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準則改訂パブコメ始まりました [2011年03月29日(Tue)]
あれから2週間以上過ぎました。物流事情など徐々に改善されているとはいえ、被災地では、引き続き大変なご苦労をされている皆様がいらっしゃること、報道を見るたびに辛い思いでいます。前回3月23日の英文エントリーは、海外のパートナーから寄せられた多くのお見舞いメッセージへのお礼でした。原田のエントリーでは、いつもの旅日記に混じって放射線トリビアが続いています。さて今週は、引き続き震災関連のことを書くか、通常に戻るか・・・迷います。が、個人的に思うことは個人ブログの方で書くことにして、今回は本業で大事な告知があったので、そちらのご紹介。

何度かご紹介している、電子商取引及び情報財取引等に関する準則です。半年かけて検討された今年度の改訂案が、本日、パブリックコメントにかけられました。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=595211007&Mode=0

募集期間は1か月(4/27まで)です。奮ってご意見を・・・などというと、執筆してくださった先生方に叱られそうですねw。

明日発信予定のメールニュースでは、主な改訂点を簡単にご紹介します。今回改訂は23項目にわたり、全部読むのは大変なので、ECネットワーク会員の皆様は、まずはそちらからご覧ください(たまには宣伝しないと)。本当は、「今回改訂に至らなかった論点」を巡る物語も重要なのでそちらもご紹介したいところですが、それはまた追って。
Posted by 沢田 登志子 at 17:48 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
広島とノー・モア・・・ [2011年03月28日(Mon)]
原田でございます。

先週は広島県にまいりました。
何度かお邪魔している
専門家派遣というもので、
県の相談員さんが抱えている
相談へのアドバイス
を行います。
今回は広島焼きの
お土産までいただいて
しまいました。
広島焼きは粉モノの
なかでも取り立てて
美味しいですね。
ECネットワークの事務所に
駅から来る途中にある
広島風お好み焼きのカープ
というお店は帰りに通りがかると
必ず行列しています。
よほど美味しいんでしょうね。
いつも店の前を通る
割には一度も食したことは
ございませんが。

相談員さんへのアドバイスは
専用の部屋をご用意いただき、
そこに相談員さんや相談者
をつれた相談員さんが入って
きます。
当日は良く晴れていましたが、
ストーブつけなかったら
「こっちで節電せんでもええよ」
西でもNHKなんかでは常に
画面にテロップで計画停電や
東の交通情報が流されてるの
には少し驚きでした。
東電管轄の何グループが何時から
計画停電実施なんてニュース、
西の方々には特に関係ない
ものなのにと言うと、
「でも状況がわかっていい」
CMも多くは「AC」です。
品薄に関しては西でも
だんだん発生しているようで、
この日はヨーグルトや納豆がない
という話をうかがいました。
あと水なんかは関東の人が
送ってくれるよう
頼むのだそうです。


ここ1週間も福島の原発関連の
ニュースが多くを占めています。
水や大気中の放射線量とともに、
健康に被害はないとしながらも
乳児への使用を控えるとか
野菜の出荷規制などを行っては
解除したり、これで国民に
混乱しないでいろというほうが
無理な話だと思います。
水に関しては特に生活に
欠かせないわけですから、
国民だって敏感です。
水道で放射能物質を炭で
除去するという方法がテレビ
ニュースで放送されると
「水道水に炭を何時間入れて
おけばよいのか」という
消費者相談がすぐ来るようです。
ペットボトルの水は売り切れ、
今、これで浄水器をウソ宣伝
したら本当に儲かりますね。
わたくしは今だって普通に
水道水をがぶ飲みしますが。

