日本語成果発表会 [2015年12月10日(Thu)]
12月8日に17期生の日本語成果発表会が開催され、お世話になった先生方やダスキン愛の輪基金の皆様、関係者の皆様にご参列いただき、6人はそれぞれ日本語と日本手話で来日してからの3ヶ月で日本の印象や、個別研修での目標などについて発表しました。
トップバッターはアディールさん。 2番目をすっとばして3番目に行ってしまったことはご愛嬌です。 新幹線が早くてびっくりしたこと、障害者の設備が便利で、色々なところへ行ったこと、車のクラクションがぜんぜん鳴らなくて驚いたことなどを話しました。 2番目はタタさん。お風呂で大勢が裸で入浴というのが恥ずかしかったそうです。地下鉄では英語で案内があってもよく分からず、下調べをしっかりしていくとのこと。また好きな食べ物はおにぎりとうどんです。そして、ラオス語・ラオス手話と日本語・日本手話の文法が全く違うので勉強が大変だったことなどを発表しました。 3番目のジェイビスさんは、スポーツが大好きですが、10歳のとき障害が進行したので学校へ行くことも、スポーツをすることもできなくなりました。ですが日本に来て色々なスポーツを経験することができて嬉しかったです。また、日本語の勉強が大変だったことなどを話しました。 4番目はポンさん。来日してすぐ地震があって怖かったこと、皆で一緒にお風呂に入ることが抵抗があったこと、カンボジアは仕事は8時に始まることなど、カンボジアと日本の違いについて話してくれました。 ところで、アディールさん、ジェイビスさん、アリさん、そしてポンさんは、代々木公園で週末に活動しているアキレスインターナショナルという、様々な障害のある人と伴走をしたい人が一緒に走ることを楽しむためのクラブに、時々参加していて、この日もクラブから彼らの発表を聞きにきてくれた人がいました。 5番目はギャンさん。日本語とネパール語の違い、手話の違い、日本はごみが道に落ちていなくてどこでも綺麗なこと、物価が高いこと、銭湯のルール、好きな食べ物は鮭おにぎりと牛タンとのことです。また、新潟で開催された全国ろうあ青年研究討論大会に参加し、日本のろう者たちの活発な様子を見て、ネパールでも同じようなことをしたいと思ったそうです。 6番目はアリさん。アリさんはモンゴルで英語を教えていたので、日本では、外国人に日本語をどのように教えているか、という点に興味があったそうです。水泳、クラシックコンサート、名古屋でのマラソンの経験、アキレスの皆さんとのスポーツのことなど、新しい経験について話しました。また、日本では信号から音声が流れるので、ゆっくり歩いても道を渡ることができるそうです。モンゴルでは障害のない人も道を渡ることは大変です。 この3カ月間で、日本語や日本手話だけではなく、様々な驚きや新しい経験がありました。 質問は、研修生同士たくさん出ました。 3カ月ですっかり仲良くなり、チームワークもできましたね。 これからいよいよ集団研修と個別研修が始まります。 それぞれの目標に向かって頑張れ! |