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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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【自殺考 被災地から(5完)】5月に増える自殺 「働く喜び」が支える心の安定(MSN産経) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月30日(月・祝)
MSN産経ニュース west
トップ>ライフ>ニュース

【自殺考 被災地から(5完)】
5月に増える自殺 「働く喜び」が支える心の安定
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120430/wlf12043007000002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120430/wlf12043007000002-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120430/wlf12043007000002-n3.htm

大津波は漁業にも大きな打撃を与えた。
北海道から千葉県まで、漁船や加工施設など
漁業関連の損失は約1兆2,000億円にものぼるという。

復興に向けて漁を再開した関係者もいれば、
いまも職を失ったままの人も少なくない。

120430_The_Sankei_west_05.jpg


魚市場が再開し、イカやサバなどが水揚げされる。
漁師たちはこの光景が早く日常になることを願っている。
=岩手県釜石市



■津波への恐怖か 生活への不安か

住み慣れた海辺の集落を離れ、岩手県釜石市内の山間の
仮設住宅で1人暮らしをする女性(60)は、
震災前まで岩手県大槌町の冷蔵施設で働いていた。

沿岸部の工場はほとんどが流されたため、
同じような仕事はない。
60歳という年齢と、自動車の免許を持っていないことが
ハンディとなり、新しい仕事を見つけられずにいる。

「震災直後は津波を思い出して眠れず、
 薬をもらったりしていたけれど、
 先月失業手当が切れてからは、
 仕事が見つかるか心配で眠れない。」

心配し訪ねてくれる友人の姿を見ると、
涙がこぼれるという。

被災した人たちが「心配で夜も眠れない。」というとき、
それが災害の恐怖によるPTSD
(心的外傷後ストレス障害)なのか、
生活再建のめどが立たないために希望が見いだせないのか、
という点は見極めが必要だ。

前者に必要なのは心のケアだが、
後者に必要なのは就労支援だ。



釜石市の心のケアを担当する健康福祉課の保健師、
洞口祐子さん(53)も
「精神的なケアだけでは限界がある。
 就労支援が心のケアにつながることを感じます。」
と話す。

内閣府と警察庁が発表した昨年の全国自殺者数は、
5月に急増。

震災を受け、4、5月に企業倒産が増加したことなどから、
「震災をきっかけに経済リスクが広がり、
 自殺に影響した可能性がある。」

と指摘した。経済不安は自殺と密接に関わっている。

■もともと仕事のない地域…

釜石市の国道283号沿いに、「ハローワーク釜石」がある。
釜石市と隣接する大槌町などの求職者が
仕事を探しにやってくる。

30台ちょっとの来館者用駐車場には
午前中からひっきりなしに車が出入りし、
ほとんどのスペースが埋まっている。

ハローワーク入り口付近の掲示板に貼られた求人情報に
熱心に目をやっていた、釜石市内に住む女性(42)は、
働いていた水産加工会社が津波で流されて職を失った。

国の求職者支援制度を利用し介護の資格を取得したが、
なかなか求人がないという。

「もともと仕事がないところに震災だもの。
 いっときよりは増えたけど、難しいね。」

とため息をついた。

岩手労働局によると、岩手県沿岸部の雇用保険受給資格の
決定者数は、1万2,546人(1月22日現在)で、
前年の3倍近くに膨れあがっている。

昨年10月から、雇用保険の給付期間を最大210日
延期する措置が取られたが、条件に満たなかった被災者から、
給付期限がきている。

■海の仕事で食べていきたい

岩手労働局では昨年4月から、車を流され移動が制限される
被災者らのため、臨時に採用した就職支援ナビゲーター
30人を避難所や仮設住宅に派遣する
出張相談会を実施している。

雇用保険の給付に関する質問を受けるほか、
端末を利用してリアルタイムで求人情報を提供している。

当初からナビゲーターとして活動している
田中 寿さんによると、釜石市の求人は
ほぼ震災前の水準まで回復しているという。

しかし、その多くが雇用期間限定の非正規雇用。
もちろん被災者には、突然奪われた仕事への愛着がある。

田中さんは

「被災者の多くは1つのところに長年勤めてきた。
 職選びにも葛藤を抱えています。」

と分析する。

漁業関係者が住民の3分の2を占める釜石市箱崎町では、
残った船などを使って共同で漁を再開した。

しかし漁獲は震災前の3割ほど。60代の漁師は

「今年、海で食べられないと
 貯金を切り崩して生活することになる、
 そうなればもう漁業に戻れなくなる。」

と危機感をつのらせる。

心の安定のためには、生活の安定が必要だ。
なすべき支援は、まだまだ多い。

(佐々木 詩) =第1部おわり

MSN産経ニュースwest
2012年04月30日(月・祝)07時00分
【自殺考 被災地から(4)】7回忌までは癒えぬ傷 「黙々と耳を傾ける」支援を(MSN産経) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月29日(日)
MSN産経ニュース west
トップ>ライフ>ニュース

