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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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自殺対策 年末向け集中実施へ(NHKオンライン) [2009年10月12日(Mon)]
2009(平成21)年10月12日(月・祝)
NHKオンライン
トップ>ニュース/報道>ニューストップ>暮らし

自殺対策 年末向け集中実施へ
http://www.nhk.or.jp/news/k10013055551000.html

政府は、厳しい雇用情勢が続くなか、
年末に向けて自殺者がさらに増えるおそれがあるとして、
失業者のさまざまな相談に応じる窓口をハローワークに
設けることなどを検討し、自殺を防ぐための対策を
年末にかけて集中的に実施する方針です。



全国で自殺した人は、去年まで11年連続で3万人を超え、
ことしも8月末までに2万2,000人余りと、これまでで
最も多かった平成15年に迫るペースで増え続けています。

こうしたなか、政府は厳しい雇用情勢が続いていることから、
年末に向けて自殺者がさらに増えるおそれがあるとして、
自殺を防ぐための対策の取りまとめを急ぐことにしています。

具体的には、失業している人が生活苦や心身の不調などから
自殺するのを防ぐため、さまざまな相談に応じる窓口を
全国のハローワークに設けるほか、
いわゆる多重債務者を対象に、NPO団体などとも連携して
相談体制を整備することなどが検討される見通しです。

政府は、厚生労働省と内閣府を中心に調整を進め、
自殺を防ぐための対策を年末にかけて集中的に実施する方針です。

NHKオンライン 2009年10月12日(月・祝) 04時31分
ホリデー日本「きみとはじめる いのちの対話」 等(NHK、中国新聞) [2009年10月12日(Mon)]
たまたまTVを観ることができ、ラッキーだった。
とても意味ある取り組み。ぜひ、本を求めたい。

重松 清さんの名作『その日の前に』などと
合わせて読むのも良いかも知れない。

以下、引用

* * * * *

2009(平成21)年10月12日(月・祝)
NHKオンライン
トップ>ドキュメンタリー/教養>社会・時事

ホリデーにっぽん「きみとはじめる いのちの対話」
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2009-10-12&ch=21&eid=7186

子育て世代のがん患者に広まる「未完成の絵本」。
親子で質問に答え空欄を埋める中で、
幸せに過ごした記憶を語り合い、きずなを確認してゆく。
絵本に向かう親子を見つめる。



病床の親は子どもに病状や愛情を伝えられず悩むばかり、
子どもは親に気を遣い、親子の関係が疎遠になる…

この現状を脱し、貴重な最期のひとときを有意義に過ごすため
に、空欄ばかりの「未完成の絵本」が制作された。

子育て世代のがん患者を中心に広がるこの絵本は、
さまざまな質問を親子で埋めて、そのきずなを確かめながら、
最期に伝えたいことを語り合うきっかけにしようというもの。

重い病に伏した親子の取り組みを見つめる。

【語り】武藤 友樹, 【 声 】加藤 優子, 酒巻 光宏

チャンネル :総合/デジタル総合
放 送 日 : 2009年10月12日(月)
放送時間 : 午後6時10分から午後6時45分まで
       (35分間)
ジャンル : ドキュメンタリー/教養>社会・時事
       情報/ワイドショー>健康・医療
       福祉>その他
番組HP:−

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年06月24日
中国新聞

終章 特集
活用を考えるフォーラム

詳報 家族の愛情を形に
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/support_book/Ss09062401.html

がんと闘う親子の心をつなぐ「サポートブック」
の活用について意見を交わすフォーラムが21日、
広島市中区の原爆資料館メモリアルホールであった。

広島で誕生したブックを、親子の関係づくりに
どう生かしていけるのか。

制作者、使った人たち、支える人たちの声に約150人が
聞き入った。

広島県、広島市、NPO法人子どもコミュニティネットひろしま、
中国新聞社などが主催した。
(文・木ノ元陽子、平井敦子、新田葉子、写真・高橋洋史)



サポートブックに込めた思いを語る
阿部さん(中)とふくださん(右)。左は聞き手の小笠原さん

※阿部まゆみ ふくだとしお 小笠原由季恵 制作者に聞く

絵本作家 ふくだとしおさん
名古屋大医学部特任講師 阿部まゆみさん

<聞き手>
NPO法人子どもコミュニティネットひろしま代表理事
小笠原由季恵さん

気持ち 少しでも軽く ふくださん
輪の中にこの1冊を 阿部さん

サポートブックのイラストを担当した絵本作家
ふくだとしおさん(大阪府吹田市)と、
緩和ケアの現場で家族支援の必要性を訴えてきた看護師で、
名古屋大医学部特任講師の阿部まゆみさん(名古屋市)。

