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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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自殺率全国ワースト1の山梨(朝日新聞/山梨) [2010年12月16日(Thu)]
2010(平成22)年12月16日(木)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>山梨

自殺率全国ワースト1の山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001012160002

■「生きる支援」展開模索

「思いは1つ。自殺者をひとりでもなくしたい。」
「自殺を減らすために何ができるのか。」

甲府市内の会議室で11月末、約20人が熱っぽく語り合った。



11月末、約20人が集まって自殺対策について話し合った
=甲府市



自殺防止やメンタルヘルス相談などに取り組む
山梨いのちの電話や労働組合、精神科医、弁護士などの
団体や専門家のほか、大学生や会社員、失業中の人、
うつ病経験者などが加わっている。

彼らは、10月末に開かれた自殺問題を考える集会の出席者だ。
自殺率が全国ワースト1の山梨で議論を深めようと企画された
集会には、県内外から2日間で延べ約450人が参加。

その中から
「自分たちにも何かできないか。」

と声を上げた有志が、話し合いの輪に入った。

「駆け込み寺として、場所を提供したい。」
「連携して支援していく必要がある。」

立場や状況は異なるものの、誰もが自殺に真剣に向き合い、
ともに考えていこうとする姿勢がそこにあった。



これまでの取材を通じて、自殺を図った人や
遺(のこ)された家族の思いに触れた。

年間3万人以上の人が自らの命を絶っていく中、
自殺というだけでその背景や原因が十分に語られないことが
少なくない。

未遂者の支援や遺族のケアの必要性も痛感した。

一方で、現状を何とかしようと動き出す人たちが
たくさんいることも知った。

自殺を「社会的に追い詰められた末の死」と捉(とら)え、
背景にある複合的な要因を懸命に探る。

多角的な視点で取り組む人たちがネットワークを構築する
機運が、集会をきっかけに県内でも高まりつつある。



警察庁によると、今年1〜11月の県内の自殺者数は
前年同期より4人少ない324人。(暫定値)

全国の自殺者数は2万9,105人(同)で、
前年同期に比べると1,252人少ないが、
依然として高い水準が続いている。

青木ケ原樹海を抱え、発見地を元にした
警察庁の自殺率が3年連続して全国で最悪の山梨は、
「生きる支援を展開する重要な拠点」でもある。

いまこの瞬間にも失われつつある命を守るための対策が
急務となっている。

官民が協力しながら、地域の実情に即した
中長期的な対策を考えていくことも重要だ。



12月21日(火)に、集会後3度目の話し合いがある。
他県の取り組みを参考にしながら、今後の活動について
検討する予定だ。

「自殺のない、生き心地の良い社会」を目指して、
記者として、一個人として、
自分にできることを問い続けていきたい。

(佐藤美鈴)

朝日新聞 2010年12月16日(木)
無縁仏 家族へ帰したい 歯のデータ登録を模索(沖縄タイムス) [2010年12月16日(Thu)]
2010(平成22)年12月16日(木)
沖縄タイムス
トップ>最新ニュース>社会・くらし>2010年12月16日(木)

無縁仏 家族へ帰したい 歯のデータ登録を模索
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-12-16_12880/

判明に有効も予算の壁

「遺族の元に帰してあげたい。」
と、全国の歯科医の間で身元検索ができるよう
生前の歯科情報をデータベース(DB)化しようとする
動きがある。

2009年までの過去15年間、身元不明のまま、
無縁仏として供養された人は沖縄県内で101人、
全国では1万6,765人。

自殺や、家族と縁が切れてひっそり最期を迎えるなど、
警察庁の身元不明者リストからは1人1人の孤独が
浮かび上がる。ただ、DB化には法整備や予算が課題だ。

(平島夏実)



遺体の発見現場に駆け付けた警察官は、
まず服装や所持品、身体の特徴を各警察署に伝える。
捜索願が出ている人物に似ていれば、遺体を遺族に見てもらう。

暑い沖縄では、遺体が白骨化した状態で見つかるケースも
少なくない。指紋やDNAによる鑑定が難しい場合、
「身元解明の大きなヒント」になるのが残存率の高い歯だ。

警察官は、虫歯の治療痕や抜歯痕、入れ歯の有無なども確認。
沖縄県内の歯科医約440人に伝え、
受診患者のカルテと照合してもらっている。

ただ、沖縄県歯科医師会によると、
歯科情報による身元判明率は約10%と低い。

警察から提供される遺体の口腔(こうくう)内写真が
白黒で不鮮明だったり、歯科医院にあるカルテの保管年数が
切れて破棄されたりすることが一因だという。

■事故の衝撃

群馬県検視警察医で歯学博士の小菅栄子さん(39)=高崎市=
は、歯のエックス線画像やデンタルチャート
(歯の状態を記号化したもの)のDB化を研究してきた1人だ。

原点は、中学生のころ目の当たりにした、
1985年8月の日航機墜落事故。
40度近くに達した体育館で、歯科医の父親が
遺体の身元確認に奔走する姿に衝撃を受けた。

「歯科医の相手は診察に来る患者さんだけじゃない。」
ことを知った。

DBは、大規模な事故や災害にも有効。
山火事が頻発する豪州のビクトリア州では
人口の92%が生前の歯科情報を登録しており、
歯科情報による身元判明率は約97%に上るという。

■法的な課題

同州の取り組みは「コロナー(検視官)制度」に基づくが
現在の日本では法的根拠が見つからず、DB化の予算も課題だ。

だが、多くの遺体発見現場に足を運んできた沖縄県警幹部は

「今後、不況といった理由で公園生活などを強いられる人が
 増えれば身元解明はますます難しくなるだろう。」

と危機感を募らせる。

「歯科情報は、本人と家族を結び付ける『最後の絆』。
 身元不明社会にしたくない。」―。

歯科医たちと警察の願いだ。



[ことば] 無縁仏
身元を特定できなかった遺体は、
警察が事件性なしと判断した後、
遺体発見場所の市町村が無縁仏として火葬、納骨する。

遺族が引き取りを拒否した場合や、
継承者が絶えてしまった墓の遺骨も無縁仏として扱われる。
沖縄県内には旧盆や清明祭の時に慰霊祭を行う自治体もある。

沖縄タイムス 2010年12月16日(木)09時45分
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