【自殺考 被災地から(4)】
7回忌までは癒えぬ傷 「黙々と耳を傾ける」支援を
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042912010013-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042912010013-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042912010013-n3.htm

■動き出したネットワーク

震災直後、さまざまな団体が心のケア支援に
被災地に入っていたが、長期的・継続的なケアを行うため、
自治体はそれぞれ、県や医師会などと連携した
ネットワーク作りに奔走している。

釜石市では昨年5月ごろから、
全国心理業組合(東京都港区)や、
自治医大の同窓会有志などの団体が、それぞれ現地に入り、
被災者の心のケアを支援していた。

釜石市はこれらの団体との連携を進め、
「釜石市こころのケア対策関係者連絡会議」を立ち上げ、
1月から実質の運用を開始している。

ネットワークでは釜石市内を8つに分け、それぞれに
「生活応援センター」を設置。1人ずつ保健師を配置した。

さらにセンターを3つに分けて
全心連が2カ所、
岩手県臨床心理士会が1カ所を担当。

相談を受け付け、必要に応じて訪問やカウンセリングを行う。
また、釜石保健所などを通じて、医師との橋渡しも行う。

120429_The_Sankei_west_04.jpg


高台の津波避難所に向かう急坂に掲げられた
「津波避難所」の案内板。
何気ない風景も生々しい記憶を呼び起こす。
=岩手県釜石市(松本健吾撮影)



自殺対策を担当する釜石市健康推進課は、
釜石市役所本庁舎にほど近い、
釜石のぞみ病院の2階の釜石市保健福祉センター内にある。

午後6時すぎ、夕食をはこぶカートの音だけが響く病院で、
このフロアにだけはこうこうと明かりがともり、
職員たちが忙しそうに動き回っていた。

保健師の洞口祐子さんはこの日、
ネットワークに関する会議に立て続けに出席し、
ようやく本来の保健師としての業務に
手をつけようとしていた。

家には寝に帰るだけ。
それでも、睡眠時間が取れなかった震災当初に比べれば、
よくなった。

動き出したネットワークを周知したい。
軌道に乗せて被災した人みんなに目を向け、
心や体の不調を発見したい、という強い思いが
彼女を突き動かす。

■ボランティアはありがたい ありがたいけれど…

洞口さんには、悔しい思いがある。

昨年秋ごろ、病を抱える被災者の対応をした。
入院治療が必要だが、仮設住宅を離れることを
なかなか了承しない。

職員らは日に何度も訪問し、住人を説得して
入院の段取りを決めた。

その直後に、看護師資格を持つボランティアが
この被災者を訪問した。

ボランティアは釜石市の対応状況を知らず、
「なぜこのような状態でここにおいておくのか。」
と叱責の電話をかけてきたという。

「住人の方も混乱しました。
 入院当日の交通手段の確保まで、
 念入りに段取りを考えたのに、
 また一から始めないといけなくなるところだった。」

と洞口さん。

住人は無事に入院することができたが、
後日、ボランティアが所属していたNPOの代表らが
釜石市の仮庁舎を訪れ謝罪したという。

釜石市の対応を知らないボランティアがそれぞれ活動し、
統率がとれない現状はいまもある。

受け入れる行政には歓迎したいと思う半面、
困惑を抱えていることの事実だ。

生活応援センターで活動する保健師らには
「違う人が来て、毎回同じようなことを聞かれる。」

という苦情も寄せられているという。
心のケアが心の負担になりかねない。

「心のケアの支援で活動したいと電話してくださる団体は、
 お断りすることもあります。
 でも、私たちの知らないところで活動している
 団体に関しては把握すら難しい。」

■ただ「聞いてくれる」だけでいい

被災した人のなかには
話したいことをたくさん抱えている人がいる。

被災者が語る話に、ただ耳を傾けるという「傾聴」は、
心のケアにとってとても大切なことだ。

「被災者の話を聞いてくれるボランティアは来てほしい。
 でも、傾聴に徹してほしい。」

それが洞口さんの本音だ。



震災から1年が過ぎたが、心のサポートは
7回忌を迎えるまで必要といわれる。

心折れそうな人びとに対して、何を、どこまで行えば
必要十分な支援となるのか。

答えが出ない問いの中で、
心のケアに携わる人間たちは動いている。

(佐々木 詩)

=次回は4月29日(日)夜に掲載

MSN産経ニュースwest
2012年04月29日(日)12時00分
【自殺考 被災地から(3)】心の防波堤 津波の経験でも「話す」重要性(MSN産経) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月29日(日)
MSN産経ニュース west
トップ>ライフ>ニュース

【自殺考 被災地から(3)】
心の防波堤 津波の経験でも「話す」重要性
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042907000000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042907000000-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042907000000-n3.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/120429/wlf12042907000000-n4.htm