でも今、何より問題なのは
原発タービン室内に溜まった
高濃度汚染水の除去
ではないかと思います。
このニュースはちょっといやです。
作業員(東電社員とは呼ばない)
が作業中被曝した上、
更に高濃度の水が2号機で
溜まっていて今後どうするか
すぐ決まらない、原因が
特定できないとか、前の発表と
核種や濃度が間違っていました、
とか既に国民よりあっち側が
混乱しています。
今のところ一般環境下では大丈夫、
でも専門の作業員が作業するエリア
のタービン室内はマズいよね、
という感じでしょうか。
でも現場などで作業する放射線業務
従事者も一般の人も基本的には
同じ人間ですので放射線業務従事者
だからって放射線に耐性が
出来ているわけではありません。
ワクチンなんてないですから。
ただ当たり前ですが普通に暮らす
一般の人は放射線を浴びる
浴びないの選択は出来ないですし、
専門の教育や健康診断も受けて
おらず自分を保護する術も知りません。
汚染の原因が分からない、対応する
術も見つからない、正しい値も分からない、
でも大気中に放散されることは
ないから大丈夫安心してちょうだいな
と言って管理側の対応がこれまで
通りだとすれば作業員を更に
被曝の危険に晒す上、
大丈夫といってももう誰も
(国民や外国)信用しなくなる日が
来るかもしれません。
そのほうが恐いですね。



Posted by 原田 由里 at 14:16 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
Dear Friends, [2011年03月23日(Wed)]
We would like to express our sincere gratitude for your heartfelt messages after the earthquake and tsunami occurred in the northeastern region and the Pacific coast of Japan on March 11. Since we have been terrified and battered by the unforeseen events, encouraging and comforting words from you truly touched our hearts. We will never ever forget that all our friends are kind enough to offer a helping hand shortly after this tragedy.

We feel great sorrow that the number of dead and unaccounted for exceeded 20,000, and over 400,000 people have been forced to evacuate in the aftermath of massive tsunamis generated by the earthquake. It is estimated that the number of displaced people will increase due to the radiation leaks from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant. Acute shortages of such basic commodities as fuel, food and drinking water have further strained people in the affected area while they are still overwhelmed with sadness after loss of their homes or loved ones.

Meanwhile, Tokyo is more than 200 kilometers away from a severely damaged area. Functions as a capital city and our economic activities are gradually recovering despite the significant impact of rolling blackout and following voluntary suspension of the train service.

To those who probably worry about the deteriorating situation at the Nuclear Power Plant, please refer to the latest report in English on the website of Japan Atomic Industrial Forum. Inc..

We Japanese are now facing the worst crisis for the first time since the end of WWII. However, it is encouraging to all of us that a number of people around the world extend strong support and provide assistance to us. We will stand together and make every effort to rebuild our country. We kindly ask you to pray for a speedy recovery and a new bright future of Japan.

Gratefully yours,

Toshiko SAWADA
EC Network, Japan
Posted by 沢田 登志子 at 13:32 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
原子力あれこれと静岡市 [2011年03月21日(Mon)]
原田でございます。

ここ1週間は特に福島原発
のニュースが多く流れて
おります。
普段はなかなか聞きなれない
専門用語が多用されており、
ニュースでも専門家が出て
なるべく詳しく説明は
されているようですが、
もっとも基本的な部分は
あまり説明されて
いないように感じます。
今回は指向を変えて先ずは
ここら辺の疑問を余計な
お世話という形でフォロー
してみたいと思います。
わたくし今では何の役にも
立ちませんが、なぜか
第一種放射線取扱主任者
という国家資格を
持っております。
今後の原発関連のニュースの
バックグラウンドとして
少しでもお役に立てれば
と思います。

原子力関連にはいろいろな
法律が存在していますが
まずそれらの元となる
原子力基本法という
法律があります。
これは原子力の憲法
と呼ばれるもので、
ここからさまざまな
原子炉や核燃料、
放射線障害防止などの
原子力に関連する法律が
枝分かれしていきます。
この原子力基本法には
何より原子力に携わる際の
精神が刻み込まれています。
この精神は
「平和の目的に限る」
という大原則と、
「公開」「自主」「民主」
の三原則です。
大原則は誰もが理解する
ところと思いますが、
三原則に関しては、
『民主的な運営の下に、
自主的にこれを行うものとし、
その成果を公開し、
進んで国際協力に資するもの』
としています。
独占的選考を防ぐ「民主」
外国に依存しない「自主」
機密をなくす「公開」、
ですからこの精神においては
情報の隠蔽すら許されるべき
ものではないと思います。
あとよく現場作業員の被爆量が
基準値の100ミリシーベルト
(mSv)を超えたとか
250ミリシーベルトに
引き上げたとかいうニュース
が出ることがありますが、
これらの基準は原子力基本法
から枝分かれした
放射線障害防止法において
定められています。
ちなみにこの放射線障害防止法は
資格を取るとき、そのほとんどを
丸暗記させられます。
(丸暗記のため試験が
終われば忘れます)

