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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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この地で生まれて〜9〜 温泉へ送迎 心健やかに(読売新聞/秋田) [2010年05月01日(Sat)]
2010(平成22)05月01日(金)
読売新聞
ホーム>地域>秋田

この地で生まれて〜9〜 温泉へ送迎 心健やかに
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20100430-OYT8T01105.htm



クリオンに向かうバスはお年寄りで満員になった

4月14日午前8時過ぎ、西木町中心部にある
温泉施設「クリオン」を出たマイクロバスの行き先は、
町北端の上桧木内地区。
田んぼは、まだ真っ白で、なごり雪も舞っていた。

「さびなあ」
「冬戻ってきたな」
「手帳見たば、去年は16日も雪降ってらっけ」

道すがら、お年寄りを乗せたバスはあっという間に
定員の28席が埋まり、この日は急きょ、応援のバスも出た。
最も奥の戸沢集落で折り返し、バスは2時間弱で
クリオンに着いた。

お年寄りは温泉に入った後、開放された広間で
それぞれがグループを作って休憩し、
手作りの「がっこ」や「ばっけみそ」といった
季節のものなどを詰め込んだ弁当を広げる。

「飲みやしな」。
一角で、戸沢集落から夫と来た鈴木恵美子さん(68)が、
周囲の人たちに、お手製の赤じそ酢を振る舞い、
世間話に興じていた。

「冬はかだる(集まる)こともあんまりないし、
 ここさ来るときはみんなの元気を確認できる時だー」
と恵美子さん。

クリオンでは「温泉の日」を設け、
上桧木内、桧木内、西明寺周辺の3地区で
月2回ずつ、無料の送迎バスを運行している。

かつては旧西木村が「福祉バス」として週1回運行していたが、
2005年の市町村合併に伴って廃止された。
住民の要請を受け、クリオンが無償で復活させた形だ。

入浴料は1人400円。運転手の日当とガソリン代で、
手元に残る利益はほとんど無いという。

「温泉の日」が宴会と重なったら、
別のバスを借りなければならず、むしろ赤字になってしまう。

それでも、使命感を持ってバスの運行を続けるクリオン。
白川和宏支配人は

「『集まる場所』を作ることで、
 独居高齢者が元気かどうかを把握できる」
と意義を話す。

実際、クリオンには、出歩かない独り暮らしの高齢者が、
「温泉行ぐが」
と声をかけ合って出てくる。

いつも来る人が来なかったら、
「なんとしてら」
と、自然と誰かが声をかけに行く。

お年寄りが集まるクリオンを拠点に、
西明寺診療所長の市川晋一さん(58)は、
「高齢社会生活防衛研究所」を設立。

お年寄りの健康チェックを兼ね、入浴前後の血圧などを測ること
で、外出や入浴がどんな効果をもたらすのかを調べている。

秋田県の自殺率は全国ワースト。市川さんは

「家に閉じこもりがちな高齢者を外に引っ張り出す。
 温泉に入ってリラックスして、
 家族の愚痴とか体の具合とか、たわいもない話をすることが、
 自殺予防にもなる」

と話す。

戸沢集落の輪の中にいた門脇ツネ子さん(75)は、
15年前に事故で夫に先立たれて以来、独り暮らし。

秋田市に住む長男は同居しようと言ってくれているが、
集落の人との触れ合いが楽しくて、
生まれ育ったこの地を離れることが出来ない。

ただ、出歩かない冬場は特に1人でいる時間が多く、
さみしさで心が押しつぶされそうになる時もある。

だが、こうして温泉に来て、みんなと話すことで、
心の健康を保つことができる。

午後3時前、もう1度お風呂に入ったお年寄りたちが、
ロビーでバスの出発を待っていた。

「気持ちいがったなー」
と漏らすツネ子さんは、はつらつとした表情だった。

読売新聞 2010年05月01日(土)
インタビュー:藤沢 周さんに聞く:明滅する生と死 等(毎日新聞、東京新聞) [2010年05月01日(Sat)]
2010(平成22)04月30日(金)
毎日新聞
トップ>エンターテインメント>毎日の本棚>インタビュー

インタビュー:藤沢周さんに聞く:明滅する生と死
http://mainichi.jp/enta/book/interview/news/20100430org00m040028000c.html



