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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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「眠れてる?」 ひと言が命守る(朝日新聞/静岡) [2010年03月13日(Sat)]
2010(平成22)年03月13日(土)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>静岡

【インタビューしずおか】

「眠れてる?」 ひと言が命守る
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000141003150001



「睡眠キャンペーン」などの取り組みを
中心になって進めてきた松本所長。

指導依頼がひっきりなしで、時間を見つけては、
全国を飛び回る毎日だ

国の睡眠キャンペーン「生みの親」ですね 松本 晃明さん(45)

「命を守る」と宣言した鳩山政権は、
3月を自殺対策強化月間に指定した。
柱は「睡眠キャンペーン」。

その生みの親が、県精神保健福祉センターの松本晃明所長だ。



――3月は国の自殺対策強化月間です

『98年3月ショック』という言葉があります。
山一証券や北海道拓殖銀行が経営破綻(はたん)して
最初の決算期が98年3月でした。

50歳代の男性を中心に働き盛りの自殺者が急増したのは、
この時からです。

以来、国の経済状況を映すかのように、
12年連続で自殺者が年間3万人を超えています。
国も危機感を持ち、決算期を迎えて自殺者が増える3月を、
今年初めて自殺対策強化月間に指定しました。

――対策の柱は「睡眠キャンペーン」とのことですが

自殺者を減らすには、傾向を踏まえた対策が必要。
日本の場合、男性の自殺者が女性の2.5倍、
うち6割弱を40〜60歳代が占めています。

その点を考慮して、県は2006年から産業都市である富士市で、
働き盛り世代の自殺予防対策「富士モデル事業」を始めました。

人口が20万人を超える都市で、
かつ、働き盛りの男性をターゲットにした対策は、
日本では初の試みでした。

その柱となったのが睡眠キャンペーンで、
今回の国の対策にも採用されました。

――どのようなものですか

まず、自殺との関係が深いうつ病の早期発見に取り組みました。
うつ病は気づきにくい上に、偏見や精神科受診への抵抗感も
強く、特に中年男性は、なかなか治療に結びつかない。

気持ちが沈んでいても、ストレスによるのか、
うつ病なのかの判断が難しい。

でも、体調は別。
うつ病になると9割以上の人に不眠症状が出ます。
それも毎日。そこに着目しました。

「2週間眠れなかったら、うつのサイン」
とわかりやすい基準を設けて受診を呼びかけました。

地元医師会の協力も得て、うつが疑われる場合に
精神科と連携する独自のシステムも確立することができました。

――効果は

富士市では、07年、08年と
働き盛りを中心に自殺者が減少しました。

09年は、リーマン・ショックなどの影響もあり
微増しましたが、数年単位で見れば、減少傾向にあります。

生活習慣病対策は、
「ウエスト85センチ以上はメタボ」
との基準が示され、大きな効果を得ました。

「2週間眠れなかったら」という明確な基準を示したことは、
うつ病の早期発見、自殺予防にとって
大きな一歩になったと思います。

――CMも話題でした

「お父さん、最近、眠れてないでしょ」。
普段、相手にしてくれない娘の問いかけは、
父親世代の心を打ったようです。

家族の小さな気遣いが大きな効果をもたらします。
まずは「眠れてる?」。

そのひと言でいいんです。


――これから必要なことは

日本社会全体が、うつ病化している気がします。
自殺や引きこもりの増加は、その表れかもしれない。
がんばっても報われない社会が日本人を追い込んでいます。

いま必要なのは、ポジティブなメッセージの発信です。
日本の自殺対策には、これが決定的に欠けていた。

元々、日本人は、目指す方向が定まると強い。
気持ちが前向きになる未来をいかに示せるか、
国や企業にできることは、たくさんありそうです。

(長谷川 潤)

◇精神科医。04年から現職。
中心となって進める働き盛りのうつ自殺対策・富士モデル事業
は、07年に国が自殺対策推進事業に採択。
先駆的取り組みとして注目されている。

朝日新聞 2010年03月13日(土)
【記者コラム:窓】生きる力(中日新聞/石川) [2010年03月13日(Sat)]
2010(平成22)年03月13日(土)
中日新聞
トップ>石川>記者コラム:窓

【記者コラム:窓】
生きる力
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/toku/mado/CK2010031302000159.html

趣味や市民活動などに励む人らの目は輝き、美しい。
それは同時に、人の生き方を考えさせられる瞬間でもある。

国の統計によると、国内の年間自殺者数は1998年以降、
12年連続3万人超で推移。
これは、米国の2倍、イギリスの3倍にあたるという。



東京のNPO法人で活躍する男性は「働き方革命」を唱える。
記者と同じ働き盛りの“アラサー世代”だが

「仕事の生産性を高めれば、仕事もでき、自分の時間も持て、
 家族や恋人、地域社会にもかかわれる。

 不況が直撃して死ぬしかない社会ほど悲しいものはない。
 地域社会であったり、
 親子、兄弟、友人との温かな絆(きずな)が、
 バッファー(緩和物)にあたる部分だ」

という。

手をつなげば、人のぬくもりを感じる。
多くの人とのつながりを感じられる生き方、
人に手を差し出す温かい社会を願うばかりだ。 (田嶋 豊)

中日新聞 2010年03月13日(土)
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