原子力とはそもそも何ぞや
と言う点ですが、
原子力基本法ではその定義を
『原子核変換の過程において
原子核から放出されるすべての
種類のエネルギーをいう』
としています。
つまり原子を構成する
原子核から放出される
エネルギーを原子力と言い
原発では主にウラン(U)の
原子力を利用して発電を
行っているわけです。
ウランには種類があり、
原発で使用されているのは
ウラン235です。
235は原子の質量(重さ)です。
ウランは自然界にもありますが、
ほとんどはウラン238で、
235は1%にも満たない
量しか存在しません。
どちらも放射線を出しますが、
なんでわずかな235を
使うのかというと、
238では大きなエネルギーを
出さないからです。
大きなエネルギーは
核分裂で発生します。
235は核分裂を起こすときに
大きなエネルギーを
出すことが分かっているから
235を使うのです。
原発では235を3%程度に
濃縮して使います。
この程度?と思うかもしれませんが、
この割合が上がると核分裂を
制御することができなくなるのです。
制御できないと核分裂は
連鎖反応といって、
核分裂が止まらなくなって
とてつもなく大きな
エネルギーとともに
大爆発します。なので
235を100%近く濃縮すると
できるのが原子爆弾です。
逆に言えば原発が爆発しても
それは爆弾と同じと
考えなくてもよいという
ことかもしれません。

もうちょっと科学的なお話。
ニュースで放射性ヨウ素(I)とか
セシウム(Cs)とか言いますが、
これってそもそもどこから来た
モノなのかというと、
これらはウラン235が
核分裂した後にできる
「核分裂生成物」と言うものです。
なのでこれらの核分裂生成物が
確認されれば、その原発から
放射性物質が漏れている
と言うことになります。
核分裂とはウラン235で言えば
235の質量を持つ原子核が
2つ3つの中性子を出して
真っ二つに分かれることです。
このときに大きな
エネルギーを出します。
真っ二つに分かれるというと
235を2で割った質量を持つ
同じ原子が2つできそうな
気がしますが実際は質量が
90前後、及び140前後の
原子が多くできます。
その中で放射能を持つ
代表的なモノが、
セシウム137
ヨウ素131
ストロンチウム(Sr)90
などなのです。
こういったモノを核種と
呼びますが、
放射能を持つ核種には
半減期といって
パワーが半分になる時間が
核種ごとに全て決まっています。
セシウム137と
ストロンチウムは
大体30年ぐらい、
ヨウ素131は8日です。
ちなみに先のウラン238の
半減期は約44億年です。
地球ができてから
大体パワーが半分になったと
いうことですね。
核分裂生成物の核種は、
それぞれ身体に取り込まれたときに
特定の臓器に集まるという
特質を持っています。
困ったことに核種によって
その部位が異なるんですね。
よくニュースで言われる
ヨウ素131は甲状腺に、
ストロンチウム90は骨(骨髄)に
セシウム137は全身に溜まります。
ヨウ素131の体内被曝の
対処方法としてヨウ素剤を
飲むことは正しいのですが、
もちろんうがい薬を飲んでも
ろくなことにはなりません。
特にヨウ素131は8日で半分、
16日で1/4、24日で1/8に
なりますのでそんなに神経質に
なる必要もありません。