写真:『波羅蜜』表紙

◇『波羅蜜』2,520円/毎日新聞社刊

2年半にわたり本誌に連載された小説『波羅蜜』が
このほど単行本にまとまり刊行された。

35歳の葬儀ディレクターを主人公に、現代の死のありようを
この上なくどろりと黒く描き出した“ノワール純文学巨篇”だ。
著者・藤沢周さんに新作への思いを聞いた。

取材・文=南部あさの(編集部) 写真=須藤夕子

−−『波羅蜜』は1000枚を超える大作になりました。



藤沢 これまで書いてきた中で一番長いものになりましたね。
あと、これだけ多くの人間が死ぬ小説というのも、
僕にとってははじめてなんですよ。

エンターテインメント性の強いストーリーで、
徹底的に読みやすいものにしようと思っていました。

一方で強く意識したのが、登場人物の心理をくどいくらいに、
丁寧に描き込むこと。

わずかな心の動きが漣となって物語全体に広がっていくように、
緊張感を漲らせたかった。
今回、心理描写には相当な紙数を割きましたね。

−−主人公・倉木の職業を葬儀ディレクターに設定した
  理由は何だったのでしょう。

藤沢 葬儀ディレクターというのは、病院などから
ご遺体が出たときに、家族や病院のスタッフにかわり
葬儀の段取りをすすめる職業です。

だれもが動揺し悲嘆に暮れるなか、きちんと式を挙げ、
死者を天に導いてくれる仕事というのは絶対に必要ですよね。

宗派を調べたり、式場をセッティングしたり、
手順の進行表をつくったり、小説の始めの部分は
そうした実際の仕事を描写してゆき、あまり知られていない
病院のスタッフと葬儀屋との関係性も織り込みました。

作品中では、死体を「ブツ」として扱う、黒い人々として
ディフォルメをして描きましたが、実際には、
映画『おくりびと』に描かれているような、
まっとうな葬儀屋さんも多いでしょう。

自分の中の良心が顔を出すのを我慢するのが
大変でしたよ(笑)。

これまで自分が立ち会った知人や親戚の葬式の、
霊安室の暗さや菊の饐えた匂いなどを思い出しながら、
自分が葬儀ディレクターになりきって書きました。

昔の短歌に
「人をのみ渡し渡しておのが身は 岸に上がらぬ渡し守かな」

というものがあって、これがそのまま、
主人公・倉木のイメージに重なります。

渡し守というのは、彼岸と此岸を絶えず往復して
人を渡していきますが、渡し守本人は決して、
どちらの岸にもあがらない。

彼岸と此岸の間で、葬儀を執り行うごとに、
アイデンティティを失っていき、静かに黒い澱をためている男。
それが倉木です。

−−そんな倉木のもとに「自分の葬儀をあげてほしい」という、
  奇妙な自殺志願者の男が現れます。
  それからラストシーンまで、一気読みでした。

藤沢 そう言われるとうれしいですね。
男の登場をきっかけに、「ダヴィデの心臓」と呼ばれる、
自殺クラブのような倒錯した集団の存在が
明らかになっていきます。

タイトルの“波羅蜜”は、一般的には
「悟りに達するための修行」、
またそのための、叡智や真髄を意味します。

倉木は葬儀を執り行うたびに、叡智を授かっているはずなのです
が、その叡智がマイナスの澱となってたまっていってしまう、
不幸な男なんですよ。

そんな倉木の目には、
「ダヴィデの心臓」のような連中がもっとも醜悪に映る。

死にたいと言いつつも死を避けて、
生死の際で遊んでいるような連中だからです。

しかし、そんな本心とはうらはらに、
倉木は順番に自死を遂げていく彼らの葬儀を執り行う。
彼らは彼らで、仲間がひとり死んでいくごとに自分の死期が迫る、
その1秒1秒こそがまさに宝で、
刹那の中で、生きることの楽しみや充足を暴発させている。

