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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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夜間・休日に自殺問題の無料電話相談 新潟市(MSN産経ニュース) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
MSN産経ニュース
トップ>ニューストップ>地方>中部

夜間・休日に自殺問題の無料電話相談 新潟市
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110301/ngt11030117150005-n1.htm

新潟市は1日、年中無休で平日夜間や休日昼間に
自殺問題に関する電話相談を無料で受け付ける
「こころといのちのホットライン」を開設した。

電話番号は「025・248・1010」。
新潟県内の公的機関で同様の取り組みを行うのは初めて。



新潟市は平成21年に人口10万人あたり28.7人が自殺し、
自殺率で全国の政令市中ワースト1を記録。
昨年もワースト3だった。

このため、自殺対策強化の一環として、
原則として仕事などで平日昼間に相談できない市民を対象に、
相談事業を強化することになった。



相談事業の運営は新潟市社会福祉協議会に委託。
平日は午後5時から10時まで、
土日祝日と年末年始は午前10時から午後4時まで。

保健師や精神保健福祉士ら専門家が2人が1組となり、
相談者の話を傾聴して受け止め、
相談者のニーズに応じて他の相談機関や専門機関を紹介する。

MSN産経ニュース 2011年03月01日(火)17時14分
岩手県 自殺防止で専従班 等(読売、朝日新聞、毎日新聞、岩手日報/岩手) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
読売新聞
ホーム>地域>岩手

岩手県 自殺防止で専従班
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110228-OYT8T01082.htm

全国最悪の恐れ 民間とも連携

岩手県は新年度から、自殺防止対策に本格的に乗り出す。
知事を本部長とした対策本部や専従チームを新設し、
自殺防止に向けて関係機関が「一枚岩」となる体制を
作りたい考えだ。

今年6月に発表される2010年の岩手県内自殺率
(人口10万人あたりの自殺者数)が
全国で最悪になる恐れも出てきたこともあり、岩手県は
「県民運動的な取り組みに広げ、
 1人でも多くの命を救いたい。」

としている。



岩手県は、新年度予算案に
自殺対策の緊急事業費8,180万円を計上した。

障がい保健福祉課内には、自殺防止対策に専従する
特命課長と職員の計2人を配置する。

診察中、患者の急激な体重の増減や不眠など、
自殺につながる兆候を把握した内科医や外科医が
情報を精神科医に伝える地域内の連絡体制を県内全域に広げる。

また、自殺の動機として目立つ経済的な困窮に
目を光らせるため、多重債務や生活相談に取り組む
民間団体同士の横断的なネットワーク作りを進めて
岩手県や市町村とも連携させ、自殺防止に役立てる考えだ。



自殺者を居住地別で集計している厚生労働省統計では、
岩手県内の2009年の自殺率は34.4人で、
秋田の38.1人、青森の34.6人に続く
ワースト3位だった。

一方、自殺した場所で集計する警察庁統計では、
09年の自殺率は、「富士の樹海」がある山梨県が最多で、
岩手は4位だった。

しかし、10年の速報値では、岩手県内の自殺率が
山梨に続く2位となっている。

岩手県内に比べ、青森、秋田両県の減少幅が大きくなっている
といい、岩手県内の自殺率が居住地別で全国ワーストとなる
恐れが強まっている。

障がい保健福祉課の鈴木俊昭療育精神担当課長は

「自殺を防ぐ特効薬は無い。
 横の連携を濃密にすることで
 効果的な治療や心のケアができる体制を作りたい。」

としている。

読売新聞 2011年03月01日(火)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇



2011(平成23)年02月16日(水)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>岩手

自殺率 全国1に/知事が見通し
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001102160006

達増拓也知事は15日、2010年の
岩手県内の10万人当たり自殺者数で示す自殺率が
全国ワーストになるとの見通しを示した。



岩手県によると、警察庁が発表した
2010年の自殺者数(速報値)は、岩手県は467人。
09年より45人減らしたものの、
95人減の青森や70人減の秋田に比べて落ち幅が少なかった。

このため、毎年5〜6月に厚労省が発表する自殺率が、
両県を抜いて最も高くなる可能性が高いという。

09年の岩手県の自殺率は34.4(全国平均24.4)で、
秋田(38.1)、青森(34.6)に次いで高かった。

達増知事は4年前のマニフェストで
「自殺率を全国平均以下に減らす」
ことを目標に掲げていた。



岩手県は4月、岩手県障がい保健福祉課内に
自殺対策のポストを設け、職員2人を専従させる。

朝日新聞 2011年02月16日(水)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年02月11日(土)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>岩手

自殺防止:岩手県が専従チーム
10年の自殺率、全国最多の懸念も/岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20110211ddlk03040040000c.html