訪問したのは3月3日。仮設住宅の談話室として使われている
一室には、支援物資として送られた豪華なひな人形が飾られ、
女性たちがいなり寿司を作っていた。
時折男性がのぞいては目を細める。

ひとときの華やいだ雰囲気のなかで、
相談員の菊池美奈子さん(44)は住民に声をかけた。

「これからも楽しいイベントをやっていきましょうね」

120429_The_Sankei_west_03.jpg


雨がやみ、雲の切れ間から太陽がのぞく。
被災した建物やがれきの向こうに虹がかかった。
=昨年10月、岩手・釜石市の大槌湾(大里直也撮影)



■心の相談員 自らも傷抱え

釜石市の社会福祉協議会が中心になって行っている
被災者の相談事業。
相談員が被災者を訪ね、生活に対する不満や心身の相談を
聞き、行政や医療機関に橋渡しをする。

昨年8月にスタートし、23人の相談者が自宅や仮設住宅、
「みなし仮設」と呼ばれる賃貸住宅で暮らす被災者を
訪問している。

釜石市内を8地区に分け、地区担当の相談員を固定したこと
で、住民と相談員の間には信頼関係がうまれているという。

「今でも3月11日当日の話をする方が多い。
 すぐに泣きだす人もいれば、
 1時間とか2時間とか、ずいぶん長いこと
 話してくれる人もいます。」



「でも、話してくれる人はまだいい。」

と菊池さん。

「私は大丈夫。」
という人や、仕事などで家を留守にしがちで
なかなか会うことができない
若い世代のストレスが気になっている。

「なかなか会えない住人に会えたときは、
 本当にほっとします。」

■「あなたの被災は…」に声を詰まらせ

「高熱が出たのでお医者さんに診てもらったけど、
 インフルエンザじゃなかった。
 これから仕事にいってもいいですか。」

2月中旬、ある女性の相談員から事務所に電話があった。

相談員をとりまとめる高田健二さん(61)は、

「お医者さんの言うとおりにした方がいいけれど、
 大丈夫なら出てきてもらえるかな。
 ここで何かしていた方が気が晴れるかもしれないよ。」

と指示した。

相談事業のスタートから半年あまりが過ぎ、
相談員にも疲れが出てきている。

相談員は30人くらい必要だが、
現状では23人しかいない。
当然、相談員1人ひとりの負担が大きい。

「熱が出たのもきっと疲れのせいだろう。
 みんな被災者だからな。」

と高田さんは言う。



被災地で相談にあたる相談員がつらいのは、
相談員自身もほとんどが津波で
自宅や肉親を失っていることだ。

電話をかけてきた女性相談員も自宅が流されて、
狭い仮設住宅での生活を余儀なくされている。
一緒に暮らす高齢の親類にも気を遣う。

菊池さんも実家が津波で流された。
見回りをする中で、津波の経験を聞くとつらくなり、
どう対応していいのかわからなくなることもある。

「訪問した人に、逆に
 『あなたはどうだったの。』
 と聞かれ、つい自分のことも話してしまう。
 私も話す機会があるだけいい方です。」

と声を詰まらせた。

■“ご用聞き”の精神で寄り添う

高田さんは、相談業務は
“ご用聞き”のようなものだという。

「人の心はうかがい知れない。
 活発な人でも命を絶ってしまう。
 原因がわからないから、残された人びとは思い悩む。

 見回りをすることがどこまで人の命を守れるのか
 わからないけれど、私たちは訪問を通じて
 『いつも見守っていますよ。』
 というメッセージを発信していくしかない。」



震災から1年。

「1周忌を迎えて、故人への思いを新たにすることで、
 心の症状が出てくる人が増加することもありえます。
 見回りにはいっそう神経を使います。」

と高田さん。

被災者の心に寄り添う人びとは、
自らも心の傷を抱えながら、
手探りで見回りを続けている。

(佐々木 詩)

=次回は4月29日(日)の昼に掲載

MSN産経ニュースwest
2012年04月29日(日)12時00分
【自殺考 被災地から(2)】折れる心 自殺を決める「使命の有無」(MSN産経) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月28日(土)
MSN産経ニュース west
トップ>できごと>ニュース

【自殺考 被災地から(2)】
折れる心 自殺を決める「使命の有無」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042812000013-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042812000013-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042812000013-n2.htm

■家計簿に記されていた“絶望”