制作チームの2人に、NPO法人子どもコミュニティネット
ひろしま代表理事の小笠原由季恵さんが
ブックに込めた願いや意図を聞いた。(文中敬称略)

―サポートブックはどのような背景から生まれたのですか。

阿部 看護師として、子どもをもつがん患者が亡くなる場に
立ち会ってきた。

こういう別れでいいのかと悩んでいるうち、
英国で病気や日々の生活について子どもに書いて知らせる
小冊子に出合った。

持ち帰って訳し、医療従事者の意見を聞きながら、
日本文化に合ったものにする必要を感じた。
広島の関心のある人が集まってブックが誕生した。

―子育てなど多様な場面で活用できそうですね。

ふくだ (1歳の長女に)夫婦2人で書き込んでみた。
普段思っていても、なかなか気持ちを文章にすることはない。

本をきっかけに夫婦のきずなも深まった。
子育てだけじゃなく、両親とも使ってみたい。
もっといい関係になったり、ぎくしゃくしていた親子の関係が
再構築されたり。いろんな場面で使えると強く思う。

―ブックの広がりに何を期待しますか。

阿部 親が書いてくれたブックは、
子どもが成長する上での引き出しになる。

さりげない家族の輪の中にこの1冊があって、
後々思い出せるような本になっていけば。

ふくだ いろんな使われ方をして、新たな何かが生まれていく。
多くの人の手に渡り、状況に合わせて活用してほしい。

少しでも気持ちが軽くなったり、プラスになったりしてくれる
と信じている。





訪問看護ステーション所長 石口房子さん

シンポジウム
訪問看護ステーション所長 石口房子さん

生前の思いを伝えたい

末期がんで闘病中の若い親御さんが、小さいわが子に
病気のことやもうすぐお別れが来ることを伝えるのは難しい。
訪問看護の現場で、そう感じている。

大切な短い時間。
どうすれば親子が思いを伝え合ったり、
愛情を形に残したりできるだろうか、と考えてきた。

お母さんをがんで亡くした小学6年の娘さんとサポートブック
を埋めた。生前、お母さんが伝え切れなかった思い。

「18歳になるまで生きててやりたい」
という言葉を書いた。

娘さんは
「お母さん、こんなことを思っていたんだ。聞いて良かった」
と喜んでくれた。

こういうものが欲しかった。
在宅ホスピスの現場で使っていきたい。

末期の方だけでなく、闘病の過程で疎遠になりがちな
親と子の関係をぐっと縮めるよう、
外来やがん診療連携拠点病院の相談室など、
いろんな場で使ってもらえたらなと思う。



サポートブックを使った2児の母親 藤井知寿さん

密着して少しずつ書く

4歳と2歳の男の子の母。毎日、保育所に預けて働いている。
朝もバタバタ、帰ってからもバタバタ。
月曜から金曜までゆっくり話をする時間もなく、
早く早く、急げ急げという感じで毎日が過ぎていく。

「寂しい」
と言われたことはないけれど、寂しい思いをさせているのでは
ないかと心配だ。

一緒にいる時間は短いが、いつもあなたたちのことを思っている
ことをつづっていきたい。息子たちと話をしながら書いている。

暑くても密着してくっついて。
いっぺんに埋めてはもったいないので、少しずつ書いている。

子どもたちとの時間は楽しく過ごしたい。
お父さん、お母さんと一緒にいた時間は楽しかったということ
を、体で心で覚えていてほしい。

この本の存在や意味を、息子たちも彼らなりに、
少しずつ分かってくれたらいい。



ひろしまこども夢財団事務局長 棚多里美さん

育児の悩み 和らげる力

1人で悩みを抱える子育て中の母親は多く、
育児の負担感が増している。

そんな時代に、サポートブックは親子の心と心をつなぐもの、
親子関係の見直しに使えるんじゃないかと直感した。

7,500冊の増刷に協力し、5月から2,500冊を配った。

「ママ友と育児サークルで」
「家族や孫のために」
という声をはじめ、保育所や子育て支援センター、
小学校、大学、産婦人科や小児科などから要望があった。

育児休業を取る社員に配る企業もある。
夢財団のネットワークのなかで、話をしながら手渡してきた。

そうした活動の中で、
「忙しくて子どもとかかわれない」
「子どもの愛し方がわからない」
など、本当に深い悩みに接するようになった。

それがサポートブックの力。
ブックを通して、精神的な支援ができる気がしている。



広島市立中央図書館事業課長 藤井寿美枝さん

愛されている実感わく

市立中央図書館(中区)でサポートブックの原画展を開いた。
図書館にも多数の蔵書がある絵本作家、ふくだとしおさん
の絵を紹介すると同時に、子育て支援の観点からブックを
利用者に使ってほしいと思った。