自殺防止対策を一層強化するため、
岩手県は11年度、障がい保健福祉課に専従チームを設ける。

10年の10万人当たりの自殺者数が
全国最多になる可能性があり、危機感を強めた。

精神疾患の可能性がある患者を
一般医から精神科医へつなぐモデル事業などを全県に広げる。

鈴木俊昭・療育精神担当課長は
「地味だけれど、取り組みを広く深くしていくしかない。」
と話す。 【清藤 天】



厚生労働省の集計による居住地別10万人当たりの自殺者数で、
09年の岩手は34.4人と
秋田、青森県に次ぎ3番目に多かった。

だが10年は、自殺場所別の警察庁統計で34.8人と
秋田の33.6人、青森の32.5人を上回った。
このため、居住地別で全国最多県になる可能性が高いという。

こうした状況を受け、障がい保健福祉課に
自殺総合対策担当の特命課長ら2人の専従者を置き、
対策を強化する。



具体策の1つとして、一般医が精神疾患と疑われる受診者を
精神医療機関につなぐ事業を全県で始める。

中部保健所管内(花巻、北上、遠野市、西和賀町)で
10年7月からモデル事業として実施されている。

対象は不眠が2週間以上続き、頭痛などの症状が表れた
35〜69歳の受診者。

一般医は精神疾患の兆候を点数化する専用プログラムで問診し、
一定以上の点数になると、管内7精神医療機関に紹介する。
12月末までに46件の紹介実績があった。

精神疾患の判断が難しく、一般医が症状を見過ごす事例も
岩手県精神保健福祉センターなどの調査で指摘されている。

中部保健所の及川祥子保健師は
「専門外の先生たちがうつを考えるきっかけになったと思う。
 詳細を検証したい。」
と話す。



岩手県はこのほか、うつを見分ける問診調査や、
地域で自殺防止に取り組む「久慈モデル」、
関係機関が共同で自殺未遂者のケアをするモデル事業なども
実施地域を広げる考えだ。

自殺対策の11年度予算は8,180万円で、
10年度比約2,010万円増。

毎日新聞 地方版 2011年02月11日(金・祝)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年02月10日(木)
岩手日報
トップ>岩手県内のニュース

2010年自殺率、全国ワーストか 岩手県が対策本部設置へ
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110210_7

岩手県は2011年度、自殺の総合対策本部を設置し、
自殺防止対策を強化する方針だ。

本県の自殺死亡率は全国でも上位にあるが、
10年の厚生労働省の統計では
全国ワーストになる可能性が高い。

岩手県は自殺対策を専門に担当する特命課長のポストを新設し、
一般医と精神科医の連携や
自殺未遂者らハイリスク者の見守り態勢構築などに
全県で取り組む。



盛岡市内で9日開かれた岩手県精神保健福祉審議会
(会長・酒井明夫岩手医大神経精神科学講座教授)
で、岩手県が11年度の対策を説明。

千葉茂樹県保健福祉部長は
「本県の10年の自殺死亡率が
 全国ワーストになる可能性がある。」

と述べ、取り組みを強化する考えを示した。

厚労省の統計によると09年の本県の自殺死亡率
(人口10万人当たり)は34.4人。
秋田、青森両県に次いで全国で3番目に高い。

だが、秋田、青森両県は10年に自殺者を大幅に減らしており、
今夏発表する統計で本県の自殺率が最も高くなる
可能性があるという。



そのため岩手県は11年度に知事を本部長とする
対策本部を設置して庁内の連携を強化、
障がい保健福祉課に自殺対策の特命課長も配置する。

11年度当初予算案には自殺対策緊急強化事業費
8,100万円を計上。
うつ病患者の早期治療に向けて岩手中部保健医療圏で
取り組んでいる一般医と精神科医の連携を他地域にも広げたり、
自殺未遂者や多重債務者らリスクが高い人を
地域で見守るネットワークの構築などに力を入れる。

岩手日報 2011年02月10日(木)
名古屋市バス:車内の転倒「冤罪」濃厚 運転手聴取後自殺 [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成)年03月01日(月)
毎日新聞
トップ>いりゃあせ名古屋

名古屋市バス:車内の転倒「冤罪」濃厚
運転手聴取後自殺
http://mainichi.jp/chubu/news/20110301k0000e040087000c.html

名古屋市交通局のバス運転手、山田 明さん(当時37歳)
=名古屋市緑区=が07年6月にパワーハラスメントを示唆する
文書を残して焼身自殺した問題で、
山田さんが自殺を図る前日に名古屋市や警察から事情を聴かれた
車内の転倒事故が、山田さんのバスで起きたものではなかった
可能性が高いことが名古屋市の内部資料から分かった。

遺族側は
「自殺は冤罪(えんざい)による重度のストレスによるもので、
 公務災害は明らか。」
として1日、自殺を公務外と認定した
地方公務員災害補償基金名古屋市支部決定の取り消しを求め、
同支部審査会に審査請求した。 【高木香奈】



内部資料は、事故があったとされる
07年5月28日に山田さんが運転した路線バスの各停留所での
▽発車時刻
▽乗車人員
▽降車人員
▽通過人員を記録した「乗客調査表」。

今年1月の同支部決定後、
遺族側の情報公開請求に対して名古屋市が開示した。

名古屋市によると、被害者の女性は転んで顔や腰などを打ち、
名古屋市に
「滝子停留所で午前11時半ごろに乗車し、
 桜山東停留所を発進した後に転倒した。」
と証言した。

名古屋市は乗車時刻から運転手を山田さんとは
別の2人に絞ったが、2人とも否定。
3人目として同年6月12日に山田さんを聴取したところ
「私の運行する時間帯であればそうでしょう。」
などと回答したため運転手を山田さんと特定したという。

