マレーシアCyberSecurity来訪
[2010年08月10日(Tue)]
こんにちは。国際担当Tです。
ご無沙汰してすみません。2ヶ月ぶりのブログ更新となってしまいました。
先月28日、トラストマーク・プログラムを立ち上げようとしているマレーシアCyberSecurityの方3名が調査のため来日し、理事の沢田と私で経済産業省とトレード・セーフに一緒に訪問しました。
4年位前からオブザーバとしてATAに参加していましたが、ついに本格的にトラストマーク・プログラム立ち上げのために動き出したようです。
CyberSecurityは科学技術イノベーション省(MOSTI)の傘下にある組織で、マレーシアはいくつかの省ととCyberSecurityが一緒になってトラストマーク・プログラムを立ち上げようとしています。アジア諸国は国が主体となってトラストマークを立ち上げる国が多いです。と言うかATAに加盟しているトラストマーク機関で民間なのは、アメリカ、フィリピン、日本だけなので、特殊なのかもしれません。
そうした背景もあってか、午前中訪問した経済産業省では、おもにトラストマークへの日本政府の役割について質問されていました。日本の電子商取引がどのように発展したかの説明に対し、ちょっとキョトン(?)とされながら聞いていらっしゃいました。
午後にトレード・セーフに訪問。審査基準などについて具体的に質問されていました。ここでもまた政府の役割が話題になりました。民間のトレード・セーフは、当機関がADRを担当し中立性を保ちながら、Certifier(認証機関)でもあり、Operator(運営機関)でもあるのですが、マレーシアからは、この2つを分けなければ、中立性、公平性が担保されないのでは、というご意見でした。
率直に「でもそうすると、人件費や運営費、時間もかかるのでは?」と質問してみました。確かに、という回答でしたが、マレーシアの場合は、認証機関(政府)と運営機関(CyberSecurity)を分けるというのが前提条件になっているようです。その上で、ATAが作成したGTO(トラストマーク運営機関のためのガイドライン)や、日本の審査基準を参考にしながら自国のトラストマーク立ち上げようとしています。ATAではいろいろな国が参加しているので、お国柄が分かって面白いです。
CyberSecurityも秋に開催予定の第9回ATA総会にオブザーバとして参加したいとのことでした。今年は欧州のEuro-Labelが加盟したので、世界規模のトラストマーク連携になりつつあるATA総会の準備に向けて忙しくなりそうです。
では、また。
ご無沙汰してすみません。2ヶ月ぶりのブログ更新となってしまいました。
先月28日、トラストマーク・プログラムを立ち上げようとしているマレーシアCyberSecurityの方3名が調査のため来日し、理事の沢田と私で経済産業省とトレード・セーフに一緒に訪問しました。
4年位前からオブザーバとしてATAに参加していましたが、ついに本格的にトラストマーク・プログラム立ち上げのために動き出したようです。
CyberSecurityは科学技術イノベーション省(MOSTI)の傘下にある組織で、マレーシアはいくつかの省ととCyberSecurityが一緒になってトラストマーク・プログラムを立ち上げようとしています。アジア諸国は国が主体となってトラストマークを立ち上げる国が多いです。と言うかATAに加盟しているトラストマーク機関で民間なのは、アメリカ、フィリピン、日本だけなので、特殊なのかもしれません。
そうした背景もあってか、午前中訪問した経済産業省では、おもにトラストマークへの日本政府の役割について質問されていました。日本の電子商取引がどのように発展したかの説明に対し、ちょっとキョトン(?)とされながら聞いていらっしゃいました。
午後にトレード・セーフに訪問。審査基準などについて具体的に質問されていました。ここでもまた政府の役割が話題になりました。民間のトレード・セーフは、当機関がADRを担当し中立性を保ちながら、Certifier(認証機関)でもあり、Operator(運営機関)でもあるのですが、マレーシアからは、この2つを分けなければ、中立性、公平性が担保されないのでは、というご意見でした。
率直に「でもそうすると、人件費や運営費、時間もかかるのでは?」と質問してみました。確かに、という回答でしたが、マレーシアの場合は、認証機関(政府)と運営機関(CyberSecurity)を分けるというのが前提条件になっているようです。その上で、ATAが作成したGTO(トラストマーク運営機関のためのガイドライン)や、日本の審査基準を参考にしながら自国のトラストマーク立ち上げようとしています。ATAではいろいろな国が参加しているので、お国柄が分かって面白いです。
CyberSecurityも秋に開催予定の第9回ATA総会にオブザーバとして参加したいとのことでした。今年は欧州のEuro-Labelが加盟したので、世界規模のトラストマーク連携になりつつあるATA総会の準備に向けて忙しくなりそうです。
では、また。