断崖の東尋坊は「恋愛の舞台」 自殺イメージ一新目指す 等(朝日新聞)
[2010年09月30日(Thu)]
2010(平成22)年09月28 日(火)
朝日新聞
asahi.com>ニュース>社会>その他・話題
断崖の東尋坊は「恋愛の舞台」 自殺イメージ一新目指す
http://www.asahi.com/national/update/0928/OSK201009280038.html
日本海にそそり立つ断崖(だんがい)で知られる
国の名勝「東尋坊」(福井県坂井市)を、
「恋愛の舞台」としてPRする催しが開かれている。
絶壁から落ちた僧の名が地名の由来だが、
自殺にも結びつけられがちなマイナスイメージを
一新させたいと、地元関係者が発案した。
夕日の東尋坊にたたずむ男女。
地元は「カップルの聖地」としてPRに力を入れる
=福井県坂井市三国町安島
●
地元のあわら・三国広域観光推進協議会は
今月11日から10月3日までの毎週末、
「恋力アップイベント 東尋坊夕陽ハートカクテル」
を開催。
岩場の上にバーカウンターを設けたり、
夕日を背景にしたライブを開いたりしているほか、
カップルなら割引料金で遊覧船に乗れる
サンセットクルージングも催している。
東尋坊の地名は約800年前、若い僧の覚念が乱暴者だった
東尋坊を崖(がけ)から突き落とし、成敗したとの伝承が由来。
しかし遊覧船では、東尋坊と覚念が
「綾(あや)姫という娘をめぐる恋のライバルでもあった」
とアナウンスする。
女性をめぐって2人が争ったとする言い伝えを踏まえた表現で、
男同士のいさかいという武骨な印象を和らげ、
悲恋の舞台だったとのイメージを広げる狙いという。
さらに外敵に備えた陣地「唐人防」とする別の由来話を踏まえ、
同協議会関係者は、漂着した異国の皇子を見つけた村の娘が
神社へ供えるふりをしてかわらけに入れた食べ物を届け、
2人は結ばれた―― との恋物語も創作した。
期間中は、カップルの願いを記したかわらけの奉納も
受け付けている。
●
絶壁が続く東尋坊では、自らの命を絶とうとする人が少なくない。
警察などに保護される人も年間100人前後にのぼるという。
東尋坊観光協会の小針 悟会長(52)は
「自殺の『名所』なんてどこにもない、
と言えるようになりたい」
と力を込める。 (荻原千明)
朝日新聞 2010年09月28日(火)12時06分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年09月30日(木)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>福井
断崖絶壁の東尋坊を恋愛の聖地に
イメチェンねらい催し
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201009290152.html
日本海にそそり立つ断崖(だんがい)で知られる
国の名勝「東尋坊」(坂井市三国町)を、
「恋愛の舞台」としてPRする催しが開かれている。
絶壁から落ちた僧の名が地名の由来だが、
自殺にも結びつけられがちなマイナスイメージを一新させたい
と、地元関係者が発案した。
夕日の東尋坊にたたずむ男女。
地元は「カップルの聖地」としてPRに力を入れる
=坂井市三国町安島
●
地元のあわら・三国広域観光推進協議会は
今月11日から10月3日まで毎週末、
「恋力アップイベント 東尋坊夕陽ハートカクテル」
を開催。岩場の上にバーカウンターを設けたり、
夕日を背景にしたライブを開いたりしているほか、
カップルなら割引料金で遊覧船に乗れる
サンセットクルージングも催している。
東尋坊の地名は約800年前、若い僧の覚念が乱暴者だった
東尋坊を崖(がけ)から突き落とし、成敗したとの伝承
が由来とされる。
しかし見どころを回る遊覧船では、東尋坊と覚念が
「綾(あや)姫という娘をめぐる恋のライバルでもあった」
とアナウンスする。
4半世紀以上変わらないこのナレーションは、
女性をめぐって2人が争ったとする言い伝えを踏まえた表現で、
男同士のいさかいという武骨な印象を和らげ、
悲恋の舞台だったとのイメージを広げる狙いという。
さらに外敵に備えた陣地「唐人防」とする別の由来話を踏まえ、
同協議会の関係者は、漂着した異国の皇子を助けた村の娘が
神社へ供えるふりをしてかわらけに入れた食べ物を届け、
2人は結ばれた―― との恋物語も創作した。
期間中は、カップルの願いを記したかわらけの奉納も
受け付けている。
●
絶壁が続く東尋坊では、
自らの命を絶とうとする人が少なくない。
警察などに保護される人も年間100人前後にのぼり、
「自殺の『名所』はどこ?」
と訪ねる観光客もいるという。
東尋坊観光協会の小針悟会長(52)は
「今も自殺の『名所』というほどではないけれど、
そんなところは一切ないよ、と言えるようになりたい」
と力を込める。
イベントは、10月2、3日午後5時〜6時20分。
問い合わせは、坂井市三国観光協会、
(0776・82・5515)
あわら市観光協会へ。
(0776・78・6767) (荻原千明)