単位にシーベルト(Sv)という
言葉をよく聞くと思います。
シーベルトという単位は
物理学などで使われるような
単位と異なるちょっと特殊な
単位です。
放射線をモノが吸収したときの
値を示すグレイ(Gy)という
単位がもともとあるのですが、
ここで、特に人に対する影響を
視点に使われる単位として
シーベルトを使っています。
単に放射線の強さを示す単位には、
ベクレル(Bq)を使います。
わたくしがこの世界を勉強していた
頃は、まだ暫定的にキューリー
(Ci)と言う単位を使っていました。
キューリーはラジウム(Ra)
1グラムの放射線の強さを
表した単位で文字とおりラジウムを
発見したキューリー婦人からきている
のですがこのキューリーという
単位は婦人の功績と同じぐらい
とてつもなくでかいもので
一般的な放射線を語る時には
やれピコキューリー
(ピコは10のマイナス12乗)
とかナノキューリーとか
不便があったので、今は
約9桁小さくしたベクレルと
言う単位に統一されています。
大幅なデノミが行われたわけです。

毎日何ミリシーベルト、
何マイクロシーベルトという
数字がよく踊っていますが、
専門家が言うように
今の環境下ではあまり心配
する必要はないというのは
事実です。
放射線を浴びて問題になるのは
細胞のDNAが放射線が当たったことで
損傷し再生されなくなる
若しくは変異を起こすと言う
点です。
従って主に細胞の再生が盛んな
部分が感受性が強く被害が出ます。
胎児なんかはいい例です。
皮膚もそうです。
あと最初に良く出る障害で
よく言われるのが
消化器障害です。
放射線宿酔、宿酔とは
いわゆる二日酔いで宿酔に
よく似た症状が出ることから
そう呼んでいました。
吐き気、おう吐、
下痢なんかです。
この程度ならやがて
回復しますが、
特に強く浴びると腸壁
の繊毛が再生されなくなり
腸が水分を吸収できなく
なることで起こる脱水症状、
皮膚が再生されないことで
感染症にかかり、死亡する
きっかけになります。
JCO臨界事故のときの作業員は
約10シーベルト前後浴びたと
言われています。
残念ながら聞いただけで
知識があれば助からないことが
分かるのですが、医学の進歩は
彼らを数ヶ月前後、生き延び
させることができました。
放射線が人や臓器にどれだけの
影響を及ぼすのかは大体
分かってきているのですが
それらは原爆、チェルノブイリ
などのデータが元になっています。
ただ何年後にどれだけの被害が
現れるかはまだはっきり
していない部分もあります。
そんな中で、今、福島の原発で
作業をしている方々は正にぎりぎりの
線で懸命な作業をしているわけで、
本当に頭が下がる思いです。
マスコミが煽るような
単なるヒロイズムで
できることでないことは
図らずも昔同じ業界にいた
わたくしには痛いほど
良く分かります。
でも単なる感情に流されずに
少しずつでもこれからは
リアルを見ていかなければ
ならないわけです。
消費者庁もできたことですから、
「義援金詐欺に気をつけて」
を過ぎたころから発生する
ような消費者問題にも
目を向けて勇敢に対処して
いただけることを期待し、
わたくしもできることは何でも
やる所存でおります。



それではいつもの旅日記を。
先週は静岡市に参りました。
東海道新幹線は平常運行
ですので静岡駅まで行き、
そこからバスで参ります。
市の相談員さんと
職員さんがご出席の
研修会の講師を務めました。
講義が夕方から夜にかけての
時間帯で、東京でも
計画停電が始まった
ばかりでしたので
心配したのですが、
静岡市は中部電力の管轄
とのことで停電の影響は
ないとのことでした。
2時間ほどネット関連の
最新事例や対処方法など
のお話をさせていただき、
行きはひかりでしたが、
帰りはこだまでのんびり
と東京に戻りました。
わたくしの通勤ルートは
幸い電車の影響も少なく
その点、非常にありがたい
思いをしておりますが、
場所によっては
いろいろな計画や予定が
中止となるなどの影響が
出始めておりますね。
季節は確実に春らしくなってきて、
暖かく、日も長く、
節電にもますます身が入る
このごろです。
Posted by 原田 由里 at 18:53 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
私たちにできることは [2011年03月16日(Wed)]
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震。
犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

