中2自殺 「1%の気持ちすくう努力を」(朝日新聞/鹿児島)
[2010年03月07日(Sun)]
2010(平成22)年03月07日(日)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>鹿児島
中2自殺 「1%の気持ちすくう努力を」
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001003070001
「99%は分かってあげられていたと思うのに」。
自宅横の倉庫で首をつって自殺した
南九州市の市立中学2年の男子生徒(14)の葬儀があった
7日、あいさつに立った父親は無念さをにじませた。
同市内では14年前にも男子中学生が自殺している。
再発防止に向け重い課題を背負うことになった市長や校長らも
参列。
「残る1%をすくいとる努力を、これからしていかなければ」
などと語った。
葬儀が営まれた同市内の葬祭場には、雨の中、制服姿の生徒らが
続々と集まった。
式場の外には所属していた部活動の育成会やPTA、
同級生一同からの生花が並んだ。
校長によると、親族の代表は参列者に
「学校は楽しいところ、友達をつくるところであるべきだ。
今回のことを社会全体のこととしてとらえていかなければ」
などと語りかけた。
男子生徒のひつぎには入りきれないほどの花が手向けられ、
すすり泣きがやまない生徒も多かったという。
南九州市の霜出勘平市長は参列後、
「三度(みたび)、こういう事が起きないように、
残る1%を分かってあげられる環境を作るのが市の使命だ。
亡くなった生徒の命をむだにしないことにもなる」
と沈痛な表情を見せた。
学校は週明けの8日から、全校生徒を対象に担任による
聞き取り調査をするという。
いじめを苦にした自殺で長女を亡くし、
いじめ根絶に取り組んでいる
NPO「ジェントルハートプロジェクト」理事の
小森美登里さん(53)=横浜市=は、朝日新聞の取材に、
「我が子に何があったのか、小さなことでも知りたいのが親。
学校側は遺族にアンケートを開示するなど、
情報を共有しながら調査を進めてほしい」
と指摘している。
朝日新聞 2010年03月07日(日)
朝日新聞
asahi.com>マイタウン>鹿児島
中2自殺 「1%の気持ちすくう努力を」
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001003070001
「99%は分かってあげられていたと思うのに」。
自宅横の倉庫で首をつって自殺した
南九州市の市立中学2年の男子生徒(14)の葬儀があった
7日、あいさつに立った父親は無念さをにじませた。
同市内では14年前にも男子中学生が自殺している。
再発防止に向け重い課題を背負うことになった市長や校長らも
参列。
「残る1%をすくいとる努力を、これからしていかなければ」
などと語った。
葬儀が営まれた同市内の葬祭場には、雨の中、制服姿の生徒らが
続々と集まった。
式場の外には所属していた部活動の育成会やPTA、
同級生一同からの生花が並んだ。
校長によると、親族の代表は参列者に
「学校は楽しいところ、友達をつくるところであるべきだ。
今回のことを社会全体のこととしてとらえていかなければ」
などと語りかけた。
男子生徒のひつぎには入りきれないほどの花が手向けられ、
すすり泣きがやまない生徒も多かったという。
南九州市の霜出勘平市長は参列後、
「三度(みたび)、こういう事が起きないように、
残る1%を分かってあげられる環境を作るのが市の使命だ。
亡くなった生徒の命をむだにしないことにもなる」
と沈痛な表情を見せた。
学校は週明けの8日から、全校生徒を対象に担任による
聞き取り調査をするという。
いじめを苦にした自殺で長女を亡くし、
いじめ根絶に取り組んでいる
NPO「ジェントルハートプロジェクト」理事の
小森美登里さん(53)=横浜市=は、朝日新聞の取材に、
「我が子に何があったのか、小さなことでも知りたいのが親。
学校側は遺族にアンケートを開示するなど、
情報を共有しながら調査を進めてほしい」
と指摘している。
朝日新聞 2010年03月07日(日)