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08年度EU電子商取引の現況 [2009年05月22日(Fri)]
こんにちは、国際担当Tです。

今年度のGBDeサミットはドイツ・ミュンヘンですし、
暫く欧州の状況をチェックしていなかったので
ICA-NetのモデルであるECC-Netのサイトを見てみました。

今年の3月にリリースされた
2008年度のEUにおける電子商取引の現状
についての記事を読んでみました。

Consumers: Online shopping increasingly popular in the EU, but development "held back" by barriers to cross border trade

E-commerce in the EU


以前に同様のレポートを読んだ時と状況は
大きくは変化していないようです。
要点は・・・

・2006-2008年で、1回以上電子商取引をしたEU内の消費者の割合は、27%から33%に増加した。

・英国、フランス、ドイツのインターネットユーザの半分以上がネット取引をした。

・北欧諸国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド)のインターネットユーザの91%がネットで商品やサービスを購入した。イタリア、スペインの電子商取引市場も成長している。

・EU加盟国それぞれの国内電子商取引市場は成長しているが、EU圏内の越境取引はあまり伸びていない。2006年度の6%から2008年度は8%と微増に留まっており、国内取引と越境取引との成長のギャップは減少していない。


新しいEU加盟国(ブルガリア、ルーマニア)では、
ネットショッピングの割合が、3-4%だったそうです。
イタリア、ポルトガルも10%とあまり高くないのは
ちょっと意外でした。北欧諸国はネット取引が
以前から盛んです。

越境取引の課題としては、EU圏内の約60%の
電子商取引事業者が、1言語以上で表示し販売している、
3分の1の消費者も違う言語でも買い物をしたいと回答している
そうですが、やはり言語の壁はあるそうです。

また、物流面での相互運用、支払方法、ブロードバンドなどインフラの
整備、消費者保護法、税金、知的財産権などの規制面、
消費者の信頼構築といった課題が残っているそうです。

アジアの国々の電子商取引の担当者にインタビューした時や、
ERIAの会合でも、規制の話、物流やインフラの面の課題の話は
必ず出ます。消費者にとってのネックになっている点を覆面調査
(mystery shopping)し、9月にはその結果が発表されるそうです。

ネット取引事業者についての報告書も秋にリリースされる
そうなので、その結果を読むのが楽しみです。
どこの国も同じ課題を共有していると思うので、
機会があれば是非ECC−Netの関係者の方に
お話しを伺ってみたいと思いました。

EU圏外との電子商取引については、公表されていませんでしたが、
データを持っていそうなので(?)日本の事業者との取引についてや
苦情が寄せられているか、苦情処理についてなども聞いてみたいと
思いました。


では、また来週!


Posted by 国際担当T at 15:37 | 国際担当T | この記事のURL | トラックバック(0)
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