震災から5カ月あまりたった8月20日。
海に身を沈めた女性は、日記代わりにしていた
家計簿に、こんな言葉を書き付けていた。

「子供の能力しかなくなった。
 本当に長い間お世話になりました。
 ごめんなさい。
 片付けもできなくなり 子供になりました。」



妻の行方が分からなくなって心配した夫が、
妻の枕元に置かれていた家計簿で、
この走り書きを見つけた。

その文字は震えるようなつたない筆跡で、
家計簿の上下を逆さにして書かれていた。

自宅にいた義父を津波で亡くし、
親友やいとこも失いながら、
避難所でも仮設住宅に移ってからも、
忙しく動き回っていた女性。

とくにお盆は自宅に訪ねてくる親類のための応対に追われ、
多忙を極めた。

その反動か、お盆が過ぎると、
夕食を作る気力もなくなっていたという。

そんな妻に夫は
「適当に食べるから気にするな。」
と声をかけていた。

「彼女はまじめで責任感があり、
 家事などを忠実にこなしてきたタイプでしょう。」

精神科医の片田珠美さんはこう分析する。

「お世話をしていた義父を失い、助けられなかったことに
 罪悪感を感じていたのでしょう。

 また主婦として、料理や掃除の役目を
 きちんと果たせなくなったことで、
 『自分は存在価値がない。』
 と思うようになってしまったのではないでしょうか。」

120428_The_Sankei_west_02.jpg



東日本大震災から1年を迎えた今年3月11日、
思い思いのメッセージが書かれたキャンドルライトが
灯された。=岩手県釜石市(頼光和弘撮影)



■「眠れない…」それは前兆だった

避難所で「眠れない」などと体調の不良を訴えた女性に対し、
看護師や医師は、女性を別のスペースで生活させるなどの
措置をとり、女性は一時的に回復した。

仮設住宅に移ってからも、避難所にいるときから
みてもらっていた看護師が定期的に訪問していた。
亡くなる2日前にも、看護師が面談に訪れ、
様子を確認していた。



しかし、夫には今も心に引っかかる出来事がある。

仮設住宅に移ってから妻の状態が再び悪化した際、
精神的な治療を受けようと、避難所で受診した
医師のもとへ妻を連れて行った。ところが−。

「『熱があるからうちでは診られない。』
 と言われたんです。
 ほかの病院に連れて行っても同じこと言われて、
 仕方ないから内科で熱冷ましもらって帰った。

 もっとちゃんと心のケアが受けられていたらなあ。
 『ストレス病』なんて、おれは知らないもの。」

■混乱収まるにつれ増す危険

大津波を生き延びた被災者に襲いかかる
さまざまなストレス。
とくに大事な人を失った被災者の心の負担は計り知れない。

「ただ、意外に思われるかもしれませんが、
 震災から1年、少なくとも岩手県では、
 自殺は前年に比べて減少しています。」

そう話すのは、岩手県障がい保健福祉課で
自殺総合対策にあたる小川修特命課長。

岩手県が公表した昨年3月から今年1月までの自殺者数は、
大船渡、釜石、宮古、岩泉、久慈の沿岸5署管内で83人。
前年同期と比べると15人少なかったという。

内閣府の統計では、福島、宮城両県でも、
自殺者は前年を下回っている。



片田さんによると、大規模災害の発生直後は、
命が助かったことへの感謝や生きることへの使命感から、
自殺は減少する傾向にあるのだそうだ。

「ですが、災害発生後の混乱が落ち着いてくると、
 気分の落ち込みから鬱状態になる人も増えてくる。
 がれきの処理も進まず、目に見える形で
 復興が進まない状況では今後、
 傾向が悪化する恐れがある。」

と片田さんは警告する。



震災から1年が過ぎた被災地。
長引く仮設住宅での暮らしは、
新たに孤独死やアルコール依存の問題を増加させる
おそれがある。

これらを「消極的な自殺」と表現する精神科医もいる。
長期的な継続性が必要といわれる心のサポートは、
まだ始まったばかりだ。

(佐々木 詩)

=次回は4月29日(日)に掲載

MSN産経ニュースwest
2012年04月28日(土)12時00分
【自殺考 被災地から(1)】津波で助かった命 妻はなぜ、闇の海へ(MSN産経) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月28日(土)
MSN産経ニュース west
トップ>できごと>ニュース

【自殺考 被災地から(1)】
津波で助かった命 妻はなぜ、闇の海へ
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042807000004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042807000004-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120428/waf12042807000004-n3.htm