家や何より大切なご家族を失われた皆様には申し上げる言葉もありません。避難場所で不自由な生活と寒さに耐えておられる皆様にも、心よりお見舞い申し上げたいと思います。

被災地で、日夜、救護活動に携わっておられる皆様、周りの方ができるだけ平常通りの状態でいられるよう、営業を続けることを含め、目立たないところで物心両面の努力をされている皆様にも、本当に頭が下がります。

ライフラインや交通手段・輸送手段の途絶まで含めれば、今回の災害の被害者は、相当な範囲に広がっていると言えます。

ECネットワーク会員の皆様の中にも、大変な思いをされている方がいらっしゃると思います。何もお手伝いができなくて心苦しいですが、一日も早く安定した状態に戻れるよう、お祈りしております。

今後、日本全体で、この災害の影響に立ち向かっていく必要があるのだと思いますが、今、直接の被害を受けていない私たちは、まず日常業務や地域活動を通じて、自分にできることを冷静に考え、実行していきたいと思います。

何かできること・・・まず思い浮かぶのは募金ですが、残念なことに、人々の善意につけ込む義援金詐欺が発生しています。ネットにも怪しいものが出回っていますので、くれぐれもお気をつけください。

■フィッシング対策協議会:フィッシングに関するニュース
http://www.antiphishing.jp/news/alert/2011314.html

こういったサイトを発見した場合は、フィッシング対策協議会の事務局JPCERT/CCにご連絡いただければ、サイト停止などの措置を講じてもらうことができます。
http://twitter.com/#!/jpcert/status/46255511993196544

Eコマース企業が、続々と支援に乗り出しています。

■「Yahoo!ボランティア」は、停電情報など震災関係のポータルサイトとしても便利です。
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/list/0047.html

■Yahoo!ポイントでも募金ができます。
http://bokin.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

■楽天銀行での義援金受付
http://www.rakuten-bank.co.jp/company/contribution/110313/

■DeNAは、モバゲータウンで募金を受け付けています。
http://dena.jp/press/2011/03/post-84.php

■ニフティの支援活動は国際的。歴史があります。
http://donation.nifty.com/tokusetsu/

これ以外にも、安否確認、避難場所などの情報提供、サーバ・リソースの提供など、情報力を活かした支援を行っているIT企業がたくさんあります。節電しつつ、応援していきたいと思います。
Posted by 沢田 登志子 at 15:47 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
大阪・石川と奈良、そして・・ [2011年03月14日(Mon)]
原田でございます。

先週は、先ずは先日虎ノ門で
講師を担当させていただきました
JIPDECさんの消費者担当研修会、
今回は大阪会場に参りました。
場所は西九条駅でUSJがすぐ
そばのところです。
おそらく200名以上の
企業の消費者対応など
ご担当の方々にご出席
いただいていたかと
思います。
大阪への出張はいつも
新幹線を利用するのですが、
今回初めて空路による
移動を試みてみました。
伊丹空港はさすがに
大きな空港でモノレール
やバスを利用して
すぐに主要な街に
出られます。
ただ神戸空港も伊丹空港も
ちょっと不便なのが
モノレール乗ろうとすると
ICOCAは使えても
でっかく「SUICA×」
と表示されています。
でも出張の多いわたくし、
ICOCAも実は持っています・・。

次に石川県の相談員さん向け
レベルアップ研修の講師で
金沢に参りました。
ただ石川県は北陸でも唯一
飛行機や列車の時間の関係で
午前中の講義に日帰りが
できないところなので、
そのときは前泊いたします。
夜、到着したときには
雪がちらほら舞って
おりましたが、
冬の金沢も慣れてきました。
寒いけれどももしかしたら
雪のない北陸の方が味気ない
かも知れませんね。
講義は午前午後あわせて
5時間の長丁場です。
新しいネット関連のお話
などをさせていただき、
お昼時間などを含め、
ご出席の方々と
情報交換しながら午後も
講義を進めておりました。