だが乗客調査表では、山田さんのバスに滝子で乗った乗客は
桜山東までに全員降車していたことが判明。
滝子の発車時間も「午前10時36分」で
女性の証言と1時間もの開きがあった。



同僚によると、山田さんは市や警察の聴取後にふさぎ込み、
上司の1人に「全く覚えがなく納得できない。」
とメールを送っていた。

山田さんの父勇さん(70)は
「警察に出頭させられたことが一番ショックだったと思う。
 事故の経緯について自分が聞いても何の説明もなかった。」
と市の対応を批判している。

一方、市交通局労務課は「お答えできない」と話している。

【ことば】名古屋市バス運転手自殺問題

07年6月13日、名古屋市交通局野並営業所(同市天白区)の
バス運転手、山田明さんが同市緑区の伊勢湾岸自動車道の
高架下でガソリンをかぶって焼身自殺を図り、
翌14日に死亡した。

遺族側は08年7月、地方公務員災害補償基金名古屋市支部に
公務災害認定を求め
「職場での度重なる指導が強度のストレスとなって
 うつ状態にあった。」

と主張したが、同支部は今年1月、

「自殺は公務外で、公務による精神疾患の発症もなかった。」
として請求を退けた。

毎日新聞 2011年03月01日(月)15時00分
経済苦対策に手応え自殺3万人超、歯止めは(朝日新聞/宮城) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>宮城>みちのくワイド

経済苦対策に手応え自殺3万人超、歯止めは
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000481103030002

全国の自殺者は昨年、13年連続で3万人を超えたが、
減少の兆しも見える。

秋田県では借金苦対策に焦点を絞って、
働き盛り世代の自殺を大幅に減らした。
ただ、高齢者の自殺対策などは、なお手探り状態だ。

内閣府は、日常生活のなかで自殺の芽に気づき、
相談窓口につなぐ「ゲートキーパー」を
普及する作戦に乗り出した。



全国と秋田県内の自殺者数<コラージュ・永井 芳>

●「自己破産した方が」

眠れない夜が続いていた。

経営する建設会社の借金は1億円に膨らんだ。
仕事が増える見通しはない。
20人の従業員の暮らしをどうするか。

「このまま続けても地獄。夜逃げも地獄。」
3年前の暮れのことだ。

追いつめられた社長が、経営者らの自殺予防に取り組む
秋田市のNPO法人「蜘蛛(くも)の糸」を訪ねたのは
翌1月だった。

「借金で死ぬ必要はない。
 倒産して、自己破産した方がいい。」

佐藤久男理事長は諭した。

弁護士を紹介し、7回にわたり相談を続けた。
すべての処理が終わったのは昨年末。

「この男性のような場合は『減らせる自殺』だ。
 秋田県全体で対策を打っている。」

と佐藤氏は強調する。

自殺率(厚生労働省)が15年連続で
全国ワーストの秋田県は昨年、警察庁の統計で
13年ぶりに自殺者が400人を切った。

生活・経済問題による自殺者が前年比で56人減。
30〜59歳までの「働き盛り世代」が52人減ったことが
要因だ。

自殺予防に取り組む全国130団体のうち40を占める
秋田の民間団体が自治体や大学と連携し、
多重債務者や中小企業経営者らの相談を強化した。

自殺率が高い東北では、
多重債務や生活苦などによる自殺が2〜3割を占める。

経済苦による自殺防止に力点を置いた対策が
東北全体に広がりつつある。

宮城県栗原市は2008年に1億円を基金に
「のぞみローン」を作り、多重債務者に低利融資をしている。

05年は人口10万人あたりの自殺死亡率が
48.6だったが、09年には30.8にまで減少した。

●高齢者は防止難しく

一方、減らすのが難しいのが高齢者の自殺だ。
東北全体の自殺者の3〜4割を占める。

健康問題を抱え、家族から孤立しがちだが、
悩みを口に出さないことが多いため、周囲が気付きにくい。

かつて自殺死亡率が東北有数の高さで、
予防活動が盛んな岩手県久慈市は、
自殺者の4割を高齢者が占める。

2月、お年寄りが集まる
自殺予防サロン「たぐきり」を訪ねた。

方言で「世間話」を意味するサロンに通う
三河クラさん(84)は、23年前に夫を亡くし1人暮らし。

「寝ても覚めても1人。
 離れて暮らす息子に面倒かけたくね。
 たぐきりねば、あの世さ行くことも考える。」

お年寄りの話を聴く元看護師らは、
うつ病傾向に気付けば病院に紹介する。

元保健師の関合征子代表(68)は

「地域の絆がちりぢりになって、
 行き場のないお年寄りが増えた。
 家にこもるお年寄りの悩みには手が届かない。」

と話す。

秋田県で昨年、自殺者が唯一増えたのが70代。
秋田県は来年度、高齢者に特化した自殺対策費を
計1,750万円計上し、全25市町村に助成する。

●把握が難しい都市型

問題を抱えた人を比較的見つけやすい地方型の自殺は
一定の歯止めがかかった地域があるが、
把握が難しい都市型では対策は手探りだ。

こうしたなかで、
内閣府は「ゲートキーパー」の普及に乗り出す。

健康や借金などに悩む人と接する機会が多い
コンビニ店員や美容師、鉄道会社員らに研修をし、
危険な兆候に気がついたら相談窓口に知らせる。

足立区は、全国で自殺者が最多の東京都で最も自殺者が多く、
ゲートキーパーの取り組みが進んでいる。
2年前から養成し、これまでに区職員ら
1,700人が研修を受けた。

