4月・10月 自殺者が大幅減(NHKオンライン、朝日新聞)
[2010年11月25日(Thu)]
2010(平成22)年11月25日(木)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>政治
4月・10月 自殺者が大幅減
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101125/k10015437931000.html
政府が、自殺者が多くなる春と秋に、
ことし、対策を集中的に実施した結果、
4月と10月の自殺者の数が前の年に比べて
大幅に減ったことがわかりました。
政府は、年間の自殺者数が12年連続で
毎年3万人を超えていることから、
ことし、自殺対策について取り組みを強化しています。
これに関連して、内閣府が、24日、調査結果を発表しました。
それによりますと、自殺者が多くなる春と秋では、
ことし4月の自殺者の数が、前の年の同じ月に比べて
16%減ったのに続き、先月も13.8%減った
ことがわかりました。
これは、4年前に自殺対策基本法が成立して以来、
それぞれ1番目と2番目に大きい減り幅となっています。
内閣府では、経済的な理由による自殺を防ぐため、
ハローワークに相談窓口を設けるなど、
3月に緊急対策を実施したことや、
9月にテレビ・ラジオで集中的に自殺防止を呼びかけたこと
などが効果をあげたのではないかと分析しています。
政府は、今後、子どもの自殺対策などについて、
さらに取り組みを強化することにしており、
来月、都道府県の教育委員会の担当者を集め、
子どもの自殺予防の研修を行うほか、
関係団体や鉄道会社などの協力を得て
啓発活動を行うことなどを検討しています。
NHKオンライン 2010年11月25日(木)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年11月26日(金)
朝日新聞
政策ウオッチ
<政府の自殺対策>効果あるなら毎月実施を
いじめによる子どもの自殺が相次ぐなか、自殺対策を検討する
政府の会議が来年3月の強化月間で「ゲートキーパー」の
普及に努めることを決めた。
聞き慣れない言葉だが、悩みを抱える人のサインに
気づいて話を聞き、相談の窓口につなげる人だ。
自殺の兆候、声のかけ方、相談機関を集中的に啓発することで、
誰もが自殺予防の当事者だという意識を高める。
1月から10月までの累計で、
2万6,340人が自殺している。
毎月2,400人以上の自殺者がおり、
今年も年間3万人を超える可能性は高い。
異変に気づきながら何をすべきか
迷っている周りの人にとっても、この取り組みは
後押しになると期待したい。
○
だからこそ、瞬間的な盛り上がりで終わらせてはならない。
自殺対策強化月間の翌月にあたる4月の自殺者は
対前年同月比で16.0%減、10月は13.8%減
というデータもある。
効果があるなら、なぜ毎月やらないのだろうか。
悩みを聞いた「素人」のゲートキーパーが、
即座に対策につなげられる総合窓口や専門機関を
拡充することも不可欠だ。 (及川綾子)
朝日新聞 2010年11月26日(金)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>政治
4月・10月 自殺者が大幅減
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101125/k10015437931000.html
政府が、自殺者が多くなる春と秋に、
ことし、対策を集中的に実施した結果、
4月と10月の自殺者の数が前の年に比べて
大幅に減ったことがわかりました。
政府は、年間の自殺者数が12年連続で
毎年3万人を超えていることから、
ことし、自殺対策について取り組みを強化しています。
これに関連して、内閣府が、24日、調査結果を発表しました。
それによりますと、自殺者が多くなる春と秋では、
ことし4月の自殺者の数が、前の年の同じ月に比べて
16%減ったのに続き、先月も13.8%減った
ことがわかりました。
これは、4年前に自殺対策基本法が成立して以来、
それぞれ1番目と2番目に大きい減り幅となっています。
内閣府では、経済的な理由による自殺を防ぐため、
ハローワークに相談窓口を設けるなど、
3月に緊急対策を実施したことや、
9月にテレビ・ラジオで集中的に自殺防止を呼びかけたこと
などが効果をあげたのではないかと分析しています。
政府は、今後、子どもの自殺対策などについて、
さらに取り組みを強化することにしており、
来月、都道府県の教育委員会の担当者を集め、
子どもの自殺予防の研修を行うほか、
関係団体や鉄道会社などの協力を得て
啓発活動を行うことなどを検討しています。
NHKオンライン 2010年11月25日(木)
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年11月26日(金)
朝日新聞
政策ウオッチ
<政府の自殺対策>効果あるなら毎月実施を
いじめによる子どもの自殺が相次ぐなか、自殺対策を検討する
政府の会議が来年3月の強化月間で「ゲートキーパー」の
普及に努めることを決めた。
聞き慣れない言葉だが、悩みを抱える人のサインに
気づいて話を聞き、相談の窓口につなげる人だ。
自殺の兆候、声のかけ方、相談機関を集中的に啓発することで、
誰もが自殺予防の当事者だという意識を高める。
1月から10月までの累計で、
2万6,340人が自殺している。
毎月2,400人以上の自殺者がおり、
今年も年間3万人を超える可能性は高い。
異変に気づきながら何をすべきか
迷っている周りの人にとっても、この取り組みは
後押しになると期待したい。
○
だからこそ、瞬間的な盛り上がりで終わらせてはならない。
自殺対策強化月間の翌月にあたる4月の自殺者は
対前年同月比で16.0%減、10月は13.8%減
というデータもある。
効果があるなら、なぜ毎月やらないのだろうか。
悩みを聞いた「素人」のゲートキーパーが、
即座に対策につなげられる総合窓口や専門機関を
拡充することも不可欠だ。 (及川綾子)
朝日新聞 2010年11月26日(金)