ブックに書き込むときは必ず、親は子のことを思う。
子どもは、子どもなりにお父さん、お母さんのことを考えて書く。
書き込んだブックを読むと、自分が愛されているという
実感がわく。そんな体験は、子どもの成長にとても大事だ。

子どもには、ブックの絵の力も大きい。
どのページにも動物の親子の絵が描いてあり、
見るだけでやさしい気持ちになれる。

今後は図書館のおはなし会や闘病記コーナーで、
ブックを紹介できたらいいなと思っている。

実際に使った人の実例に触れてもらう機会をつくることが
できたらすてきですね。





親子がつながるきっかけをサポートブックに見いだそうと、
集まった来場者。会場からも活発な意見が出た

会場からの発言

助産師 川口一美さん(47)=広島市佐伯区

がんの宣告を受け、2年も生きられないと思っていた5年前。
検査と治療は進むのに、心理的なフォローはなかった。
当時サポートブックがあったら書いたと思う。

逆に、症状が落ち着いた今はブックを見るだけでつらくて
書けない。これを書こうと思うときには、真剣に利用したい。

会社員 反田富士男さん(51)=広島市佐伯区

いい本なので、もっと知ってほしい。
広島にとどまらず、全国に伝えたい。
精神的な支えになる素晴らしい本。

保育士 徳重百合江さん(44)=安芸高田市

6歳の息子が小児がんの治療を終えるころブックに出合った。
自分が大きい病気になって、母親がたくさん泣き、
父親が悲しい顔をしていたことに心を痛めていたようだ。

退院してサポートブックを家族で書くとき、
とてもうれしそうな顔をしていた。

長男の治療を支えてくれた3人の姉たちも
1人ずつブックを書き、喜んでくれた。

ブックに触れ、子ども4人が私たちの愛情を受け取って
くれていると思う。

美容学校教員 信野和美さん(34)=広島市西区

娘は昨年6月に超低出生体重児で生まれた。
420グラムという小さな体だった。

ブックは新生児集中治療室(NICU)の医師からいただき、
少しずつ書き進めている。

ブックはこう使わなければいけないものではないと感じる。
この子の生きた証しであり、親子をつなぐものであり、
周りの人の支えを記すもの。

この子が将来、いろんなことが分かるようになったとき、
一緒に作り上げたい。

主婦 伊藤智子さん(45)=広島市安芸区

私自身が子育ての中で、子どもの思春期、反抗期に、
手紙のやりとりという形で、直接言葉にできない気持ちを示した。
このサポートブックを多くの人に伝えたい。



サポートブック

申し込み受け付け 6月30日まで

サポートブック=写真=を使ってみたい人は、
その理由と住所、名前、電話番号を明記し、
報道部サポートブック係へ。supportbook@chugoku-np.co.jp

中国新聞社での申し込み受け付けは6月30日で終了します。
7月からは、サポートブック作成プロジェクトチームの
ホームページ(http://www.support-book.com/)にお問い合わせください。

中国新聞 2009年06月24日

* * * * *

以上、引用終わり
広島発のケア 東京でも注目 がん患者支援 厚労省の研究班 「子に伝えたい」思い一致 等(中国新聞) [2009年10月12日(Mon)]
2009(平成21)年06月18日
中国新聞

連載 終章 絆づくり
<4> 「渡す」 人から人 ぬくもり添え
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/support_book/Se09061801.html



亡くなった患者の言葉を振り返り、
その子どもとサポートブックを埋めていく石口さん

サポートブックを初めて手にした時。
広島市の訪問看護師、石口房子さん(57)はつぶやいた。

「こういうものが欲しかったんです」。
もっと早く出合っていたら、きっと渡しただろう。
幼い子どもを残して亡くなった幾人ものがん患者に。



訪問看護師歴27年。
「広島・ホスピスケアをすすめる会」の代表も務める。

末期のがん患者が、その人らしい豊かな終末を迎えるための
環境づくりに努めてきた。 

限りある親子の時間。思い残すことなく、
気持ちを伝え合ってほしい。

だが患者は子どもに病気のことを話したがらない。
わが子を残して逝かなければならない葛藤(かっとう)がある。

    ◇

大切な時間は過ぎていく。看護師として、もっと何かできないか。
焦る気持ちはあるけれど、具体的な方策が見いだせないまま、
別れがくる。子どもの喪失感は計り知れない。

「子どもを蚊帳の外にしてはいけない」
と石口さんは思う。

看護師だけでなくケースワーカーや心理療法士らがチームと
なり、サポートブックを通じて患者や家族をケアできれば―。

「ブックを埋めるには、時間とエネルギーが必要。
 渡しっぱなしではなく、伴走者として
 親子のつながりを見守っていきたい」



医療だけでなく、子育ての領域でもサポートブックへの
注目は集まった。

教師、児童養護施設の職員、民生委員、育児サークル主宰者…。
親子と向き合ういろんな人から反響が寄せられた。
絆(きずな)づくりが必要な親子のもとへ「サポーター」が届ける。
人から人へ手渡しされていく。