朝日新聞 2010年09月30日(木)
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断崖の東尋坊は「恋愛の舞台」 自殺イメージ一新目指す
http://www.asahi.com/national/update/0928/OSK201009280038.html
日本海にそそり立つ断崖(だんがい)で知られる
国の名勝「東尋坊」(福井県坂井市)を、
「恋愛の舞台」としてPRする催しが開かれている。
絶壁から落ちた僧の名が地名の由来だが、
自殺にも結びつけられがちなマイナスイメージを
一新させたいと、地元関係者が発案した。
夕日の東尋坊にたたずむ男女。
地元は「カップルの聖地」としてPRに力を入れる
=福井県坂井市三国町安島
●
地元のあわら・三国広域観光推進協議会は
今月11日から10月3日までの毎週末、
「恋力アップイベント 東尋坊夕陽ハートカクテル」
を開催。
岩場の上にバーカウンターを設けたり、
夕日を背景にしたライブを開いたりしているほか、
カップルなら割引料金で遊覧船に乗れる
サンセットクルージングも催している。
東尋坊の地名は約800年前、若い僧の覚念が乱暴者だった
東尋坊を崖(がけ)から突き落とし、成敗したとの伝承が由来。
しかし遊覧船では、東尋坊と覚念が
「綾(あや)姫という娘をめぐる恋のライバルでもあった」
とアナウンスする。
女性をめぐって2人が争ったとする言い伝えを踏まえた表現で、
男同士のいさかいという武骨な印象を和らげ、
悲恋の舞台だったとのイメージを広げる狙いという。
さらに外敵に備えた陣地「唐人防」とする別の由来話を踏まえ、
同協議会関係者は、漂着した異国の皇子を見つけた村の娘が
神社へ供えるふりをしてかわらけに入れた食べ物を届け、
2人は結ばれた―― との恋物語も創作した。
期間中は、カップルの願いを記したかわらけの奉納も
受け付けている。
●
絶壁が続く東尋坊では、自らの命を絶とうとする人が少なくない。
警察などに保護される人も年間100人前後にのぼるという。
東尋坊観光協会の小針 悟会長(52)は
「自殺の『名所』なんてどこにもない、
と言えるようになりたい」
と力を込める。 (荻原千明)
朝日新聞 2010年09月28日(火)12時06分
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
2010(平成22)年09月30日(木)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>福井
断崖絶壁の東尋坊を恋愛の聖地に
イメチェンねらい催し
http://mytown.asahi.com/areanews/fukui/OSK201009290152.html
日本海にそそり立つ断崖(だんがい)で知られる
国の名勝「東尋坊」(坂井市三国町)を、
「恋愛の舞台」としてPRする催しが開かれている。
絶壁から落ちた僧の名が地名の由来だが、
自殺にも結びつけられがちなマイナスイメージを一新させたい
と、地元関係者が発案した。
夕日の東尋坊にたたずむ男女。
地元は「カップルの聖地」としてPRに力を入れる
=坂井市三国町安島
●
地元のあわら・三国広域観光推進協議会は
今月11日から10月3日まで毎週末、
「恋力アップイベント 東尋坊夕陽ハートカクテル」
を開催。岩場の上にバーカウンターを設けたり、
夕日を背景にしたライブを開いたりしているほか、
カップルなら割引料金で遊覧船に乗れる
サンセットクルージングも催している。
東尋坊の地名は約800年前、若い僧の覚念が乱暴者だった
東尋坊を崖(がけ)から突き落とし、成敗したとの伝承
が由来とされる。
しかし見どころを回る遊覧船では、東尋坊と覚念が
「綾(あや)姫という娘をめぐる恋のライバルでもあった」
とアナウンスする。
4半世紀以上変わらないこのナレーションは、
女性をめぐって2人が争ったとする言い伝えを踏まえた表現で、
男同士のいさかいという武骨な印象を和らげ、
悲恋の舞台だったとのイメージを広げる狙いという。
さらに外敵に備えた陣地「唐人防」とする別の由来話を踏まえ、
同協議会の関係者は、漂着した異国の皇子を助けた村の娘が
神社へ供えるふりをしてかわらけに入れた食べ物を届け、
2人は結ばれた―― との恋物語も創作した。
期間中は、カップルの願いを記したかわらけの奉納も
受け付けている。
●
絶壁が続く東尋坊では、
自らの命を絶とうとする人が少なくない。
警察などに保護される人も年間100人前後にのぼり、
「自殺の『名所』はどこ?」
と訪ねる観光客もいるという。
東尋坊観光協会の小針悟会長(52)は
「今も自殺の『名所』というほどではないけれど、
そんなところは一切ないよ、と言えるようになりたい」
と力を込める。
イベントは、10月2、3日午後5時〜6時20分。
問い合わせは、坂井市三国観光協会、
(0776・82・5515)
あわら市観光協会へ。
(0776・78・6767) (荻原千明)
朝日新聞 2010年09月30日(木)