そのときにあの時間が
やってきました。
会場は県庁のあるビルの
11階でしたので部屋が
まるで回転するような
感じの揺れが始まり、
それが長時間続いたので
軽い乗り物酔い状態
になるほどでした。
その後も余震が続いたので
その都度、講義は中断
せざるを得ませんでしたが
でも物が落ちるほど
の揺れではなく、外でも
何かこの地震で動きが
あるような感じは
ありませんでした。
手元のスマホで東北や
東京を含む関東は
もっと大変であると
知りました。
金沢駅についたら帰りの
飛行機を含め羽田行きは
全て欠航で東京方面への
列車も全て運転見合わせ
との情報が流れておりました。
ただ在来線や下り列車に
影響は何もありませんで
したので新幹線の回復を
期待して特急しらさぎで
米原まで移動し着いたら
新幹線は全て運休と知り
今度は米原から在来線で
京都まで移動することに
致しました。

というのは、わたくし、
翌日奈良県に向かわなければ
ならなかったため、
1度東京に戻るか、
戻れないのなら奈良に
行くためになるべく
近くまで移動しておく
必要があったためと、
失礼なのですが京都の方が
米原よりもまだ駅前周辺が
開けているからです。
ただ京都に着いたのは
既に夜遅くホテルは
東京に戻れない人たちで
既に全滅状態でした。
駅の案内所では、
京都駅の周りに24時間
営業の店は全くないと
いうことです。
「四条河原町のほうに
行けばそういった店が
あるかもしれないよ、
今の時間なら地下鉄で
いけるけど繁華街へは
ちょっと歩くかも」
さすがに勝手の分からない
ところでうろつく勇気も
でず駅前のタクシーに
飛び乗って思わず
「四条のほうに向かって
24時間営業の店を
探してください」
運転手さんは仲間に
聞きに行ってくれたのですが、
「こっちはね24時間
営業の店ってほとんどない
んですよ、四条に行っても
カラオケとかサウナとかかな」
「もし駄目なら駅に
戻ってください」
四条の繁華街を走って
いくつかの店を探します。
「ファミレスはもう終わって
いるしマン喫も昔あったけど
潰れちゃったね」
東京がいかに不夜城なのかが
わたくし客観的に初めて
わかったような気がしました。

大きなカラオケ店の前に止まって
「ここはどうだろう」
店の前に立っていた若い店員さんに
「ここは24時間営業ですか?」
「24時間ではないです、6時までです」
朝6時!もう上等。
このカラオケ店で夜を過ごす
ことにしました。
個室に入りカラオケはあいにく
趣味ではないので、ずっと
テレビをつけていました。
地震のニュースが流れてきます。
結局、このカラオケ店で
7時間を過ごしましたが、
ものは考えようでここは
横になれるほどの大きな
ソファのある個室が用意されて、
ソフトドリンク飲み放題で
簡単な食事は注文すれば
すぐに持ってきてくれる、
なかなか快適で暖かく
これで一晩過ごせて1900円です。
かえって東京にいるほうが
もっと大変だったと思います。
そして若い店員さんはみんな
にこにこ愛想が良くて、
そして何より知らない土地で
途方にくれていた
わたくしと一緒に
お店探しを懸命に手伝って
くれたタクシーの運転手さん、
困っているときは人の
優しさとか本当に骨身に
染みます。私も見習います。

翌朝、京都より近鉄特急で
近鉄奈良駅に無事到着、
当初の東京より向かう
予定より大幅に早く
着いたのでそれまでは
いち観光客として
興福寺の阿修羅像
(東京では人気がありすぎて
見るのも大変だったものです)
とか国立奈良博物館など拝見して、
公園の鹿と遊んでケーキと
お茶をしておりましたら
あっと言う間に時間が
参りました。奈良県庁
後ろにある会場に向かいます。
(これらは全て徒歩圏内)
こちらでは奈良県内の
相談員さん養成講座が
開催されており、わたくしは
3時間半ほど主にネット関連の
ご相談や対応などの
お話をさせて頂きました。
養成講座とはいえこちらの
ご出席の皆さんは来月より
職に就く予定となっている
方々が多く現役の相談員さん
も交え養成講座の中では
かなりレベル高めの
内容で構成いたしました。
皆さんシッカリと聴いて
くださいました。
新幹線は通常運転に戻り、
東京に帰ったら部屋の書類が
大散乱していました。