生と死の間の、ぎりぎりの宙づり状態が
たまらなく快楽なんですよ。

−−倉木も、「ダヴィデの心臓」の連中も、
  彼岸と此岸の間にいるんですね。
  生者でも死者でもない状態というか。

藤沢 だから、倉木は飼っているクラゲをながめながら、
「自分もこうなりたい」
と願うわけです。

ただ浮かんで、揺れているクラゲには、生死や実存がない。
苦悩を持ちません。

あらゆる人間の死を扱ってきた倉木にとって、
このクラゲのありかたはとても洗練されたものに見えるでしょう。

僕は『波羅蜜』を書いていて、
人間はどう生きたらいいのかという問いに対して、
ただ生きていればいいんだ、
生きているだけですごいのだと思うようになりました。

死をめぐる物語を通じて、生を逆照射する。
人はいつも死と隣り合わせなんだという、
当たり前のことを覗かせることで、
生きるとは何かを考えてみたかった。

生死のあり方について、仏教思想的に書いて
抹香臭くなっても仕方がありません。

人間の底知れない闇を描く、エンターテインメントとして、
色々な読み方のできる小説になったと思っているんです。



藤沢 周(ふじさわ・しゅう)

1959年、新潟県生まれ。法政大学文学部卒業。
93年「ゾーンを左に曲がれ」でデビュー。
98年「ブエノスアイレス午前零時」で第119回芥川賞受賞。

著書に『死亡遊戯』『スミス海感傷』『陽炎の。』『愛人』
『紫の領分』『箱崎ジャンクション』『焦痕』『雪闇』『幻夢』
『心中抄』『キルリアン』など多数。



写真:本の時間表紙

<本の時間 2010年5月号>

【関連リンク】
毎日新聞社出版局『波羅蜜』
http://books.mainichi.co.jp/2010/03/post-3c80.html

毎日新聞 2010年04月30日(金)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2010(平成22)05月01日(土)
東京新聞
トップ>暮らし・健康>土曜訪問一覧

【土曜訪問】
言葉以前を表現したい
悪と堕落を通じ禅の境地描く 藤沢 周さん(作家)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/doyou/CK2010050102000178.html

春雨にけむる鎌倉・円覚寺を藤沢周さん(51)と歩いた。
僧坊の一角を仕事場に間借りしていたこともあって、
境内には詳しい。

「この季節の円覚寺は格別です。
 雨の『静寂』と緑の息吹の『動』があいまった感じが、
 座禅のときの心境にも似てね」。

今も近くに住んでおり、知り合いの和尚さんから、
座りに来ないかと誘われることもある。



新作『波羅蜜(はらみつ)』(毎日新聞社)
は葬儀社を取り上げた長編。
病院で出た遺体の処置から、納棺、霊柩(れいきゅう)車での
野辺送りまで、葬儀の一切を仕切る主人公の男は、
日ごろから死と身近に接しているせいで、
この世をさめた目で見ている。

ある日、自殺志願者が集まるカルト集団の男が現れ、
自殺予定のメンバーの葬儀を挙げてくれと頼まれる。
死や暴力が生々しいノワール(暗黒)小説だ。

書き上げる直前、映画「おくりびと」が話題になった。
葬儀社の仕事があまりにもきれいに描かれていて戸惑ったという。

看護師と関係したり、
政治家を買収して病院に口利きを頼んだり…。

小説では、遺体を自分たちの会社に回してもらうために
あらゆる手を使う業界の裏側が描かれている。

「悲しみに暮れる遺族の力になる敬虔(けいけん)な職業。
 働いている方もまっとうな人たちであることはもちろんです」
と断りつつも

「このフィクションでは徹底的にドス黒い面を書こうと思った」
と振り返る。

デビュー作『死亡遊戯』は新宿・歌舞伎町を舞台にした
客引きたちの抗争がテーマだった。

一方で、青年と年老いた盲目の女性との心の通じ合いを描いた
『ブエノスアイレス午前零時』(芥川賞)
のように、暴力も死も登場させずに
人物の心理を細やかに描写した作風にも定評がある。

「そもそも文学とは、道徳や啓蒙(けいもう)的なものとは
 対極にあるものです。
 徹底的に悪や堕落を書こうとするとノワールになる。

 純文学の書き手の多くはそこを忌避しているところがある
 けれど、自分ならそれができるかな、と」

タイトルの「波羅蜜」は仏教語で、
迷いを捨て悟りの彼岸に到達することを指す。

作品では、現世に執着し、死を恐怖する自殺志願者集団が
波羅蜜とは無縁の存在として強調され、
刹那(せつな)の生に快楽を求める彼らの倒錯した狂気が、
主人公の冷徹な視線を通して読者に迫ってくる。

