岩手のドリマ先生、大村洋子さんが、障がい者就労支援施設で、9月と10月の2回にわけて、ドリームマップ講座を開催しました。
大村洋子さんドリームマップ普及協会 岩手支部代表 CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)
大学卒業後、現在も一貫してフリーアナウンサーの仕事をしながら、H10年からは接遇講師・キャリアカウンセラーとして各企業・専門学校・大学等での指導に当たっている。 キャリアカウンセラー資格取得後は、再就職支援での講師としても活動の場を広げている。さらに、キャリア教育は小学生のうちからという信念のもと、小学校へキャリア教育授業プログラム『ドリームマップ』を提供している。
大村さんからのレポートです。
●1回目障がい者就労支援施設での2時間ドリームマップ。
スタッフの皆さん3人も加わり14人でのワークショップ
20代から50代まで、年齢も様々、障がいも様々。
文字で自分のことを表そうとすると、
う〜んと悩んでしまったり
自分のイメージをなかなかプラスに捉えられなかったり
自分と向き合うことにはエネルギーを使うので、
始めのワークは硬い表情。
私たちスタッフ3人は
一人一人の気持ちに寄り添えるよう声掛けをさせて頂きました。
それが充分かどうかはわからないけれど、
私たちなりの一生懸命。
自分の内面に向き合った後は
いよいよドリームマップづくり。
ご自分で用意した素材(写真や切り抜き)を貼り付けながら
「こうなれたらいいな」「こうなれたら幸せ」を画用紙の上に描いていく作業です。
その人なりの幸せが描かれていく様子を見守る時間は
私たちスタッフにとっても幸せな時間。
次第に笑顔が増えて
声をかけると満面の笑顔で
その写真の説明をしてくれました。
自分の好きなこと
自分の大切にしていることは
お腹の奥深くに沈んでいてなかなか姿を見せてくれないことがあるけれど
話したり
手を動かして写真を貼り付けたりすることで
ふっと浮かんでくるんだなぁと思います。
発表会も終了後の感想も笑顔で話してくださったみなさん。
皆さんが笑顔を見せてくれるたび
私たちもワクワク。
今回は時間が足りずにグループ内発表でしたが、
来月は全員発表。
お互いがお互いの「幸せな未来」を応援し合える時間を過ごしていただきたいです。
<感想>感想を発表し合いながら、
「お〜」とか「そりゃ名言だね〜」とか受講者の皆さんから声が上がって、温かい空気が流れる時間になりました(*^-^*)
・夢は身近にあるものだとわかった 夢と共に暮らしていきたい
・実現させよう!と思えた 叶う叶わないは問題じゃない
・切り貼りすることによって、やれるかもしれない、いけそうな気がすると思えた
・難しかったけどイメージ通りにできた
・夢を考えることができて良かった
・夢に向かって頑張ることは大事 できるかもしれない
・まだまだ夢が見れそうな気がする
・叶えたいことがいっぱいある これからもっと完成させたい
・夢について考えるきっかけになった 夢を見つけたい
・難しかったけど楽しかった
・自分のイメージを悪いと思っていたことの肯定、なりきり言葉、自分を信じること、などを聞いて、頑張れる気が出た感想を頂くたびに、このワークショップをやって良かったと思います。
「こんな事が好きだった。やりたいんだ」と気が付いたときの目の輝きは
子どもも大人もおんなじ。
ワクワクしていることがこちらにも伝わってきます。
このワクワクする感じを味わうひと時が
「自分のなりの幸せな未来」を描くきっかけになればいいなぁ、と思うのです。
●2回目障がい者就労支援施設でのドリームマップの2回目。
9月に開催した続きです。
作成と発表、行動計画を中心にした2時間。
9月に開催したときには
自分の未来が見えてこなかったという方が
一気に描いた未来はパティシエになった自分。
どうせできっこない、という気持ちを一度取っ払った上で
「こんな風になれたらいいな」
「こんな風になれたら幸せ」を描いてみると
そこには、
自分の大切な価値観や自分なりのこだわり、好きなものが
見えてくる。
そして、それを眺めているうちに
できることが明確になり
一歩踏み出してみようかと気持ちになってくる。
こんな、気持ちの動きが
この2回のワークショップの中で見えたような気がする私です。
一人一人の心の中に
希望という名の灯がポッと灯ったのなら
とても嬉しい。
皆さんが笑顔で毎日を過ごせるお手伝いができたでしょうか?
施設の皆さま、参加の皆さま、ありがとうございます。
スタッフのJさん、Tさん、ありがとう。
<感想>・ 初めてやりたいことをまとめてみた。漠然と思っていたことも1年後に(北海道に)行けんじゃん!と思った。
・ 夢はないなぁ、やりたいこともないし、と思っていけど、そんなに現実から遠いことではないと思った。やっていることを継続していくいい機会だった。
・ 今までいろいろな経験もして自己啓発セミナーにも出ていたが、実際に自分が幸せか?と問いかけた時、孤独感もあったし子育てに精一杯で夢を持つなんて考えられなかった。ドリマにあたって考えていたら、娘から「お母さん、ディズニーランドに行きたい、車を運転したいって言っていたじゃない!」と言われた。日頃から自分のやりたいことを人に伝えていくことも大事だと思った。
・ 関連していることを視覚的にひとつにまとめることができた。
・ 初めての体験だったけど、ディズニーランドに行くためにお金を貯めようと思った。
・ 小6の卒業文集に書いたことと同じだと気付いた。遠い夢でも継続していけば叶うと思った。
・ 切ったり書いたりいろんな作業が経験できて楽しかった。
・ パソコンで写真をプリントアウトできただけでも楽しかった。この夢は叶わないかも知れないけれど努力していきたい。
・ こうして見ると子供の時にやってみたいことばかりだと気付いた。皆さんの夢が叶うお手伝いをしたいと思う。(施設スタッフ様)
・ これからも輝いて生きていきたい、と思える時間だと思った。(施設スタッフ様)
・ 小学校の頃の「総理大臣になりたい」という夢を思い出した(施設スタッフ様)描いて終わりじゃない。
描く過程で・・・
描いた後みているうちに・・・
誰かに伝えてみて・・・
・・・
自分の深いところにある本当の想いが湧いてくると思いました。
どんな状況におかれていても
希望を持つことは
その人の生きる力になると思うのです。
いつか、「その後」をお聞かせください!!
Posted by 一般社団法人ドリームマップ普及協会 at 09:33 |
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