土間を巡る攻防 [2007年01月17日(Wed)]
![]() 土間で草鞋を編むばあちゃん 土間は外と家をつなぐ緩衝スペースでした エコアパPT平田です。 イメージの共有にじっくりと時間をとったので、図面ができたときにはお互い納得のいくものが出てきてはいたのですが、微妙な調整がいくつかありました(基本的に山田さんと私のやりとりだと、意見の相違がほとんどなく、話としておもしろくないので、あぶりだしてみました)。 ひとつは、キッチンが大きすぎること。 「なんで自分の家より豪華な台所なわけ?」 とモーレツに食いついたのはモカママ(私の家内)。 たしかにゆとりたっぷりの台所は、我が家よりも数段上ですね(涙)。 もうひとつ、私と山田さんの間で意見に差が出たのが 「土間」 でした。 正確には、私も土間には賛成だったのですが、優先順位がフィットしませんでした。 これは根本的に部屋の大きさに制限があるので仕方がないのですが、なるべく土間という機能を取り込みたいとする山田さんと、土間よりもダイニングスペースを優先させたいとする私の間で意見の開きがありました。 『土間的スペース』というようなあいまいな表現をしてきましたが、土間と言えるほどのスペースではなく、機能的にもやや中途半端な感じになっていました。 「もうすこし小さくしてはどうですか?」 「この部分を外に出してはどうでしょう?」 と、なるべく土間を小さくして、ただのひろい玄関にしようとする私。 そのたびに、逆に太陽光を取り込める大きな土間を提案する山田さん。 結局、土間の一部を外に出し、間に3枚扉を設置して2重ドアにする提案で落ち着く、・・・はずでした。 しかし、そこで出てきたのが、予算オーバー問題。 余計な壁や、ドアをなくして、コストダウンする必要が出てきました。 特に3枚扉の予算が異様に高い! また、概況の関係で建物全体の幅を変更する事情もあって、いままでより細長の間取りにする必要も出てきました。 「うーん、かなりの難局」 と思っていましたが、ここで山田さんのミラクル図案が出てきました。 なななんと! 南側まるごと土間にした図案!(ムムッ、やっぱり土間はデカイ!) 土間の一部を玄関にし、ダイニングとの間に障子を入れるという案です。 「いいじゃないですかぁ、山田さぁん!」 これなら広い土間が確保でき、広いダイニング空間が確保できます。 障子に土間なんて和のテイストもいいですね。 私の否定的な意見にもかかわらず、土間にこだわり、土間を活かす図案を出した山田さん、さすがです。 なんでそこまで 『T ![]() なのか? 山田さんに解説していただきましょう。 |