「禅でいう悟りとは、自分も世界も消滅してイコールになる、
 万象と一致することを体験すること。
 あまり仏教の専門用語を使わず、
 俗の側から禅の世界を書いてみたかった」

前作『キルリアン』(新潮社)にも、
禅の思想が深くからんでいる。

ドラマを書くことに興味を失った小説家を主人公に、
言葉のない無心、無我の境地から風景はどのように見えるのか、
ということを突き詰めて考えたという小説だ。

「言葉によって名付けられてはじめて、
 私たちは物事を認識できる。
 言葉を知る以前の子供に戻りたいと、いつも考えています」

高校を出て、18歳のときに人生の転機が訪れた。
故郷の新潟に降る雪を見て
「どうして雪はきれいなんだろう」
と思った。

言葉で説明できない美に触れたとたん、
失語症患者のように言葉が口から出なくなったという。

答えを求めて茫然(ぼうぜん)と海を眺めるだけの毎日。
ある日、誰もいない海に入って波にもまれたとき、
言葉を介さずに海と自分が一体化した瞬間があった。

《自分の体を取り囲んだ波の壁の中で、
 俺(おれ)は一瞬だけ眠ってみようと思った。
 爆音やノイズが体を震わせている時に、
 ひっそりと自分の輪郭の内側に添うような感じだ》

(『海で何をしていた?』から)

家に戻り、その出来事を言葉にしようと、必死に文章にしてみた。
感動を誰かに伝えたくなってペンを握ると、言葉が戻ってきた。

その日を境に日本の古典から海外文学をむさぼるように読んだ。
仏教に出会ったのもその時。

「まさにおれの体験が書いてある」
と直感し、禅僧になろうと決心したが、
書きたいという欲求を抑えきれなかった。

「言葉が意味を生む以前を言葉で表現する、という大矛盾。
 これが作家や詩人とか表現に携わる者が抱える業であり、
 宿命といえるのではないでしょうか」

「禅仏教は私のライフワーク」
という。

世界の実相をつかみたいと願い、小説を書いているのだ、と。

作家である自分に迷いを感じたときは、18歳のときの
あの瞬間に立ち還(かえ)るという。 (栗原 淳)

東京新聞 2010年05月01日(土)
命絶った「あなた」を思う(読売、朝日、毎日、MSN産経、和歌山放送) [2010年05月01日(Sat)]
2010(平成22)年04月30日(金)
読売新聞
ホーム>地域>和歌山

命絶った「あなた」を思う
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/wakayama/news/20100429-OYT8T00869.htm

遺族手記や写真 50人のパネル展 きょうから和歌山

過労や人間関係に悩み、自殺した50人の遺書や写真、
遺族の手記を集めたパネル展「私の中で今、生きているあなた」
が30日から、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館で開かれる。
5月2日まで。

会社員や医師、教師など、様々な職業の人が、
うつ病や仕事に悩む様子をつづった日記や遺書など
約100点が紹介されている。

NPO法人「働く者のメンタルヘルス相談室」
(大阪市・伊福達彦理事長)が、3年前から、
全国各地を巡回展示している。

今回で17回目で、県内では初めて。

約10年前、県内の市役所職員の男性(当時46歳)が、
毎日の労働時間が16時間以上という過酷な職場環境に苦しみ、
自ら命を絶った。

展示では、妻(50)が、当時幼稚園児だった次男(16)から
聞いた言葉も張り出される。

「大きくなったら博士になりたい」
という次男は、タイムマシンを作って、

「お父さんのしんでしまう前の日にいく。
 そして『仕事に行ったらあかん』ていうんや」
と話したという。

男性の妻は
「同じような職場環境で苦しんでいる人が、
 1人でも救われたら」

と訴える。

読売新聞 2010年04月30日(金)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2010(平成22)年04月30日(金)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>和歌山

「自殺への偏見なくそう」NPO パネル展
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000001005010001



自殺した人の写真や、遺族のメッセージなどが展示されている
=和歌山市民会館

◎遺書・遺族の手記展示

過労やうつによる自殺を考えてもらおうと、
遺書や遺族の手記などを集めた
パネル展「私の中で今、生きているあなた」
が30日、和歌山市伝法橋南ノ丁の市民会館1階展示室
で始まった。2日まで。