その1人の中小企業を訪問する相談員(49)は、
50代前後の女性を相談窓口につないだことがある。

女性は2月初め、生活保護の暮らしを抜け出し、
カバン販売の起業をしたいと相談に来た。

生活の再建が先だと説得をするうちに
「生きていても仕方がない。」
と漏らした。

本人の了解を得て福祉事務所に連絡、
担当者が相談を続けている。

内閣府参与で、NPO法人「ライフリンク」(東京)の
清水康之代表は

「自殺の原因は地域によって異なる。
 特性に応じた対策を打つとともに、
 相談を必要としている人に手が届く網の目を広げたい。」

と話す。



次回は3月下旬、「虐待を生む社会とは」。

□記者の目

●救いの情報、身近に

足立区に住むAさん(70)が救われたのは
アパートの郵便受けに入っていた足立区の広報だった。

一昨年の12月、自殺対策特集の無料相談案内が目にとまった。
土木作業の収入が下がり、借金は200万円を超えていた。

金策に追われる毎日を酒で紛らわせ、4畳半の部屋に1人。
涙がポロポロこぼれた。自己破産の処理に半年かかった。
生活はなお苦しいが、借金がなくなった毎日には張りがある。
メシがうまい。

広報を見逃していたら今ごろどうなっていたか。

「出口」が見えないまま消える命が少なくない。
どん詰まりの悩みから抜け出す手がかりや、
救い出す情報の網を、身近な所に用意できるかがカギを握る。

(菅沼栄一郎)

●世間話の積み重ね

「世間話をするための麦茶一杯のつながり。
 それを積み重ねてるだけ。」(「たぐきり」の関合さん)

「自殺を考えている人に明日会う約束を入れる。
 それの繰り返し。」(「蜘蛛の糸」佐藤理事長)

自殺を減らす特効薬はない。
志ある人びとのたゆまぬ行動が、
多くの命を救っている事実を知った。

一方、「麦茶1杯のつながり」さえ失いつつある社会を思う。
記者の身の回りにもあるか、不安になった。

昨年は東北の多くの地域で自殺が減った。しかし、
「1、2年の増減で一喜一憂するのは危うい。」
と指摘する専門家もいる。長期的な対策が必要だ。

3月1日は秋田県独自の「いのちの日」である。(矢島大輔)

<自殺>
ライフリンクの清水代表の分析(04〜08年平均)では、
自殺が最も多い日は3月1日。最も少ないのは12月30日。

月初めや月末に多く、年末やお盆は少ない。
曜日では月曜日が多く、土曜日は少ない。

07〜09年の累計では男性の40〜60代が
全体の4割を占め、男女比は7対3。

警察庁速報値では、昨年の自殺者は
東京の2,938人が最多で、大阪、神奈川が続いた。

朝日新聞 2011年03月01日(火)
経済苦対策に手応え(朝日新聞/福島) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>福島>みちのくワイド

経済苦対策に手応え
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000431103010005

●自殺3万人超 歯止めは

全国の自殺者は昨年、13年連続で3万人を超えたが、
減少の兆しも見える。

秋田県では借金苦対策に焦点を絞って、
働き盛り世代の自殺を大幅に減らした。
ただ、高齢者の自殺対策などは、なお手探り状態だ。

内閣府は、日常生活のなかで自殺の芽に気づき、
相談窓口につなぐ「ゲートキーパー」を普及する
作戦に乗り出した。



■このまま続けても地獄 夜逃げても地獄
◎「自己破産した方が」

眠れない夜が続いていた。

経営する建設会社の借金は1億円に膨らんだ。
仕事が増える見通しはない。
20人の従業員の暮らしをどうするか。

「このまま続けても地獄。夜逃げも地獄」。
3年前の暮れのことだ。

追いつめられた社長が、経営者らの自殺予防に取り組む
秋田市のNPO法人「蜘蛛の糸」を訪ねたのは
翌1月だった。

「借金で死ぬ必要はない。
 倒産して、自己破産した方がいい。」

佐藤久男理事長は諭した。
弁護士を紹介し、7回にわたり相談を続けた。
すべての処理が終わったのは昨年末。

「この男性のような場合は『減らせる自殺』だ。
 秋田県全体で対策を打っている。」
と佐藤氏は強調する。



自殺率(厚生労働省)が15年連続で全国ワーストの
秋田県は昨年、警察庁の統計で
13年ぶりに自殺者が400人を切った。

生活・経済問題による自殺者が前年比で56人減。
30〜59歳までの「働き盛り世代」が52人減ったことが
要因だ。

自殺予防に取り組む全国130団体のうち
40を占める秋田の民間団体が自治体や大学と連携し、
多重債務者や中小企業経営者らの相談を強化した。

自殺率が高い東北では、多重債務や生活苦などによる
自殺が2〜3割を占める。
経済苦による自殺防止に力点を置いた対策が
東北全体に広がりつつある。

宮城県栗原市は2008年に1億円を基金に
「のぞみローン」を作り、多重債務者に低利融資をしている。

05年は人口10万人あたりの自殺死亡率が48.6だったが、
09年には30.8にまで減少した。

◎   ◎

◎高齢者は防止難しく

一方、減らすのが難しいのが高齢者の自殺だ。
東北全体の自殺者の3〜4割を占める。
健康問題を抱え、家族から孤立しがちだが、
悩みを口に出さないことが多いため、周囲が気付きにくい。

