編集部に質問状:「15×24」(集英社) 15人の若者の24時間を描く、3,000枚の大作(毎日新聞)
[2009年10月13日(Tue)]
2009(平成21)年10月13日(火)
毎日新聞
トップ>エンターテインメント>まんたんウェブ
編集部に質問状:
「15×24」(集英社)
15人の若者の24時間を描く、3,000枚の大作
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20091013mog00m200028000c.html
15人の若者の24時間を描く「15×24」
(新城カズマ著、箸井地図画、集英社)
話題の小説の魅力を担当編集者が語る「編集部に質問状」。
今回は、15人の若者の視点で24時間を描いていく意欲作
「15×24(イチゴーニーヨン)」(新城カズマ著、箸井地図画)
です。
担当の集英社スーパーダッシュ文庫編集部・
丸宝行晴編集長に話を聞きました。(本文はほぼ原文のまま)
−−あらすじと誕生した経緯について教えてください。
15人の少年少女たちが、自殺志望の少年からのメールを
きっかけとして、東京中を駆け回る24時間の物語です。
とにかくあらゆることが起こるので、
とても一言では語りきれません。
本作のような時代を切り開く作品、映画化できる作品を
ずっと出したかったので、新城さんと打ち合わせを重ね、
刊行に至りました。
原稿用紙3,000枚の大作になるとは予想していません
でしたが。(笑い)
−−1、2巻同時発売に連続刊行と異例の展開が話題です。
狙いは?
これはライトノベルレーベルではなく、ハードカバーで出すべき
本なのではないかとの議論もあったのですが、この不景気の折、
若い読者の方にもお求め安く、また長期間目にとまるようにと
考え、スーパーダッシュ文庫で出すことにしました。
作品の舞台である年末までの連続刊行で、
読者のみなさんにもリアルタイム感を味わってほしかったんです。
−−イラストに箸井地図さんを起用した狙いは?
新城さんの熱い希望です。
箸井さんってスーパーダッシュっぽくないじゃないですか。
この作品は、従来のスーパーダッシュ文庫の読者層にとらわれず、
老若男女あらゆる人に読んでもらいたかったので、
あえてスーパーダッシュらしさからズラしました。
特に、箸井さんの作品、箸井さんがイラストを担当されている
作品を好んで読んでいる女性読者には注目してもらいたいですね。
−−読者にひと言お願いします。
新城さんも第1巻のあとがきに書いている通り、
この物語は絶対に面白いです。読んで損はさせません。
1巻を読めば必ず続きが読みたくなるはずです。
ぜひとも手にとって、最終巻刊行までの数カ月間、
物語の魔力にとらわれてください。
また、方向性の際立ったキャラクターが15人もいるので、
気に入ったキャラクターを見つけるといった読み方も
面白いんじゃないかな。私はアキホが好きです。(笑い)
集英社スーパーダッシュ文庫編集部 丸宝行晴編集長
「15×24」 新城カズマ著、箸井地図画 集英社
2巻まで発売中 3巻が10月25日ごろ発売予定
毎日新聞 2009年10月13日(火)
毎日新聞
トップ>エンターテインメント>まんたんウェブ
編集部に質問状:
「15×24」(集英社)
15人の若者の24時間を描く、3,000枚の大作
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20091013mog00m200028000c.html
15人の若者の24時間を描く「15×24」
(新城カズマ著、箸井地図画、集英社)
話題の小説の魅力を担当編集者が語る「編集部に質問状」。
今回は、15人の若者の視点で24時間を描いていく意欲作
「15×24(イチゴーニーヨン)」(新城カズマ著、箸井地図画)
です。
担当の集英社スーパーダッシュ文庫編集部・
丸宝行晴編集長に話を聞きました。(本文はほぼ原文のまま)
−−あらすじと誕生した経緯について教えてください。
15人の少年少女たちが、自殺志望の少年からのメールを
きっかけとして、東京中を駆け回る24時間の物語です。
とにかくあらゆることが起こるので、
とても一言では語りきれません。
本作のような時代を切り開く作品、映画化できる作品を
ずっと出したかったので、新城さんと打ち合わせを重ね、
刊行に至りました。
原稿用紙3,000枚の大作になるとは予想していません
でしたが。(笑い)
−−1、2巻同時発売に連続刊行と異例の展開が話題です。
狙いは?
これはライトノベルレーベルではなく、ハードカバーで出すべき
本なのではないかとの議論もあったのですが、この不景気の折、
若い読者の方にもお求め安く、また長期間目にとまるようにと
考え、スーパーダッシュ文庫で出すことにしました。
作品の舞台である年末までの連続刊行で、
読者のみなさんにもリアルタイム感を味わってほしかったんです。
−−イラストに箸井地図さんを起用した狙いは?
新城さんの熱い希望です。
箸井さんってスーパーダッシュっぽくないじゃないですか。
この作品は、従来のスーパーダッシュ文庫の読者層にとらわれず、
老若男女あらゆる人に読んでもらいたかったので、
あえてスーパーダッシュらしさからズラしました。
特に、箸井さんの作品、箸井さんがイラストを担当されている
作品を好んで読んでいる女性読者には注目してもらいたいですね。
−−読者にひと言お願いします。
新城さんも第1巻のあとがきに書いている通り、
この物語は絶対に面白いです。読んで損はさせません。
1巻を読めば必ず続きが読みたくなるはずです。
ぜひとも手にとって、最終巻刊行までの数カ月間、
物語の魔力にとらわれてください。
また、方向性の際立ったキャラクターが15人もいるので、
気に入ったキャラクターを見つけるといった読み方も
面白いんじゃないかな。私はアキホが好きです。(笑い)
集英社スーパーダッシュ文庫編集部 丸宝行晴編集長
「15×24」 新城カズマ著、箸井地図画 集英社
2巻まで発売中 3巻が10月25日ごろ発売予定
毎日新聞 2009年10月13日(火)