大阪市のNPO「働く者のメンタルヘルス相談室」の主催。
全国を巡回しており、県内では初めて。

過労やうつ病を患って自殺した人の生前の写真や遺書、
遺族の「会いたい」という思いがこもった詩や手記などの
パネルが約100枚展示されている。

NPOの伊福達彦理事長は

「自殺の現実を伝えることで、
 これが社会問題であることを知ってもらい、
 自殺への偏見をなくしていきたい」

と話している。

午前10時〜午後5時(2日は午後3時まで)。
問い合わせは和歌山市民会館(073・432・1212)へ。

(上田真美)

朝日新聞 2010年05月01日(土)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2010(平成22)05月01日(金)
毎日新聞 地方版
トップ>地域>和歌山

パネル展:「私の中で今、生きているあなた」
自殺前の遺書や日記/和歌山
http://mainichi.jp/area/wakayama/news/20100501ddlk30040388000c.html

◇超過勤務、パワハラ、いじめ…

職場での過労や心労でうつ病になり、自ら命を絶った
52人の遺書や家族の手記など約100点を集めた
パネル展「私の中で今、生きているあなた」
が30日、和歌山市伝法橋南ノ丁の同市民会館展示室で
始まった。2日まで。 【加藤明子】

医師や教師、警察官、会社員ら職種はさまざま。
自殺直前の超過勤務の実態やパワハラ、いじめについて
日記や遺書で伝える。

また、
「妻とのコミュニケーション不足が自殺の原因の可能性もある」

とする判決で二重に苦しむ遺族の立場を説明する資料や、
自殺未遂をした人のメッセージもある。

警察庁の統計によると、09年の自殺者数(暫定値)は
3万2,753人と98年以降12年連続で3万人を超え、
県内では328人。
県精神保健センターによると、50代の男性が多いという。

主催する大阪市のNPO法人働く者のメンタルヘルス相談室の
伊福達彦理事長は

「派遣や非正規雇用などの不安定な生活、
 リストラによる負担増加でうつ病になる人が増えている。
 人ごとではないと分かってほしい」

という。

07年4月から続く巡回展で、県内では初めて。
午前10時〜午後5時。無料。

◇大きくなったらタイムマシンで
 お父さんの死んでしまう前の日に行く

■兵庫の会社員

会場には遺族も駆けつけ、06年11月に自殺した
兵庫県尼崎市の大手運輸会社元社員、
大橋 均さん(当時56歳)の妻錦美さん(60)の姿もあった。

損害賠償などを求めた訴訟は2月に大阪地裁で、
会社の安全配慮義務違反を一部認める判決が下され、確定した。

錦美さんは

「まじめに働いてきた夫を追いつめ、
 救いもない今の社会は異常だ。
 もっと人間をありのまま受け入れられる社会になって」

と願った。

大橋さんはC型肝炎ウイルス感染が判明後、
関連会社への出向など異動が続き、通院を申し出たが、上司から

「仕事にならない。
 会社に迷惑をかけていると思うなら、
 自分から身をひいたらどうか」

と辞職を促され、05年にうつ病と診断された。

直筆の日記には、
「35年近く勤続し(中略)自分なり会社につかえて来たのに、
 うまく言い返せなかった事は悔しい」

と書かれている。

錦美さんがアメリカで暮らす長男に電話で相談すると、
家族旅行を提案された。

「お父さんはもう有給休暇使えないよ」
と言うと、
「週末に行こう」
と誘われ、旅行券が郵送されてきた。

楽しみにしていたはずの帰国予定日の10日前、
大橋さんは亡くなった。

錦美さんは

「夫は10日も待てないほどつらかった。
 残された私たちも
 『もう少し早ければ生きていられたのでは』
 『自分は生きていていいのか』
 と自分を責め続けている」

と語った。

■県内の自治体職員

入り口の正面には、県内のある自治体に勤めていた
男性職員が00年3月に自殺した翌月、
当時6歳の息子が書いた詩が掲げられている。



大きくなったら僕は博士になりたい。
そしてドラえもんに出てくるようなタイムマシンを作る/

ぼくはタイムマシーンに乗って、お父さんの死んでしまう
前の日に行く/

そして「仕事に行ったらあかん」ていうんや。



男性職員の妻は

「過労自死は夫で最後にしてほしいと
 10年間祈り続けてきたのに、増えているのはかなしい。
 でも、息子の詩を読んで自殺を思いとどまったという
 話を聞くとうれしい」

