
アルカイールとのミーティング[2019年08月20日(Tue)]
アルカイールとのミーティング
7月にアルカイールアカデミーのムザヒル校長先生とカユームさんが来日されました。
11日にJFSAのメンバー(依知川さん、田邊さん、小島さん)と一緒にアーシアンを訪れ、アーシアンメンバー13人(監事2名含む)とミーティングを地域交流スペース渚で行いました。
アルカイールの現況
・ アルカイールアカデミーは現在カラチ市内に本校と6つの分校があります。カラチ市では1日に8〜10時間の停電があり、停電するとファンが止まり、授業を続けるのが困難でしたが、本校とキャンパス3にはソーラーパネル、それ以外は発電機で電気を供給しており、授業は続けられています。
・ 昨年から本校に(銀行の協力で)50台のパソコンを導入しました。他の分校にも5台ずつ設置の予定で、これからコンピューターに触れる機会を増やしていきたいと考えています。
・ 子どもたちの成績は州内で理系はトップの成績。子供たちは理系が仕事には有効と考えています。
・ 20人くらいが大学に通っていて、生活の厳しい10人程にアルカイールからお金を出しています。
・ 現在230人の先生が在籍、内40人以上がアルカイールアカデミーの卒業生。「子どもたち自身が考える」ということを大事にして、子どもと向き合える先生になってほしいと思っています。
・ 図書館を拡充して子どもたちや先生が学べる環境を用意したいです。
縫製科について
・ 学校全体の女生徒の人数が増えているので、縫製科の生徒も本校の6・7・8年生92人に増えました。
今年は38人が国家試験を受けて、内29人が1級と認定されました。(政府の縫製コースで教える先生になるには1級が必要)
・ 女の子たちの進路はあまりつかんでいないが、内職が多いと思われます。今後、把握するよう努めます。
男の子たちの機織り
・ 10〜12人の子が1日1時間くらいの授業を受けていて、皆喜んで学んでいます。
キャンパス8について
・ アルカイールは男女共学のため部族によっては女の子が大きくなると(13〜15才)学校に来なくなります。女の子だけの学校があればと以前から考えていて、第3分校の近くに土地を購入、校舎の建築費用も申請して決まりました。第3分校の1年生から上の女の子は第8分校に通ってもらう予定です。(様々な事情から4〜5年遅れて通っている子もいるため)
給食費について
・ 本校では約100人が給食を食べていて、月に約10万円の費用がかかっています。
・ キャンパス2では約350人の子どもたちに食糧支援をしています。(月に約15万ルピー)
・ アーシアンちばからの給食費は「アーシアンの出す金額は割合的には少ないが、多くの人から集まったお金の方が尊いと思う」
スラム地域で女性が働くことについて
・ 工場で働いているのは殆どが男性。パワハラ、セクハラが多く女性が働く環境ではありません。
・ 部族の価値観で、自分の妻が外で働くことを良しとしない男性が多い。
・ カレッジで学ぶ女の子たちは、いろいろな仕事につくことができるので仕事をしたい子がカレッジまで行っています。
ムザヒル校長先生のお話を聞くと、どんどん学校が変わっていく様子がうかがえます。そして、学校が子どもたちや地域にいかに必要な存在であるかがわかります。
女子教育が大切であることも以前からおっしゃっていましたが、実際に女子校を作り、また女子がスポーツをする機会を作ろうとしている話を伺い、女の子たちの環境も良くなっていくことを感じました。
7月にアルカイールアカデミーのムザヒル校長先生とカユームさんが来日されました。
11日にJFSAのメンバー(依知川さん、田邊さん、小島さん)と一緒にアーシアンを訪れ、アーシアンメンバー13人(監事2名含む)とミーティングを地域交流スペース渚で行いました。

・ アルカイールアカデミーは現在カラチ市内に本校と6つの分校があります。カラチ市では1日に8〜10時間の停電があり、停電するとファンが止まり、授業を続けるのが困難でしたが、本校とキャンパス3にはソーラーパネル、それ以外は発電機で電気を供給しており、授業は続けられています。
・ 昨年から本校に(銀行の協力で)50台のパソコンを導入しました。他の分校にも5台ずつ設置の予定で、これからコンピューターに触れる機会を増やしていきたいと考えています。
・ 子どもたちの成績は州内で理系はトップの成績。子供たちは理系が仕事には有効と考えています。
・ 20人くらいが大学に通っていて、生活の厳しい10人程にアルカイールからお金を出しています。
・ 現在230人の先生が在籍、内40人以上がアルカイールアカデミーの卒業生。「子どもたち自身が考える」ということを大事にして、子どもと向き合える先生になってほしいと思っています。
・ 図書館を拡充して子どもたちや先生が学べる環境を用意したいです。

・ 学校全体の女生徒の人数が増えているので、縫製科の生徒も本校の6・7・8年生92人に増えました。
今年は38人が国家試験を受けて、内29人が1級と認定されました。(政府の縫製コースで教える先生になるには1級が必要)
・ 女の子たちの進路はあまりつかんでいないが、内職が多いと思われます。今後、把握するよう努めます。

・ 10〜12人の子が1日1時間くらいの授業を受けていて、皆喜んで学んでいます。

・ アルカイールは男女共学のため部族によっては女の子が大きくなると(13〜15才)学校に来なくなります。女の子だけの学校があればと以前から考えていて、第3分校の近くに土地を購入、校舎の建築費用も申請して決まりました。第3分校の1年生から上の女の子は第8分校に通ってもらう予定です。(様々な事情から4〜5年遅れて通っている子もいるため)

・ 本校では約100人が給食を食べていて、月に約10万円の費用がかかっています。
・ キャンパス2では約350人の子どもたちに食糧支援をしています。(月に約15万ルピー)
・ アーシアンちばからの給食費は「アーシアンの出す金額は割合的には少ないが、多くの人から集まったお金の方が尊いと思う」

・ 工場で働いているのは殆どが男性。パワハラ、セクハラが多く女性が働く環境ではありません。
・ 部族の価値観で、自分の妻が外で働くことを良しとしない男性が多い。
・ カレッジで学ぶ女の子たちは、いろいろな仕事につくことができるので仕事をしたい子がカレッジまで行っています。
ムザヒル校長先生のお話を聞くと、どんどん学校が変わっていく様子がうかがえます。そして、学校が子どもたちや地域にいかに必要な存在であるかがわかります。
女子教育が大切であることも以前からおっしゃっていましたが、実際に女子校を作り、また女子がスポーツをする機会を作ろうとしている話を伺い、女の子たちの環境も良くなっていくことを感じました。
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