岩手県釜石市。未曾有の大津波から1年がたった。
三陸のリアス式海岸特有の入り組んだ湾は、
波も立てず穏やかな表情を見せていた。

あの日から5カ月あまりが過ぎた
昨年8月、この海へ1人の女性が身を沈めた。

当時54歳だったその女性は、震災後、
避難所の運営にも携わるほど快活な人だったという。
津波で助かった命が、なぜ海へ向かわなければ
ならなかったのだろう。

120428_The_Sankei_west_01.jpg


震災から1年の今年3月11日。
岩手・大槌湾に「3」「11」の数字をかたどった
船が浮かべられた。



女性の夫(64)が暮らす仮設住宅は、
自宅からほど近い学校のグラウンドにあった。
あたりは春を前に、最後の雪が積もっていた。

2DKの仮設住宅には、妻が自宅から持ち込んだという
家財道具があふれていた。

生花が供えられた仮の仏壇には
満面の笑みをたたえる女性の遺影があった。

「お見合いで結婚したんだけど、
 もう30年も一緒だったんだなあ。」

夫は写真に目をやりながら笑った。

震災まで、家族は夫婦と長男(27)、
そして夫の両親の5人暮らしだった。

漁業関係の仕事につく夫を支え、
自らも積極的に近所付き合いを行う、
明るい女性だったという。



3月11日。自宅にいた女性は間一髪で高台に逃れたが、
自宅で横になっていた当時97歳の義父は、
黒い津波にのまれ、自宅近くで冷たくなって発見された。

遠く離れた内陸部の体育館で始まった避難生活で、
女性は当初、避難所の運営に携わり、
食事の配布などを手伝っていた。

しかし、次第に「眠れない。」などと、
体の不調を訴えるようになったという。

■「助けてあげられなかった」自責の念と喪失感

「おとうさんを助けてあげられなかった。」

よくそう言って自分を責めていたという。
しかも、亡くなったのは義父だけではなかった。
女性の親友や、幼い頃から親しかったいとこまでもが
津波で命を落とした。

「津波で話し相手が
 一気にいなくなってしまったんですよ。」

夫は大きな支えを失った妻の気持ちを思いやった。

7月、仮設住宅が建って、
遠い避難所から地元に戻れることになった。

多くの被災者が喜ぶ中で、
女性は暮らしていた町へ戻ることを嫌がった。

「帰りたくない。海を見たくない。」

海辺の町は、忌まわしい記憶と直結していたのだ。
ようやく家族だけの生活が始まっても、
彼女の不調が改善されることはなかった。

■長男の結婚待たずに

8月20日午前4時ごろに目を覚ました夫は、
隣で寝ていたはずの妻の姿がないことに気付いた。

散歩にでも行ったのかと、しばらく待ってみたが
戻ってくる様子はない。
不安になって、心当たりを探し回った。

海辺で妻のバッグが見つかった。
亡くなった親友からもらったものだった。
知人が船を出し、波間を漂う妻を見つけてくれた。

長男の結婚が年内に決まっていた。
7月に行った両家同士でのささやかな会食では
笑顔で、結婚する日を楽しみにしていたという。

「なんでなのかなあ。
 そのうち孫も生まれるだろうし、
 これから楽しいこと、いっぱいあるのに。」

夫はうつむいた。

■生と死の境界、曖昧に

震災から5カ月を経てもたらされたひとつの訃報。

「なぜ。」

遺族はもとより、被災者を支援してきた
周囲の人々もショックを隠せない。

女性が自ら死を選んだ本当の理由は誰にも分からない。
ただ、被災地で聞いた50代の女性の言葉が耳に残っている。

「釜石では震災で1,000人以上の命が失われたんです。
 奥さんと息子さん夫婦を亡くした方や、
 80歳のおじいちゃんと孫2人だけ残った家庭もある。
 
 ここでは生と死の境界が
 あいまいになっているんですよ。」

(文化部・佐々木 詩)



内閣府と警察庁が先週公表した統計によると、
日本では14年連続で3万人以上の人が
自殺によって亡くなっている。

なぜ自ら命を絶たなければならないのか。
第1部では、被災地の自殺と心のケアについて
リポートする。

=次回は4月28日(土)の昼に掲載

MSN産経ニュースwest
2012年04月28日(土)07時00分
自殺予防とこころの健康電話相談:悩み聞き自殺予防 関係機関へ取り次ぎ−−神戸市、あすから/兵庫(毎日新聞) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月30日(月・祝)
毎日新聞 地方版
トップ>地域>兵庫

自殺予防とこころの健康電話相談:
悩み聞き自殺予防 関係機関へ取り次ぎ
−−神戸市、あすから/兵庫
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120430ddlk28040163000c.html

神戸市は急増している自殺対策として
5月1日(火)から、
「自殺予防とこころの健康電話相談」を始める。

精神保健福祉士や臨床心理士ら専門家が悩みを聞き、
問題に応じて医師会や弁護士会、ハローワーク、
児童相談所などに取り次ぐ。 【錦織祐一】



昨年の自殺者は全国で3万651人と
14年連続で3万人を超えた。

神戸市でも2010年の自殺者が355人と、
13年連続で300人を超える危機的状況が続いている。

これを受けて神戸市は昨年3月に自殺対策基本計画を策定し、
2016年までに自殺者数を2割以上減らし、
子供の自殺をなくすことを目標に掲げている。



今月には「神戸市自殺予防情報センター」を新設し、
従来はうつ病や統合失調症など精神疾患を対象にしていた
電話相談を、5月1日(火)から自殺対策全般に拡充。

ドメスティックバイオレンス(DV)は男女共同参画センター、
多重債務など経済問題は商工会議所、
高齢者は地域包括支援センターなど、
関係機関ときめ細かく連携する。

毎日新聞 地方版 2012年04月30日(月・祝)
自殺防止へ講演・相談始動(中国新聞) [2012年04月30日(Mon)]
2012(平成24)年04月30日(月・祝)
中国新聞
ホーム>ニュース>地域