かつて自殺死亡率が東北有数の高さで、
予防活動が盛んな岩手県久慈市は、
自殺者の4割を高齢者が占める。

2月、お年寄りが集まる
自殺予防サロン「たぐきり」を訪ねた。

方言で「世間話」を意味するサロンに通う
三河クラさん(84)は、23年前に夫を亡くし1人暮らし。

「寝ても覚めても1人。
 離れて暮らす息子に面倒かけたくね。
 たぐきりねば、あの世さ行くことも考える。」

お年寄りの話を聴く元看護師らは、
うつ病傾向に気付けば病院に紹介する。

元保健師の関合征子代表(68)は

「地域の絆がちりぢりになって、
 行き場のないお年寄りが増えた。
 家にこもるお年寄りの悩みには手が届かない。」

と話す。

秋田県で昨年、自殺者が唯一増えたのが70代。
秋田県は来年度、高齢者に特化した自殺対策費を
計1,750万円計上し、全25市町村に助成する。

◎   ◎

◎把握が難しい都市型

問題を抱えた人を比較的見つけやすい
地方型の自殺は一定の歯止めがかかった地域があるが、
把握が難しい都市型では対策は手探りだ。

こうしたなかで、内閣府は
「ゲートキーパー」の普及に乗り出す。
健康や借金などに悩む人と接する機会が多い
コンビニ店員や美容師、鉄道会社員らに研修をし、
危険な兆候に気がついたら相談窓口に知らせる。



足立区は、全国で自殺者が最多の東京都で最も自殺者が多く、
ゲートキーパーの取り組みが進んでいる。

2年前から養成し、これまでに
区職員ら1,700人が研修を受けた。

その1人の中小企業を訪問する相談員(49)は、
50代前後の女性を相談窓口につないだことがある。

女性は2月初め、生活保護の暮らしを抜け出し、
カバン販売の起業をしたいと相談に来た。

生活の再建が先だと説得をするうちに
「生きていても仕方がない。」
と漏らした。

本人の了解を得て福祉事務所に連絡、
担当者が相談を続けている。

内閣府参与で、NPO法人「ライフリンク」(東京)の
清水康之代表は

「自殺の原因は地域によって異なる。
 特性に応じた対策を打つとともに、
 相談を必要としている人に手が届く網の目を広げたい。」

と話す。



次回は3月下旬、「虐待を生む社会とは」。

■〈記者の目〉救いの情報 身近に 世間話の積み重ね

◇足立区に住むAさん(70)が救われたのは
アパートの郵便受けに入っていた区の広報だった。
一昨年の12月、自殺対策特集の無料相談案内が目にとまった。

土木作業の収入が下がり、借金は200万円を超えていた。
金策に追われる毎日を酒で紛らわせ、4畳半の部屋に1人。
涙がポロポロこぼれた。

自己破産の処理に半年かかった。
生活はなお苦しいが、借金がなくなった毎日には張りがある。
メシがうまい。

広報を見逃していたら今ごろどうなっていたか。

「出口」が見えないまま消える命が少なくない。
どん詰まりの悩みから抜け出す手がかりや、
救い出す情報の網を、身近な所に用意できるかがカギを握る。

(菅沼栄一郎)



「世間話をするための麦茶1杯のつながり。
 それを積み重ねてるだけ。」
(「たぐきり」の関合さん)。

「自殺を考えている人に明日会う約束を入れる。
 それの繰り返し。」
(「蜘蛛の糸」佐藤理事長)。

自殺を減らす特効薬はない。
志ある人びとのたゆまぬ行動が、
多くの命を救っている事実を知った。

一方、「麦茶1杯のつながり」さえ失いつつある社会を思う。
記者の身の回りにもあるか、不安になった。

昨年は東北の多くの地域で自殺が減った。しかし、
「1、2年の増減で一喜一憂するのは危うい。」
と指摘する専門家もいる。長期的な対策が必要だ。

3月1日は秋田県独自の「いのちの日」である。

(矢島大輔)

朝日新聞 2011年03月01日(火)
シリーズ うつ治療を問う(3)〜(5)(読売新聞) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
読売新聞
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シリーズ
うつ治療を問う(5)針で回復 診断は本当か
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37466

