わたしの王子様
[2007年10月31日(Wed)]
どうも、相談担当です。
このブログは、今日付けCANPANブログのランキング4位だそうで、何だかすごいことです。
結婚相手を探そうと思ったとき、昔はおせっかいおばさん、もとい、そういう世話好きの人が近くにいて、お見合い写真とプロフィールを預けておくと、誰かを紹介してくれたり、または会社の上司が紹介してくれたりと、いずれも人づてでのやり取りが主流だったのだと思います。
今は、そういった人間関係も希薄なので、もっぱら結婚紹介所に申込むのでしょうか。結婚相手紹介サービスともいいますが、会員数が多いことが宣伝だったり、優良会員(要は金持ちとか容姿端麗とか海外在住とか)が多いことが売りだったりと、そのサービスも多様化しています。
結婚相手紹介サービスは、いろいろとトラブルも多くて、経済産業省では「結婚相談業・結婚情報サービス業における苦情・相談内容に関する調査報告書」という報告書をまとめています。
この報告書には、国民生活センターが管理しているパイオネット(全国の消費生活センターに寄せられた相談情報)から抽出された、結婚相手紹介サービスへの苦情の事例が書き出されています。解約時の苦情が多いとなっています。
結婚相手紹介サービスは消費者からの中途解約権が認められているのですが、その返金額が少ないということで問題になったりします。もちろん法律(特定商取引法)上は、中途解約に伴い、事業者が消費者に請求しても良い額はある程度決められているのですが、それが厳密ではないため、契約書の段階にて返金額が予想以上に少なくなってしまう場合もあります。
消費者も少なくとも受けたサービス分は代金を支払う必要があるのですが、そこが問題。
事業者によっては、一年契約にもかかわらず、最初の3ヶ月に全てのサービス、つまり条件にマッチした相手の情報提供を提供してしまい、例えば契約半年後に解約といってもほとんど戻ってこないというケースもあります。この場合、事業者は「結婚相手紹介サービスは最初の3ヶ月が勝負で、本人の条件にあった人を紹介できるのもこの時期だけ、あとは、条件からだんだん離れていくか、後から入会した人の中から紹介できる人を探すだけ」と主張します。いやだからって、大量の情報をバサッと最初に提供して、さあこれから選べ、って言われてもねえ。キメ細やかなサービスして欲しいですね。
優良会員を謳う事業者の中には、そもそも紹介しない、紹介された相手がサクラだった、全く条件に見合う人で無かったりと、もともとマトモなサービス提供していないジャン、というケースもあります。お見合い相手のブログに自分のことが写真つきで書かれたとか。
ただ、悪質な事業者もいる代わりに、こういったサービス利用者の特有なのでしょうか、それを利用する消費者にも、確かにいろいろ個性的な人がいるケースもあります。相手に求める条件が高くて、事業者を複数、しかも点々としている人(だんだん小規模事業者になり希望通りの人にめぐりあえる率が下がるより、貴方が条件下げた方が・・)、契約期間満了に伴い契約更新を求めたのに逆に事業者側から断られて文句言う人(何が原因か知りませんが、仕方ないのでは・・)、生活保護を受けているのにローンを組んで登録する人(お気持ちは分かりますが・・)。白馬の王子様だって、相手を選べます。
上記報告書では、今後、結婚相手紹介サービス事業者に認証制度を考えているようです。ここECネットワークでも、サービス産業とADRの調査業務を受託しているので、これからのこういったサービス産業に関する成り行きを注目したいところです。
このブログは、今日付けCANPANブログのランキング4位だそうで、何だかすごいことです。
結婚相手を探そうと思ったとき、昔はおせっかいおばさん、もとい、そういう世話好きの人が近くにいて、お見合い写真とプロフィールを預けておくと、誰かを紹介してくれたり、または会社の上司が紹介してくれたりと、いずれも人づてでのやり取りが主流だったのだと思います。
今は、そういった人間関係も希薄なので、もっぱら結婚紹介所に申込むのでしょうか。結婚相手紹介サービスともいいますが、会員数が多いことが宣伝だったり、優良会員(要は金持ちとか容姿端麗とか海外在住とか)が多いことが売りだったりと、そのサービスも多様化しています。
結婚相手紹介サービスは、いろいろとトラブルも多くて、経済産業省では「結婚相談業・結婚情報サービス業における苦情・相談内容に関する調査報告書」という報告書をまとめています。
この報告書には、国民生活センターが管理しているパイオネット(全国の消費生活センターに寄せられた相談情報)から抽出された、結婚相手紹介サービスへの苦情の事例が書き出されています。解約時の苦情が多いとなっています。
結婚相手紹介サービスは消費者からの中途解約権が認められているのですが、その返金額が少ないということで問題になったりします。もちろん法律(特定商取引法)上は、中途解約に伴い、事業者が消費者に請求しても良い額はある程度決められているのですが、それが厳密ではないため、契約書の段階にて返金額が予想以上に少なくなってしまう場合もあります。
消費者も少なくとも受けたサービス分は代金を支払う必要があるのですが、そこが問題。
事業者によっては、一年契約にもかかわらず、最初の3ヶ月に全てのサービス、つまり条件にマッチした相手の情報提供を提供してしまい、例えば契約半年後に解約といってもほとんど戻ってこないというケースもあります。この場合、事業者は「結婚相手紹介サービスは最初の3ヶ月が勝負で、本人の条件にあった人を紹介できるのもこの時期だけ、あとは、条件からだんだん離れていくか、後から入会した人の中から紹介できる人を探すだけ」と主張します。いやだからって、大量の情報をバサッと最初に提供して、さあこれから選べ、って言われてもねえ。キメ細やかなサービスして欲しいですね。
優良会員を謳う事業者の中には、そもそも紹介しない、紹介された相手がサクラだった、全く条件に見合う人で無かったりと、もともとマトモなサービス提供していないジャン、というケースもあります。お見合い相手のブログに自分のことが写真つきで書かれたとか。
ただ、悪質な事業者もいる代わりに、こういったサービス利用者の特有なのでしょうか、それを利用する消費者にも、確かにいろいろ個性的な人がいるケースもあります。相手に求める条件が高くて、事業者を複数、しかも点々としている人(だんだん小規模事業者になり希望通りの人にめぐりあえる率が下がるより、貴方が条件下げた方が・・)、契約期間満了に伴い契約更新を求めたのに逆に事業者側から断られて文句言う人(何が原因か知りませんが、仕方ないのでは・・)、生活保護を受けているのにローンを組んで登録する人(お気持ちは分かりますが・・)。白馬の王子様だって、相手を選べます。
上記報告書では、今後、結婚相手紹介サービス事業者に認証制度を考えているようです。ここECネットワークでも、サービス産業とADRの調査業務を受託しているので、これからのこういったサービス産業に関する成り行きを注目したいところです。