自殺防止へ講演・相談始動
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205010015.html

広島市内の僧侶や自殺(自死)者の遺族、
福祉政策を学ぶ大学院生らが、自殺防止のための
ボランティアグループ「いのちに寄り添う会」を設立した。

メンバーが中学、高校に出向き、
それぞれの知識、体験を生かした講演などを通して
命の大切さを訴える。



14年連続で3万人を超す自殺。

「未然に防ぐための取り組みがもっと必要だ。」

と、広島市中区の寺で遺族の集いを開いている
僧侶 和田隆恩さん(45)らが活動を始めた。

メンバーは7人。
命の問題を考える講演会などで顔見知りだった。
和田さんが代表を務めている。



活動の核になるのが学校で開催する予定の
「自殺ダメよフォーラム」。

和田さんが僧侶としての経験を基に話すのをはじめ、
広島市東区の森宏子さん(74)は、
次女を「自死」で失った遺族の心境を、
大学院生は原因や相談窓口などについて語る。

自殺をめぐる社会状況を解説する行政書士や、
命をテーマにした歌を紹介する主婦も。



4月から受け入れ先を求めて広島市内の学校を回り始めた。
来春にはNPO法人化を目指す。

いのちに寄り添う会事務局は
微妙(みみょう)寺=電話 082(942)5133。

中国新聞 2012年04月30日(月・祝)
【番宣】職場を襲う“新型うつ”(NHKオンライン) [2012年04月29日(Sun)]
2012(平成24)年05月10日(木)
NHKオンライン
トップ>ドキュメンタリー/教養>NHKスペシャル
>放送内容>医療・健康>職場を襲う“新型うつ”

【再放送】
職場を襲う “新型うつ”
5月10日(木)(5月9日(水)深夜)
午前0時50分から午前1時39分まで

【医療・健康】職場を襲う“新型うつ”
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2012/0429/index.html

2012年04月29日(日)
午後09時00分〜09時49分
NHK総合TV

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今、企業にとってうつ病を中心とした
メンタルヘルスの問題は緊急の課題となっている。

特に最近、大きな注目を集めているのが
「現代型うつ」とも呼ばれる、新しいタイプのうつだ。

現代型うつは、若者に多いとされ、従来型のうつ病と同様、
不眠や気分の落ち込みなどの症状を呈する一方、
常にうつ症状に陥っているわけではないのが特徴だ。

職場を離れると気分が回復し、趣味や旅行など
好きなことには活動的になり、うつになった原因は
自分ではなく、職場など他人にあると考える
自己中心的な性格がよく見られるという。

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さらに現代型うつは一見、“怠け”や性格の問題と
捉えられることも多く、従来の抗うつ薬が効きにくいとされ、
対応が難しいのが現状だ。

また精神科医療の現場でも、現代型うつの患者は
急増しており、日本うつ病学会でも対応策を模索し始めている。

今回、NHKが独自に実施した企業へのアンケート調査でも、
現代型うつと見られる社員を抱える企業は65%に上り、
対応に苦慮する企業の実態が浮かび上がってきた。

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番組では、大規模なアンケート調査を通して
メンタルヘルス問題の全体像を把握するとともに、
メンタルヘルス問題に積極的に取り組む
企業や医療の最前線を取材。

さらに現代型うつに悩む若者と企業の実態を
ドラマで描くという演出も取り入れながら、
メンタルヘルスの問題にどう立ち向かっていけばいいのか、
そのヒントを探っていく。

NHKオンライン 2012年4月29日(日)
宮本 輝氏インタビュー 「生きる力」(大阪日日新聞) [2012年04月29日(Sun)]
2012(平成24)年04月29日(日)
大阪日日新聞
トップ>連載・特集>大阪発 羅針盤

地域の取り組みや課題、人々の動きや思いを通して
大阪の明日、日本の未来を展望します。

宮本 輝氏インタビュー 「生きる力」
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/compass2011/120429/20120429032.html

■父に見た「死ぬまで生きる」強さ

全国の自殺者数が毎年3万人を超え、
大阪府内でも2,000人に及ぶ現状を踏まえ、
大阪府は3月30日、今後5年間で大阪府内の自殺者数を
1,500人以下にする自殺者対策基本指針を策定した。

自殺の要因は複合的とはいえ、高止まりする自殺者数は
異常故に、踏み止まる心理に思いを致したい。

記者が目を向けた先は、第6部を刊行した
宮本 輝氏の自伝的小説『流転の海』シリーズ。

「何がどうなろうと、
たいしたことはありゃあせん。」

とは主人公、松坂熊吾のモデルになった
宮本氏の父親の口癖だった。
「生きる力」について、宮本氏に聞いた。

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「楽観主義でなければ駄目」と説く
宮本 輝氏=兵庫県伊丹市の自宅