東京都の50歳代の女性会社員は5年前、
精神科でうつ病と診断された。

きちょうめんな性格が管理職になって強まり、
部下の仕事に細かく口を挟んだ結果、
職場で孤立したことが心の不調のきっかけだった。

薬物治療を受けたが、仕事への意欲は戻らず、
休みがちになった。
抗うつ薬や抗不安薬、抗精神病薬が増えていった。

3年前のある朝、頭が前に傾いたまま上がらなくなった。
整形外科の検査では骨や筋肉に異常はなく、
診察した医師は「精神科の薬の影響」とみた。



「首の筋肉をほぐしたら楽になるのでは。」

知人に勧められ、針きゅう院の蓬(ほう)治療所
(東京都杉並区)へ行った。

所長の戸ヶ崎正男さんは、背中などのツボに温きゅうを施し、
首などに浅く針を刺した。

数回通うと、頭が上がるようになった。
以後も「心身の心地よさ」を味わうため、定期的に通った。
次第に活力が戻り、薬に頼る気持ちが薄らいだ。

今では薬はほとんど必要なく、職場の人間関係も修復して、
元気に仕事をしている。



東洋鍼灸(しんきゅう)専門学校(東京都新宿区)副校長の
松田博公さんは

「針きゅうには心身をリラックスさせる効果はあるが、
 精神疾患を治すわけではない。
 ただ最近は、心の不調を安易にうつ病と診断する
 ケースが増えているためか、針きゅうで良くなる
 『うつ病』が目立つ。」

と話す。



歯科治療が回復のきっかけになった人もいる。
東京都の40歳代の主婦は4年前、ひどい頭痛や肩こりから、
不眠、意欲低下に陥り、精神科でうつ病と診断された。

薬は効かず、孤立感が強まり、
発作的に電車に飛び込もうとしたこともあった。

昨年、歯科で虫歯の治療を受け、全ての歯で
しっかりかめるようになると、頭痛や肩こりが減った。
心が晴れやかになり、間もなく精神科の治療が必要なくなった。

治療した歯科医は

「虫歯などで片側の歯でばかりかむと、
 頭や首の筋肉が緊張して痛みが出ることがある。
 痛みに対処しただけで、うつ病を治したわけではない。」

と語る。

神奈川歯科大(横須賀市)教授の小野塚實さんは
「ガムなどをかむと、ストレスが減ることは証明されている。
 しかし、うつ病が歯科治療で回復するとは考えにくい。」

と話す。

針きゅうや歯科治療でよくなる「うつ病」は、
本当にうつ病なのだろうか?

安易な診断、薬物治療の見直しが求められている。

(佐藤光展)

読売新聞 2011年03月01日(火)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年02月28日(月)
読売新聞
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シリーズ
うつ治療を問う(4)薬の副作用 性機能障害
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37373

慶応大学病院(東京都新宿区)の精神・神経科外来で、
昨年暮れ、40歳代の会社員の男性が意を決した表情で
口を開いた。

「実は、妻との関係がよくなくて……。」

男性はその1年半前、多忙な仕事に追われる中で、
うつ病を発症した。

出社は続けたが仕事に身が入らず、
簡単な作業にも時間を要した。

診療所で薬物治療を続けた後、
同病院を受診して半年たっていた。

精神・神経科専任講師で主治医の渡邊衡一郎さんが
詳しく事情を聞くと、男性は
「性機能障害になった。」
と明かした。



治療で気分の落ち込みは軽くなり、
妻と性行為ができるようになったが、射精に至らない。

何度も続くうちに、妻は
「私に飽きたの?」
と嘆き、会話が少なくなったという。

渡邊さんは、抗うつ薬の副作用と判断。
「薬の調整で対処できます。」
と伝えると、男性は霧が晴れたような笑顔を見せた。

重い副作用は少ないとされる抗うつ薬でも、
実は、患者の精神的負担を増やしかねない副作用が
高頻度に起きることがわかってきた。



渡邊さんと、同科医師の菊地俊暁さんが
2008年、過去2年間にうつ病と診断され、
抗うつ薬を服用した男女1,187人を対象に行った調査では、
男性の射精障害や女性の性的感覚の衰えなど、
性機能障害の発生が27.3%にみられた。

だが対処法がなく、
「我慢している。」
との回答が目立った。

このほか、眠気48%、口の渇き39%、けんたい感34%、
便秘29%、吐き気・めまい・体重増加が各22%など、
副作用が多く起こっていた。

菊地さんは

「眠気や口の渇きもよく起きる副作用だが、
 気分転換や水を飲むなどで対処できる。
 しかし性機能障害は薬のせいだと気づかないことが多く、
 もしやと思っても医師に尋ねにくい。
 多くが放置されてしまっている。」

と訴える。



うつ病患者は、
「私は役に立たない。」
「愛されていない。」
と考える傾向が強い。

治療では、うつ症状を薬で和らげながら、
カウンセリングで考え方を修正するが、
薬の副作用で性機能障害が起こると、
家庭で孤立感や無力感が深まり、うつ病が悪化する恐れがある。

会社員の男性は、医師の指示で薬の量を減らしたところ
性機能障害が回復した。

抗うつ薬による性機能障害は、薬の量を減らしたり、
別の種類の薬に変えたりすることで改善することが多い。

渡邊さんは

「医師の側からも性機能障害は尋ねにくいが、
 さりげなく聞き取って対処することが大切。
 それで患者との信頼関係が深まり、
 治療がうまく進むことが多い。」

と話す。

読売新聞 2011年02月28日(月)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年02月25日(金)
読売新聞
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シリーズ
うつ治療を問う(3)ロボット相手に評価練習
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37312