と話した。

毎日新聞 地方版 2010年05月01日(土)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2010(平成22)05月01日(金)
MSN産経ニュース
トップ>地方>近畿>和歌山

自殺防止訴え
「私の中で今、生きているあなた」
パネル展開催 和歌山
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/100501/wky1005010228001-n1.htm

自殺防止を訴えるパネル展示「私の中で今、生きているあなた」
(NPO法人・働く者のメンタルヘルス相談室主催)
が30日、和歌山市民会館(和歌山市伝法橋南ノ丁)で始まった。

入場無料。5月2日まで。

平成19年から全国で開かれ、県内では初開催。
全国50人の自殺者の遺書や遺族の声などが
約100点の写真やパネル、新聞記事などとともに
展示されている。

県内からは、過労が原因で自殺した橋本市職員の
男性(当時46歳)の長男が小1の時に書いた詩を紹介。

タイムマシンで父に会いに行き、
「仕事に行ったらあかん“生きてほしい”」

と伝えたかったという。

知り合いが自殺した和歌山市の主婦、西村房子さん(68)は
「1人では抱えきれない問題。
 社会全体が目を向けていくべきだと思う」

と話していた。

同相談室によると、県内の平成21年の自殺者は286人。

同相談室の伊福達彦理事長は
「自殺は原因もさまざまで認知されにくく、対策が遅れがち。
 まずは多くの人に現状を知ってもらいたい」

と話していた。

MSN産経ニュース 2010年05月01日(土)02時17分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2010(平成22)04月30日(金)
WBS(和歌山放送)
トップ>和歌山放送ニュース>その他以前のニュース
>公共・市町村

2010年4月30日(金) 18:41

和歌山で自殺をテーマにしたパネル展開催
http://www.wbs.co.jp/news.html?p=12926

5月2日まで、和歌山市民会館で自殺が社会問題である
ことを訴えるパネル展が開催されています。

NPO法人働く者のメンタルヘルス相談室が
和歌山で初めて開催するもので、

「うつ自殺100人の被災者と遺族
 次の犠牲者を出さないために」

と題して行われています。

パネル展示は、

過労うつ病自殺50人のエリート、
若者への波及・そして貧困の襲来、
愛する者を失った50人の遺族の声、

の3つをテーマに構成されています。

「うつ自殺100人の被災者と遺族
 次の犠牲者を出さないために」
パネル展は、入場無料で、
5月2日まで、和歌山市民会館で行われています。

WBS(和歌山放送) 2010年04月30日(金)18時41分
“がん治療と仕事の両立を”(NHKオンライン) [2010年05月01日(Sat)]
2010(平成22)年05月01日(土)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>科学・医療

“がん治療と仕事の両立を”
http://www3.nhk.or.jp/news/

20代から60代の働く世代でがんと診断される人は
毎年20万人を超えますが、
がんになったことで仕事を失ったり、
再就職を断られたりした体験を持つ人たちが
1日、都内でシンポジウムを開き、短時間の勤務など、
がんの治療と仕事を両立できる制度を整えてほしいと訴えました。



このシンポジウムはがん患者の支援を行っている
NPOが開いたもので、東京・渋谷の会場には、
がん患者やがんを体験した人たちおよそ150人が集まりました。

20代から60代の働く世代でがんと診断される人は
毎年20万人を超えていて、医学の進歩で、
治療を受けながら働くことができる人も年々増えています。

しかし、がんと診断されたことで仕事を失う人は多く、
シンポジウムでは、

「会社にがんになったことを伝えたら解雇された」
とか、

「再就職の際、がんであることを告げると、
 面接も受けさせてもらえなかった」
など、参加者が体験を報告しました。

そして、がんと診断されたあとも治療と仕事が両立できるよう、
短時間勤務の制度を整えることなどを
企業や国に訴えていくことになりました。

シンポジウムを主催したNPOの代表で、
みずからも乳がんを体験した桜井なおみさんは

「がんの治療を受けていても、
 少しの配慮があれば働けることが多い。
 がん患者が働ける社会になるよう、
 制度作りと支援を訴えていきたい」

と話しています。

NHKオンライン 2010年05月01日(土)19時15分
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