■希望の持てない国

−まず、自殺者数にどんな感想を持ちますか。

「働き盛りの人たちにうつ病が多い。
 医療の技術が高度になり、周囲の理解が深まっても
 精神的な病気が増えるのは
 日本社会がいびつになり、無気力になったから。」

「背景の1つは米国的グローバル化が
 日本の戦略に組み込まれたことにある。

 勤務先の会社を渡り歩いて収入を増やす
 狩猟民族としての米国に対し、
 農耕民族の日本はここが駄目ならあっちに行くという
 生き方をしてこなかった。

 景気が良ければ人を雇い、赤字になればクビを切る
 米国型は日本人に合わず、いつリストラされるか分からない
 精神的な不安を常に抱えている。

 日本の民族、風土、伝統に合わない社会になったことで、
 そこに組み込まれている人間も気力を失ってしまった。」

−グローバル化に対応した果てに
 日本人の生命力は弱まった、と。

「それだけが理由ではないが、
 社会と人間のつながりは関連性が強いように思う。
 今のベストセラーを見るとハウツー本が多い。
 これは日本人が寄って立つ自己を失った証左だろう。

 その風潮は先ほど話した
 日本人に不向きな社会、雇用システムと重なり、
 希望の持てない国になってしまったのではないか。」

■親は楽観主義で

−自信を失いそうな現代社会にあって、
 『流転の海』に登場する松坂熊吾は
 生きる力を示唆しているように思います。

「(モデルの)父は明治の男、戦場を生き抜いた人だ。
 死屍(しし)累々の満州の地をさまよい、
 死ぬまで生きようした。

 そういう生命力が社会から奪われ、
 日本人の心は弱くなり、うつ病患者や
 自殺者3万人の世の中になっている。」

−連載中の流転の海に込めた思いを聞かせてください。

「シリーズは1947(昭和22)年から始まり、
 熊吾、妻の房江、1人息子の伸仁の21年間を書くが、
 熊吾一家は狂言回しであり、この3人と縁のあった人々の
 有為転変を書くことによって戦後からの日本をあぶり出し、
 人間の宿命を描写で伝える。

 そして熊吾は病気で亡くなるまでの間、
 どんなに貧乏しようが、借金取りに追われようが、
 生き抜いて息子を育てる。

 そこにはさまざまな人々の幸、不幸、喜怒哀楽が
 絡んでいく。」

−「何がどうなろうと…」
 との熊吾のせりふは印象的です。

 実際に父親から聞いた言葉だと思いますが、
 「生きる力」について家庭教育は
 どうあるべきと考えますか。

「僕の母は一時、自殺未遂を起こすが、
 そこから人間として強くなる。
 自分は一度死んだ、
 生きているのが不思議なんだ、と。

 財布に50〜60円しかなかったが、
 僕に全部渡して
 『夕刊紙を買って来い。』
 と言った。

 求人広告を見てホテルの社員食堂の
 賄い人として働き始めた。

 そんなことのできる人ではなかったが、
 息子に対して大学を卒業させ、世の中に出す、
 と決めたのだろう。」

「親は楽観主義でなければ駄目。
 楽観主義は持って生まれたものではなく、
 自己訓練でそうなる。

 苦しいのは良いことが起こる準備なんだ、
 と考える。

 そういう生き方、考え方を教えることだ。
 何があっても大したことない、と。

 そんな考えをしていけばうまくいく。
 人生の不思議なところだ」

「僕も25歳で重度のパニック障害にかかった。
 『よく死のうと思わなかったね。』
 と精神科の医師に言われたが、

 『死にたくないからこの病気になった。』
 と僕は答えた。
 精神的に強いと言われるが、そうは思っていない。」

■希望という舞台

−最後に、作家として自身を奮い立たせるものは
 何かを教えてください。

「小説を書く一番の原動力は、いろいろあるけど
 生きよう、頑張ろうという生きる喜びを
 読む人に与えたい。

 その代わり書くものが喜びにあふれているかというと、
 それは別物だが、根本の動機は変わらない。

 人間が地獄に落ちるようなことを
 芸術の美として礼賛するような小説は
 死んでも書かない。」

「流転の海シリーズを最後まで読んでいただくと、
 大きな希望という舞台の上で演じられていたことが
 分かっていただける。」

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2011年8月発行の『流転の海』
第6部『慈雨の音』(宮本 輝著、新潮社)



■5年で1500人以下目指す府が自殺者対策基本指針

「大阪府自殺者対策基本指針」は、
今後5年間で自殺者数を1997年以前の水準
(1,500人以下)にする目標を設定した。

自殺者数が急増した1998年は
完全失業率が4%を超えて不況感が拡大。

「バブル崩壊後の景気後退局面の中で職業を持つ人々、
 とりわけ中高年男性の自殺者の増加が
 大きな割合を占めている。」

との専門機関の報告があり、
大阪府は相談機関の充実、周知徹底を進めている。



宮本 輝(みやもと・てる)
小説家。1947年、神戸市灘区生まれ。
追手門学院大学(大阪府茨木市)の第1期生。

デビュー作『泥の河』で
1977年に太宰治賞受賞。
翌1978年に『螢川』で芥川賞受賞。
兵庫県伊丹市在住。

大阪日日新聞 2012年04月29日(日)17時07分
富裕国の若者問題、低中所得国にも拡大 論文 等(AFP、ロイター) [2012年04月29日(Sun)]
2012(平成24)年04月29日(日)
AFP BB News
トップ>ライフ・カルチャー>ライフ