長崎大学で昨年、変わった実験が行われた。

「動悸や頭痛はどうですか?」

若い女性型ロボット・SAYA(さや)ちゃんに、
長崎大保健学科教授(精神科医)の中根秀之さんが
優しくたずねる。

「いろいろ考えてると胸がドキドキしてきます。」

ロボットらしからぬ言葉が返ってくる。
そんなやりとりが20分ほど続いた。



SAYAちゃんは、東京理科大工学部教授の小林 宏さんの
研究室と、中根さんが共同製作したうつ病ロボット。

医療関係の学生らが、うつ病の重症度評価
(ハミルトンうつ病評価尺度)を学ぶために作られた。

顔と首にはゴムなどでできた人工の筋肉が埋め込まれ、
口や眉などを動かして喜怒哀楽を表す。

あらかじめ決めた順に質問すると、
重いうつ病患者を模した約80種類の返答をする。



うつ病ロボットSAYAちゃんの改良を続ける
小林 宏さん(右)と森田耕輔さん
(東京都千代田区の東京理科大工学部で)



「気分が沈んだり、気がめいったりしていましたか。」
の質問には、顔をうつむかせ、首を左右に振りながら
「あまりよくなくて。」
と小声で言う。

「この1週間、何時に起きて何時に寝ましたか。」
と問うと、

「なかなか寝付けなくて。疲れてはいるんですが……。」
とゆっくり話し、

「ふう。」
とため息をつく。



実験では、うつ病の知識を学んだ長崎大保健学科の学生107人
が、問診の答えや表情からSAYAちゃんの重症度を評価。
項目によっては評価にずれがみられることなどがわかった。

適切な評価は、薬の量や復職時期を判断するのに欠かせないが、
患者の症状の伝え方は様々だ。

誤った評価で過剰な投薬や復職の遅れ、
早すぎる復職による再発が起こっている。

中根さんは
「評価尺度を使いこなせる医師は少ない。
 早急な養成が必要。」

と指摘する。

患者のプライバシー保護のため精神科では、
学生が直接患者に接する機会は限られる。

役者にうつ病患者を演じてもらう大学もあるが、
言葉の調子や間合い、視線の方向などを
正確に再現するのは難しく、役者によって差が出てしまう。



中根さんは

「常に同じ回答と動作ができるロボットは、
 精神疾患の学習用に役立つ。
 学生の興味も高まる。」

と話す。

SAYAちゃんは今年、医学部や他大学の学生研修でも
活用される予定。

「評価が難しい軽度のうつ病プログラムも作り、
 教育用に普及させたい。」

と中根さんは話す。



【ハミルトンうつ病評価尺度】
抑うつ気分や自責感、睡眠障害など
21項目(あるいは17項目)の質問を、
医師らが20〜30分かけて口頭で行い、
患者の話の内容や様子から症状の軽重を点数化。
うつ病の重症度を判断する。

読売新聞 2011年02月25日(金)
シリーズ うつ治療を問う(1)〜(2)(読売新聞) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年02月24日(水)
読売新聞
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シリーズ
うつ治療を問う(2)社員のストレス 早期緩和
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37250

職場のうつが深刻化している。
厚生労働省の調査では、うつ病と自殺による
社会的損失は年2.7兆円。

厚生労働省は10項目前後の簡単なストレスチェック票を作り、
2012年から企業に実施を義務づける方向で検討している。





大阪ガス(本社・大阪市)では、
02年から独自にストレスチェックを行っている。
パソコンの導入で仕事量が増え、
不眠や体調不良に陥る社員が増えたためだ。

社員は健康診断の時期に専用サイトを開き、
「自分のペースで仕事ができる」
「何をするのも面倒」
など、職業性ストレス簡易調査票(旧労働省作成)を使った
46項目の質問に答える。

結果は本人と産業医しか見られず、
上司への報告は本人の了承が必要だ。

要注意の数値が出た社員は、産業医の岡田邦夫さんが面接する。
すると、家族の病気などの悩みと、
多忙な仕事との板挟みで苦しむ姿が浮かび上がってくる。



社員の相談に対応する岡田邦夫さん(大阪市内で)



ある若い社員は、問題なく仕事をしているように見えたが、
チェックで大きなストレスがあることがわかった。

「やりたい仕事と違う。上司は良い人で言えない。」
と面接で明かしたため、岡田さんが間に立ち、
上司に胸の内を伝える機会を作った。

部署を変え、希望に沿った仕事を任せたところ、
生き生きと打ち込めるようになったという。

家では普通なのに会社では元気のない
「新型うつ病」が注目されているが、
この社員も危険性があったと岡田さんはみる。

新型うつ病の患者は、わがままと見られがちだが、岡田さんは

「仕事はしたいのに、理想と現実の違いに悩み、
 エネルギーが尽きる例が少なくない。
 ストレスの早期緩和は予防に有効。」

と話す。



筑波大人間総合科学研究科教授(ストレスマネジメント学)の
宗像恒次さんは、民間と共同で企業向けシステムを作成。

約100の質問の答えによって、
ストレスの評価や対処法が表示される。

サイトを開くための認証番号は会社側は知らず、
社員のプライバシーは保たれる仕組みだ。
複数の大企業が導入を検討している。

岡田さんは

「ストレスで休職者が相次ぐ会社は、今後生き残れないだろう。
 定期的なチェックは重要だが、
 社員が安心して悩みを話せる職場作りが何より大切。」

と訴える。



【情報プラス】
職業性ストレス簡易調査票の詳しい内容や使用法は、
東京医大公衆衛生学講座のサイト
(http://www.tmu-ph.ac/topics/stress_table.php)に詳しく掲載されている。