わたくし、つい先月、
福島県と宮城県にお邪魔して
その県下でご活躍の
たくさんの相談員さんに
お会いしました。
その時のご出席名簿を改めて
拝見すると、今回ニュースで
津波で甚大な被害が発生している、
まだ連絡がつかない方がたくさん
おられるという市や町から
お見えになっていた相談員さんが
何人かいらっしゃいます。
どうかご無事で、お元気で
いらっしゃることを、本当に、
心より願っております。
業務が当分できない状態の
相談員さんもおられるかと思います。
心よりお見舞い申し上げます。
みんなが1日も早くいつもの生活に
戻れるようわたくしにできることは
やっていこうと思います。
Posted by 原田 由里 at 10:18 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
埼玉・虎ノ門と富山 [2011年03月07日(Mon)]

原田でございます。
東京は今日は雪です。

先週は埼玉県の相談員さん
養成講座に講師で
出向きました。
場所は2週間前にも
お邪魔した
さいたま新都心です。
さいたま新都心のある
さいたま市は大宮と
浦和と与野が合併して
できたのですが、
ここは旧大宮となります。
この日は天候が悪く、
朝から雨で、途中
雪に変わりました。
さいたま新都心駅と
主要ビルとの間は
ペデストリアンデッキ
で結ばれています。
ほとんどのペデには
軒先程度なのですが、
うまいタイミングで
屋根代わりとなる
出っ張りが出ていて
天候が悪くても
軒先を渡り歩くと
ぎりぎり傘を差さないで
済むようにできています。
天気が悪くないと
気づかないポイントです。

翌日は虎ノ門で
日本情報処理開発協会
(JIPDEC)さんの
プライバシーマーク
消費者担当者の研修会に
講師としてまいりました。
JIPDECさんは、
沢田やわたくしが
ECOM時代からいろいろ
お世話になった団体です。
どうもECOMは最近、
騙られている
みたいですね。
しかもよりにもよって
出会い系サイトの
決済代行とは・・。
何の因果でしょうか。

さてプライバシーマークは
「JIS Q 15001個人情報保護
マネジメントシステム」に適合した
個人情報保護措置を講ずる
体制を整備している企業を
認定して付与されているものですが、
最近は取得事業者も増え
企業のサイトや名刺などでも
よく見かけるようになりました。
今回は企業の主に消費者担当の
方向けとのことでしたので、
わたくしのお話した内容は
ネット上の個人情報に関する
問題点を具体的事例とともに
解説し、消費者相談の心構え
などについてもお話いたしました。
最近は権利意識の強い消費者
も増えてきていますので
そのような方への対処方法
などについてもお話
いたしました。
会場には300人前後の方が
いらっしゃったようです。
日ごろお疲れの方々だと
おもいますので、足を運んで
いただきありがたい限りです。
帰りは雨が降り出していました。

その2日後に富山県に参りました。
こちらは相談員さんの養成講座です。
朝10時から始まる講義に間に
合わせるため、当日朝6時50分
羽田発の飛行機に乗ります。
日帰りなのはいつものことですが
このとき、前日から当日にかけて
北陸はすっと雪という予報
でしたので、正直飛行機が
飛ぶのかどうか、飛んだとしても
遅れないかどうかかなり
心配いたしました。
ただ当日は予定通り飛行機が
飛んでくれて先ずは一安心。
しかも飛行機からは冠雪した
立山連峰が見下ろせた上、
富山についても積もった
ばかりの新しい真っ白な雪が
木々や街全体を覆っていたため、
思わぬ雪景色を楽しむことが
できました。
結局当日は雪が降ったり
止んだり晴れたりの
不安定な1日でしたが、
でも、暖かい教室には
熱心なご参加の皆さんが
いらっしゃいます。
ご参加の皆さんは現役の方も
多かったのですが、
ただそれでも実務に就かれて
割と経験の浅い方々とのこと
でしたので、途中途中
少しだけでしたが情報交換
などもさせて頂きました。

