー
エコアパ建てたい・・・ [2008年09月15日(Mon)]
休日の夕方、エコアパートの見学のご夫婦がいらっしゃいました。
「本は読んだんですが、一度見てみたいと思いまして」
とKさん。
アパートの建築を検討していらっしゃるとの事。
たしかにこういう物件に住みたいという方はたくさんいるかと思いますが、それにはエコアパートを経営する人がいて初めて実現するもの。
手間や住まい手との距離も通常のアパート経営よりも近いので、手間隙をかけても、良いコミュニティに価値を置くオーナーさんでないと、実現はなかなか難しいかもしれません。

「もう一棟建てないんですか?」
という問い合わせをたくさんいただいておりますので、新しいエコアパ計画ができたらいいですね。
ポイント・オブ・ノーリターン [2007年08月09日(Thu)]
エコアパPT平田です。

京都議定書の約束年を来年に控え、政府は2010年の排出量削減が目標値達成が厳しい情勢であることを発表しました。
経済界が定めた削減の自主行動計画により産業部門の排出量は減るものの、業務部門・家庭部門・運輸部門の増加がそれを上回っているようです。
京都議定書は温暖化を食い止める最初の1歩であり、2050年に向けて、温暖化ガスの排出量を半減から7割減させる必要があるといわれているのに、その1歩で躓こうとしているのは残念です。

私たちは今、「ポイント・オブ・ノーリターン(引き返せない地点)」という、重要局面の年に生きているといわれています。
東京大学教授の山本良一氏は、2025プロジェクトのコラムで、ポイントオブノーリターンを次のように説明しています。

■以下、青字部分引用■
地球の気候システムの巨大な熱的慣性のためにある時点(ポイント・オブ・ノーリターン)を過ぎると、たとえそれ以降温暖化効果ガスの放出を全面停止したとしても、それ以下に抑制したい気候ターゲットを突破して気温上昇は進んでしまう。このために"地球温暖化"問題へは可能な限り早期の対策が求められるのである。それでは地球温暖化のポイント・オブ・ノーリターンは何時頃であろうか。二酸化炭素(CO2)のような温暖化効果ガスの放出に対して、大気は10年程度、海洋は100年以上の時間をかけて応答することを考えると、大ざっぱに言って気候ターゲットを突破する年の10年程前頃がポイント・オブ・ノーリターンの年であると考えられる。そうすると高度経済成長下の気候シミュレーションの結果によれば(「気候変動+2℃」(ダイヤモンド社、2006年)参照)、1.5℃突破のポイント・オブ・ノーリターンは2006年頃であり、2℃突破のポイント・オブ・ノーリターンは2026年頃となる。すなわち、日本の研究者によって行われた世界最高水準の気候シミュレーションの結果によれば、今年がひょっとすると生物種の大量絶滅の引き返すことのできない年かも知れないし、あと10年程すると今度は人類の環境破局の引き返すことができない年かもしれないのである。
■以上引用終わり■

たくさんの荷物を積んだトラックが急ブレーキを踏んでもすぐに止まらないように、今すぐ温暖化ガスの排出をゼロにしても、温暖化は止まりません。
目の前の危機が見えないことが、温暖化の問題のむずかしさでもあります。目に見えてからでは遅いのですが・・・。
しかし、逆の見方をすれば、私たちの今の取り組みが未来にポジティブな影響を与えることができるのです。
では私たちに何ができるのか?
なにも、「今すぐ行動を!!」などと堅苦しいことをいうつもりはありません。
ポジティブな影響は、楽しくクリエイティブな発想から生まれるものだと思うのです。
まずは、20年後の自分を想像してみてはどうでしょう?
どんな家に住み、どんなものを食べ、どんな仕事をし、どんな人と、どんな会話をしていたいか。
その時の空の色は?空気の匂いは?
そして20年後の自分に向けて、今の自分がなにかポジティブなメッセージ(贈り物)を送ることはできないかと考えてはどうでしょう?
そんな風に考えるだけで、世界は変わるのかもしれません。

エコアパPTにかかわるたくさんの人が、少しでもそんな風になってくれたら、人をつたってメッセージは広がるかもしれません。
「さあ、そろそろ持続可能なポイントへ舵を切り替えましょうかね」
続「買ってくる」木材ではなく [2007年01月27日(Sat)]
ビオフォルム 山田です。
12月に「買ってくる」木材ではなく、というタイトルで、価格競争にさらされる林業、木材市場とその裏でないがしろにされる、木材のもつ大切な意味、みたいなことを書きました。
木材もこの経済社会のなかにあって、「商品」である以上、市場というもののなかで左右される、というのはある程度仕方のないことかもしれません。
しかしながら、こうした市場と流通、ということが過度に発達した現在、何か大事なものを置き忘れていることも事実です。

平田さんが模式図で書かれたように、木材の流通過程にはたくさんのプロスセが関わっています。(農文協刊 木の家に住むことを勉強する本 にもわかりやすく書かれています)
そのシステムはかつてはそれなりの意味と意義があったわけで、それぞれがキチンの仕事を果たしていたのだろうと思います。
しかし、それがいつしか流通業となり、材を「商品」として右から左に流すようなことになってきたのだと思います。
流通させること、それが目的化してしまうと、そこにある評価はかなり単一化した評価に陥るような気がします。端的には例えば「いかに安いか」
その結果、大量の外材が日本に入り込み、これだけ日本には森林資源があるのに、国産材が使われている割合は全体の2割以下です。

かつて、どの町にも八百屋さんがあって、そこでは「このきゅうりはいいねえ、」とか「悪い」とかのやりとりと会話があって、商売がなりたっていました。それが時代とともに合理化ということでスーパーとなり、今や各地の郊外には車でないと行けないようなメガストアがたくさんあります。
つまり商売相手は「町の住人」ではなく、広く「一般大衆」になってしまったわけです。
そうなると、商品のラインアップは一般大衆に対してアピールするものしか陳列できない。
つまり、平均的な答えしか返ってこない。
そこにはもはや血の通った経済、というようなものはなくなってしまったかのようです。

さて、木材も同じ。
いつもいつも木の家の仕事をしている大工さんにとっては、微妙にその違いを認識、把握できる。「こんな木が欲しいのだけれども、」という会話が成り立つ。
いつもつきあっている材木屋さん、製材所さんと「今回のこの仕事はこの程度の木」とかの会話を交わしながら仕事をしていると、コストに応じて、「今回はこんな木を出しましょう」とかそうしたやりとりができる。
それがひとたび「市場」から買ってくるとなると、杉、といえば秋田杉しかイメージできないような人ともおつきあいをせざるを得なくなるかもしれない。

どんな商売もそうかもしれませんが、もっと血の通った経済というものが求められている時代になってきているのだと思います。
それはマスの市場を相手にするのではなく、人と人が顔をつきあわせて成り立つもの。それが結果的に「三方よし」(売り手、買い手、社会がハッピー)につながるのでしょう。大きな市場で大きな利益を上げる企業があったとしても、その利益はその会社に全てもっていかれてしまいます。

顔をつきあわせて多様な評価をしながら、家を造る。それはまず木材を調達するところからはじまります。いや、もっと前の木を伐るところの理解からはじまるのかもしれません。



東京の木で家を造る会 での木の伐採現場の見学