考察:エコアパに見る物語性 [2009年09月11日(Fri)]
参加者90名と大盛況だった8月29日のゴーヤ祭を終え、6日はエコアパミーティングを行いました。
話題はピザ釜作り。 こういった突拍子もない提案はいつものように私なのですが、 「お、いいですねえ」 と同じくこういうの大好きなYダンナが賛同。 「どうせ、ふたりだけでしょ?」 とテルコさんがいうも、どうやらみんな賛成の様子。 「でも火の管理とかは重要なので慎重に進めないといけないですね」 としっかりもののMさん。もはや管理の点からは貸し手・借り手の立場はないようです。 これから資金調達、材料調達、ネーミングなどもろもろの作業が始まります。 楽しい話題がまたひとつできました。 エコアパートを見ていて感じるのは『物語性』です。 環境にやさしい建物があって、目の前に畑があり、都会の中で自然を感じる生活を提案する。 そこにそれぞれの想いをもった住まい手がやってきて、いろいろな植物を植えて、収穫して料理をして、友達を招いて談笑して、その居心地のよさにまた友達が来て、新しい友達が来て、友達同士が友達になって・・・。 住まい手のみなさんは、それぞれとても魅力的なのですが、それがエコアパという建物とシンクロするような相乗効果を挙げています。 エコアパをつくっていたときには想像し得なかった、でも夢を描いていた「エコアパを好きな主役たち」によって、次々と物語が展開していきます。 子供が生まれたり、グリーンカーテンが隣のベランダまで伸びたり、ピザ釜をつくったり。 地域再生プロデュースの著者、蓮見孝先生は、『演劇性』という言葉で、地域活性化にコト・プラットフォーム・地域資産の3要素からなるまちづくりの手法を紹介しています。 エコアパの物語も非常に近いものを感じさせます。 |