ポリシーの違い
[2007年07月31日(Tue)]
国際EC取引のトラブルについては、既にこのブログで
国際担当Tが何度か書いていますので詳しくは触れませんが、
実証実験のもう1つ大きなテーマがこれ(国際トラブル)でした。
OECDその他の国際会議の場では、90年代後半から、
「国境を越えるEコマースにおける消費者保護は
どうあるべきか」が大きな課題です。
各国の基本的な認識は、「Eコマースをよりよく
発展させるためには、国際取引についても、
安心できる環境を整え、信頼できる市場とする
ことが大切だ」ということで一致しています。
それから10年、同様の問題意識を持つ国が増えこそすれ、
課題が大きく解決された訳ではありません。
言語・文化の違いで起こるミス・コミュニケーションに加え、
伝統的な詐欺もあり、スパムメールやコンピュータ・
ウイルスなど、新たな脅威も出てきています。
これらの問題に対し、日本政府は、あまり大きな
関心を示してはいません。
「国際取引は自己責任」という言葉もよく聞きます。
好きこのんで海外ショッピングをするような
(余裕のある)消費者は、トラブルに遭っても
自力でなんとかしなさい、ということだと思います。
また、一般的に外国語の得意でない日本の事業者にとって、
「国際Eコマースの発展」は他人事であり、
日本(経済)にとってそれほど大きな意味を持たない、
と考えているのかも知れません。
いずれにしても、この分野、日本国内で、真面目に
政策として取り上げられることがあまりないのです。
(実証実験を始めた頃が唯一の例外でしょうか。)
一方、アメリカでもヨーロッパでもアジアでも、
この問題には政府が非常に熱心です。
そういった国際的な議論に後押しされる形で、
我が国でも、数年前、内閣府が事務局となり、
「国際消費者トラブル対策ネットワーク」という、
各省庁連絡会議のようなものができました。
ECネットワークはこの会合に毎回ゲスト(?)参加して
最近の動向などを報告しているのですが、
現場からのどんな提案も要望も、各省庁からは
「難しい難しい難しい」と100回言われることが多く、
出席すると、ちょっと元気がなくなってしまうのが
残念です。
国際担当Tが何度か書いていますので詳しくは触れませんが、
実証実験のもう1つ大きなテーマがこれ(国際トラブル)でした。
OECDその他の国際会議の場では、90年代後半から、
「国境を越えるEコマースにおける消費者保護は
どうあるべきか」が大きな課題です。
各国の基本的な認識は、「Eコマースをよりよく
発展させるためには、国際取引についても、
安心できる環境を整え、信頼できる市場とする
ことが大切だ」ということで一致しています。
それから10年、同様の問題意識を持つ国が増えこそすれ、
課題が大きく解決された訳ではありません。
言語・文化の違いで起こるミス・コミュニケーションに加え、
伝統的な詐欺もあり、スパムメールやコンピュータ・
ウイルスなど、新たな脅威も出てきています。
これらの問題に対し、日本政府は、あまり大きな
関心を示してはいません。
「国際取引は自己責任」という言葉もよく聞きます。
好きこのんで海外ショッピングをするような
(余裕のある)消費者は、トラブルに遭っても
自力でなんとかしなさい、ということだと思います。
また、一般的に外国語の得意でない日本の事業者にとって、
「国際Eコマースの発展」は他人事であり、
日本(経済)にとってそれほど大きな意味を持たない、
と考えているのかも知れません。
いずれにしても、この分野、日本国内で、真面目に
政策として取り上げられることがあまりないのです。
(実証実験を始めた頃が唯一の例外でしょうか。)
一方、アメリカでもヨーロッパでもアジアでも、
この問題には政府が非常に熱心です。
そういった国際的な議論に後押しされる形で、
我が国でも、数年前、内閣府が事務局となり、
「国際消費者トラブル対策ネットワーク」という、
各省庁連絡会議のようなものができました。
ECネットワークはこの会合に毎回ゲスト(?)参加して
最近の動向などを報告しているのですが、
現場からのどんな提案も要望も、各省庁からは
「難しい難しい難しい」と100回言われることが多く、
出席すると、ちょっと元気がなくなってしまうのが
残念です。