こんな感じで最近は
イマイチな天候が
続きますが、最近は
さらに日によって寒暖の
差も激しいですが、
ただこれは春が近い
証拠でもあるのかも
しれませんね。
Posted by 原田 由里 at 12:50 | 原田由里 | この記事のURL | トラックバック(0)
なかなか通らない国際裁判管轄法制ですが [2011年03月01日(Tue)]
2月28日(月)、東京の三弁護士会が共同で主催する国際セミナーがありました。テーマは「国際裁判管轄に関する国内法制定による実務への影響」。私も、『国際消費者紛争と国際裁判管轄〜消費者相談の現場から』というタイトルで報告をさせていただきました。

2008年から2010年にかけて法制審議会で検討され、2010年3月にめでたく国会に上程された民事訴訟法改正案は、衆議院を通過し、参議院の法務委員会を通過して、明日はいよいよ本会議、というところで鳩山首相が辞任。まさかの廃案・・・という不幸な経過を辿りました。その後2010年9月に再上程され、現在は参議院で継続審議中という段階のようですが、この国会情勢では果たして無事に成立するかどうか、予断を許しません。

という中で開催されたセミナーですが、弁護士さん達の関心は高いようでした。参加費5,000円は屁でもないのか、マジックのアトラクション付パーティに突入する前のお勉強部分から、多くのご参加がありました。

まずは法制審のメンバーだった一橋大学 山本和彦教授から、法案の概要と意義についてご説明いただきました。日本には国際民事訴訟法というものがなく、これまで国際裁判管轄の判断は、国内管轄の規定を準用し、そこに「特段の事情」という、よくわからない判断基準がプラスされて、判例実務として積み上げられてきました。これをきちんと国際裁判管轄用に修正(合理化)&明確化した、というのが今回の法改正ということです。ちょっと広がり過ぎていた管轄原因を少し限定的にする一方、消費者・労働者という弱者保護の視点を入れ、特別な規定を置いたのは画期的と言えます。

実はそれでも改正法には、まだ「特別な事情」というちょっと曖昧な基準が残っています。その点に着目した報告をされたのが、このブログではお馴染み、立教大学の早川吉尚教授です。(ちなみに「特段の」は裁判所用語、「特別な」は法制局用語で、両者に意味の違いはないそうですww)

早川先生の問題意識は、「これまでの判例を分析すると、外国法が準拠法となる場合には、”特段の事情”を使って日本に管轄を認めない傾向があるのでは?」ということです。NBLやジュリストで興味深い調査結果を報告されています。そのあとのパネルでもフロアからの質問もこの点に議論が集中し、なかなか盛り上がって面白かったです。裁判所の判断にはもちろんそれなりの理由があり、立法の過程でもいろいろ検討されたという話。早川先生の主眼は、外国法の事案の引き受けを避けようとする裁判所を責めることではなく、裁判所が外国法の調査などを簡単にできるインフラをきちんと整えるべきだ、ということでした。法の適用に関する通則法によって、強制的に外国法が準拠法とされる場合も結構あるのだから、と。

裁判官代表としてパネルに参加されたのは、東京高裁の加藤新太郎判事です。司法研修所の教官も務められた加藤判事は、オヤジギャグを挟みつつ、それぞれの基調講演に暖かくコメントしてくださり、和やかな笑いに包まれたパネルディスカッションになりました。

私の報告は、一言でいうと「消費者が海外事業者と取引しても日本で裁判できると明記された意味は、いろんな意味でとっても大きい。実際には裁判は多分やらないけどね。」というものです。中身はいつものICA-Net(笑)。これはこれで、興味深く聞いていただけたようで安心しました。事業者側からの視点、今後の課題(ネット上の不法行為など)については、また次の機会に書いてみたいと思います。
Posted by 沢田 登志子 at 15:34 | 沢田登志子 | この記事のURL | トラックバック(0)
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