富裕国の若者問題、低中所得国にも拡大 論文
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2874194/8852092

発信地:パリ/フランス

【4月29日 AFP】
豊かな国々の若者が直面している
肥満や飲酒といった生活習慣上の問題が、
より貧しい国々にも急速に広まっているとの
論文が、4月25日付の英医学専門誌
ランセット(The Lancet)に掲載された。

同論文によれば、高所得国は
肥満、運動不足、飲酒、喫煙や不正薬物使用など、
非感染性疾患のリスクの増大に対処してきたが、
そうしたリスクの波が現在、若年層の事故や感染症、
妊産婦の死亡といった問題の抑制策さえ十分でない
低中所得国の多くにも及んでいるという。

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ドイツ・デュイスブルク(Duisburg)のパブで
ビールを飲みたばこを吸う客。
(2006年08月08日撮影、資料写真。)



研究チームは、人類史上最多の18億人に
達しているとされる世界の若者の健康問題について
調査を行った。

論文では10歳から、
脳の発達が完了するとされている
24歳までを若者と定義している。

若者は多くのリスクに直面しているが、
それらに関する理解や調査は進んでいない
という。

そうしたリスクには、若者の単一死因として
最多の交通事故による死亡のほか、
自殺や10代での出産、
HIV/AIDSや薬物乱用による疾病
などが挙げられている。



全世界で最も若者の死亡率が高かったのは
南アフリカだった。

同国での青年期男性の死亡率は
高所得国に比べて8倍高く、
青年期女性の死亡率は同30倍にも達していた。

また高所得国27か国で若者の死亡率が最も高かったのは
米国で、主な原因は暴力と交通事故だった。
2位にニュージーランド、
3位にポルトガルが続いた。

一方、若者にとって最も安全な高所得国はシンガポールで、
死亡率は米国のわずか3分の1だった。
オランダと日本がそれに続いている。



また論文では若者の健康問題を引き起こしている
新しい要因として、糖分や脂肪分、塩分を多く含む
食品の販売や、たばこ産業による10代の少女に向けた
販売戦略を指摘している。

またソーシャルメディアも精神的または感情的リスク要因
として挙げられており、近年顕著になってきている
インターネット上でのいじめや、
携帯メールで性的なメッセージやポルノを送信する
「セクスティング(sexting)」の問題が指摘されている。

AFP BB News 2012年04月29日(日)11時45分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2012(平成24)年04月25日(水)
ロイター
ホーム>ニュース>ワールド

情報BOX:世界の若者12億人が直面する問題
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE83O05F20120425?rpc=165

[4月24日(火)ロイター]

国連児童基金(ユニセフ)は4月24日(火)、
世界の若者12億人が現在直面している
さまざまな問題に関する初の包括的な報告書を発表。

ユニセフが若者と定義する10─19歳の年代は、
自動車事故や犯罪組織による暴力、
エイズウイルス(HIV)など、
多くの危険にさらされていると指摘した。

120425_Reuters.jpg


4月24日(火)、国連児童基金(ユニセフ)は、
世界の若者12億人が現在直面している
さまざまな問題に関する初の包括的な報告書を発表。
インド北部の村で4月13日(金)撮影。
(2012年 ロイター)



国連児童基金(ユニセフ)報告書の
主なポイントは以下の通り。

◎10─19歳は世界人口の18%を占め、
 そのうちの半分以上がアジアで生活している。

◎若者人口が最も多いのは
 インドの2億4,300万人で、
 次が中国の約2億人。

◎人口に占める若者の比率は、
 後発開発途上国が23%、途上国が19%、
 先進国が12%。

◎エルサルバドル、べネズエラ、グアテマラ、
 ブラジル、コロンビアを含む中南米の一部では、
 事故や自殺よりも殺人で命を落とす
 青少年の方が多い。

◎アフリカでは、妊娠や出産の合併症が
 15─19歳少女の死因の1位となっている。

◎世界全体では、15─19歳少女の出産は
 年間約1,600万人で、
 出産全体の約1割を占める。

◎ニジェールでは、20─24歳女性の半分が
 18歳未満での出産経験がある。

◎世界でHIVに感染している若者は約220万人。

◎中等教育を受けていない若者は
 世界全体で7,100万人。

◎読み書きのできない15─24歳は
 世界全体で約1億2,700万人で、
 その多くは南アジアとサハラ以南のアフリカに
 集中している。

ロイター 2012年04月25日(水)17時27分
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