筑波大学教授の宗像恒次さんが作成したストレスチェックは、
現在、各企業のストレス対策担当者向けに設けた
サイトで体験できる。

共同開発した会社エムケイプランニング(大阪市北区)の
電子メール( info@mk-planning.jp )に、
企業・組織名と申込者氏名、連絡先を記入し、
「読売新聞の記事を見て体験希望」と書いて送信すると、
体験用のIDとパスワードが発行される。

読売新聞 2011年02月24日(木)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2011(平成23)年02月23日(水)
読売新聞
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シリーズ
うつ治療を問う(1)不採算で精神科切り捨て
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=37192

青森県十和田市の十和田市立中央病院。
メンタルヘルス科(精神神経科)医師の竹内淳子さんは、
週に1度、病院の車のハンドルを握り、
精神保健福祉士の赤崎恵美さんと訪問診療に出向く。

2月初め、47歳の男性宅を訪れた。
男性はうつ病を10年以上患い、
現在は進行がんの緩和ケアを在宅で受けている。

「不安はないですか。」
「眠れますか。」

問診が終わると、赤崎さんが場を和ませる。
この日は節分の豆まきをした。
男性はベッドに横たわったまま、笑顔で豆を投げた。
もう自力で歩くのは困難だが、うつ病は悪化していない。



「眠れない時、薬の量をすぐに調整してもらえる。
 先生たちと話をすると安心でき、
 闘病の支えになっています。」

と男性は話す。

同病院には3人の精神科医がいるが、
いずれも連日の外来と頻繁な夜勤、入院患者対応、
保健センターでの相談活動などで、休みは月に1、2日。

それでも竹内さんは、来年度から新たに、
精神的な問題を抱える未受診者への
訪問活動を始めようとしている。

「この地域から自殺をなくしたい。」
との思いからだ。



訪問診療で患者の男性(手前)と豆まきを楽しむ
竹内さん(右)と赤崎さん(左)(青森県十和田市内で)



青森県の2009年の自殺率は全国ワースト2。
中でも十和田地域の自殺率が高い。

メンタルヘルス科(50床)の入院患者の5割が
自殺を図ったことがあり、うつ状態から
死を考え始めたケースが目立つ。

竹内さんらは、自殺を企てた救急患者の対応に
追われることも多い。



ところが昨年、同科は存亡の危機に直面した。
新病棟建設や、病院全体の医師不足による患者の減少で、
不良債務が15億円を突破。

外部監査の対象となり、昨年末の報告書で
赤字の元凶と名指しされたのだ。
縮小、病棟閉鎖が議論された。

同地域には、総合病院の精神科はほかにない。
縮小されれば、十分な治療が困難になる。

メンタルヘルス科診療部長の谷地森康二さんは
十和田市関係者らに必要性を訴え、
市民団体も反対の声を上げた。

その結果、3月の十和田市議会で
当面の維持が確認される見通しとなった。



だが、病院の経営悪化で縮小や休診に追い込まれる
総合病院の精神科は増え続けている。

日本総合病院精神医学会の調査では、
08年までの6年間で、入院可能な精神科は
272施設から239に減った。

谷地森さんは

「精神科は入院の診療報酬が他科の3分の1ほどで、
 もともと頑張っても赤字が出る。
 患者自身が反対の声を上げにくい精神科が
 狙い撃ちされている。」

と訴える。

読売新聞 2011年02月23日(水)
永井画廊、藤原新也の写真と書展『死ぬな生きろ』(デジカメwatch) [2011年03月01日(Tue)]
2011(平成23)年03月01日(火)
デジカメwatch
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永井画廊、藤原新也の写真と書展
『死ぬな生きろ』
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110301_430228.html

永井画廊は、藤原新也の写真と書展
『死ぬな生きろ』を1日より開催する。



『死ぬな生きろ』の意は“自殺するな”ということではない。

せっかく与えられた限られた命を全うに生きろ、
という意である。生きた屍になるなということだ。

それは何も“頑張る”ということではなく、
肩の力を抜き、目の前にある世界を十分に感じ取り、
この世に生を授かっていることの喜びを感じてほしい、
ということだ。

というのは私たちのこの世に滞在する時間は
限られているからだ。



その意味で今回の写真や書が目の前の
“世界(この世)の感じ方”のヒントになれば幸いだ。

そしてまた単行本の印刷では十分に伝わらない
オリジナルプリントと肉筆の風合いを楽しんでいただきたい
と思う。

(写真展情報より藤原新也氏のコメントを引用)

名称:藤原新也の写真と書展『死ぬな生きろ』

会場:永井画廊

住所:東京都中央区銀座4−10−6

期間:2011年3月1日〜2011年3月18日

時間:11時30分〜19時

休館日:日曜日

■永井画廊
http://www.nagai-garou.com/

■展示情報
http://nagai-garou.com/contents/message/2521

(本誌:関根慎一)

デジカメwatch 2011年03月01日(火)14時12分
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