どうも、こんにちは。ドラです。
都市センターのまちづくり活動助成が通り、ふと、今回どうしてそれなりの評価がされたのかなぁと自分なりに分析、考えてみました。
ドラむすメンバーと考えた今までと違う活動(パネルシアターや手作り楽器制作講座)、一歩踏み出した活動を障がいのある人と一緒に彼らが活躍できるものをつくっていくということはもちろん評価されていると思うのですが、私自身が抱いている夢にきちんとした発展性があることが一番評価されたように思うんです。
その、私自身が抱いている夢は、「ドラむすの活動拠点をつくり、その拠点が障がいのある人もない人もともに楽しむことのできる居場所、地域の文化活動の情報発信基地になること」なんです。
そこにアクセスすれば、障がいのある人もない人もともに楽しむ地域のサークル(いわゆる、ドラむすみたいなサークル)の情報があり、障がいのある人自身が充実した生活をしていけるように応援していける仕組みがあり、選べる暮らしを実現させるためのツールにしたいという思いもあります。
あとは、この間ドラむすにも障がいへの理解・促進やいろんな人がいてみんなちがってみんないいということを啓発するためにイベントをしたいから出演してほしいなんて話もいくつかいただきました。そういうイベントに障がいのある人自身が活躍するサークルを派遣し、もっとより多くの人に障がいのある人自身が楽しむ姿を見てほしいっていう思いもあります。
そういう話をすると芸能プロダクションみたいなことをやりたいの?とよく聞かれますが、そうではなくて、プロの演奏家や表現者をつくりたいのではなく、あくまでも社会的な居場所(家庭でも職場学校でもない第3の居場所)、あなたはあなたらしく自分の人生を歩めばいいんだと障がいのある人、子どもたちにも伝える秘密基地のような居場所、ツールをつくりたいんです。
昨日、ある人にその思いを話しました。いろいろ聞いてもらい、対話をする中で彼が抱いた疑問は多分、「そもそもなんで音楽にこだわるの?」ということのように思いました。
その時、私は音楽にこだわる理由は、「ドラむすの活動ベース、経験が私の中にあるから、それを活かしたい」と答えました。この理由は間違ってないし、実績を積んだものを発展させたいということは間違っていないと思うのです。
しかし、音楽じゃなくても、絵画、料理、劇、工作・・・とサークル活動をするにはいろいろなことが考えられます。私自身が音楽にこだわる理由、ドラむすの活動にこだわる理由、それを発展させたいと願う理由・・・それらがはっきり答えられないと、自分自身の夢を実現させることはできないんじゃないか??ということに、改めて、気がつきました。
この夢で自分自身の生活を成り立たせたいって長い間温めてきたけど、そろそろ本格的に動き出さないと夢が夢のままで終わってしまいそう・・・っていう焦りも正直、今の自分自身にはあります。
焦ってはじめてもあまりうまくいかないということも聞きますが、もうそろそろ本格的に動かないと自分の人生後悔してしまうかもという思いや、今回のまちづくり活動助成で評価されたのだから、きちんとその夢に向かって、実現できるように努力するべきなんじゃないかと思う部分が大きく感じているのです。
ドラむすをはじめたきっかけは、当時目の前にいた重症心身障がいのある2人のメンバーの好きなことを取り入れた活動がしたいということからでした。私自身は当時、楽器が弾けるわけでもなかったし、ただ音痴だけど歌うのが幼いころから大好きだっただけです。
でも、今はへたくそだけどギターがなんとなく弾けて、三線も弾き、最近はウクレレにも挑戦し始めています。なんで自分が音楽をはじめたのかは、ドラむすがあり、そこに気の合う仲間がいたからということになります。
音楽にこだわる理由は、ドラむすでも考えてきている「音楽のちからで“こころのバリアフリー”を目指したい」っていうことが大きいと思います。
「おんがく」には不思議な力があります。人を和ませたり、楽しくしたり、感動させたり、人と人をつないだり・・・と、ドラむすの活動をしていただけでも、いろんな出会いや感動がありました。その「ちから」で、障がいのある人もない人もお互いが生き生きと自分らしく生きることをサポートしてくれると思っています。
さらに、「おんがくのちから」は、様々な人が感じていることなんじゃないかと思います。誰にだって、落ち込んだ時に音楽で励ましてもらったという経験があるはずです。
好きな音楽でリラックスしたり、楽しんだ経験もだれにでもあるのもだと思います。
「おんがくのちから」は遠い存在ではなく、すべての人の身近にあるものなんじゃないかな?と思うから、私は「おんがく」にこだわりたいし、「音楽のちからで“こころのバリアフリー”を目指す」ということにこだわりたいと思っているのです。
そのように昨日話をすればよかったかなぁと少し感じながら、長々と文章を書いてみました。
共感したとか、これは違うんじゃない??とか気軽に話しかけてもらえるとうれしく思います。
ぜひ、コメントなど残していただけるとありがたいです。