    ◇

心理カウンセラーの平川恵美さん(広島市)は、
不登校や過食症などに悩む子どもにサポートブックを渡した。
「親にも書いてもらおうよ」
と。

求め合っているのに、反発し合う親子。
互いに遠慮して溝を深めるケースもある。

親自身も書くことで心を整理し、答えを見いだしていく。
一方、子どもは親の書いた文字を読み返す。

「よかったじゃん。うれしいね」。
子どもの表情の変化を目で追い、平川さんは声をかける。

「誰でも使えるし、誰でもサポーターになり得る」
と平川さん。

子育てが難しい時代だからこそ悩める親子を孤立させては
ならない、と言う。

さりげなく温かい。
そんな周囲のまなざしをサポートブックは運んでいく。

中国新聞 2009年06月18日

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009年03月20日
中国新聞

広島発のケア 東京でも注目
がん患者支援 厚労省の研究班 「子に伝えたい」思い一致
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/support_book/Sn09032001.html



サポートブックについて意見を交わす小澤医師(中央)と
厚労省研究班のメンバー=聖路加国際病院(撮影・荒木肇)

※ 小澤美和

親子の思いを書き込む絵本仕立ての冊子「サポートブック」。
広島で誕生したこの本が東京でも注目され始めた。

「使ってみたい」
と取材班に連絡を寄せたのは、聖路加国際病院(東京都中央区)
の小児科副医長・小澤美和医師。
がん患者とその子どもの支援を検討する厚生労働省の
研究班メンバーだ。

心のケアの専門家たちの活用法は―。
取り組みを追った。(平井敦子)

医師仲間を通じサポートブックを知った小澤医師。
「いろんな診療科で使えるのでは」
と、同病院のチャイルド・ライフ・スペシャリスト(CLS)
の伊藤ゆかりさんに見せた。

子どもの精神的負担を軽減し、成長と発達を支える専門職。
小澤医師と同じ研究班の一員だ。

「動物の絵がすてき。ちょっと見ませんかって、
 患者さんにも紹介しやすい」
と伊藤さん。

早速、同病院に通院している30歳代のがん患者女性に薦めた。
女性は3歳の子どもの母親。喜んで受け取ってくれた。

「余命を告げられ、子どもにどう思いを伝えようかと戸惑う
 患者さんに役立ててほしい」。
今後も活用していくつもりだ。

国内の医療現場では、がん患者の親がいる子どもへの支援が
欠けている―。

そんな思いを胸に、小澤医師らの研究班は昨年4月に始動。
患者とその子どもに聞き取り調査をした。

「病状を子どもにどう教えればいいのか」
との声を受け、乳がんの母親が子どもに病気を自然に伝える
お話の絵本を制作。今秋に出版する。

「苦しいことや悲しいことを隠して子どもを守ろう」
という日本ならではの気風に疑問を持つ研究班のメンバー。

幼くても、発達段階やその子の個性に応じ、
分かりやすく伝えることが大切、との認識で一致する。

小澤医師は

「ハードルを越える経験は、その子の成長につながる。
 変に隠すと、あとで傷つく。
 乗り越える時にどう支えるかが課題」

と指摘する。

こうした活動や問題意識は、サポートブックを制作した
広島のプロジェクトチームとまさに重なり合う。

末期のがん患者の場合、暮らしの中でできないことが増える。
あれもしてやれない、これもしてやれない、と苦しむことも。

「でも、『伝えること』は最後までできる。
 それは患者の充実感を生みだすし、子どもたちの宝になる」。

サポートブックを
「伝える作業を促し、親子を結ぶツール」
と評価する小澤医師は力を込めた。

サポートブック

B5判カラー、33ページの絵本仕立ての小冊子。
「はじめてあったときのきもちは?」
「いっしょにしたいことは?」
など質問20項目に、親子で気持ちを書き込める。

動物の親子のイラストは、
「accototo(アッコトト)」
のユニット名で人気のふくだとしおさん、あきこさん夫妻
=大阪府吹田市=が担当。

広島県内の医療関係者や市民たちが2008年秋に制作した。

中国新聞 2009年03月20日

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年09月14日
中国新聞
サポートブック17日発売
家族の愛 はぐくんで 動物の色鉛筆画が彩り
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/support_book/Sn09091401.html

親子が互いの気持ちや思いを書き込む
絵本「サポートブック」がPHP研究所(東京都)
から発行され、17日から全国の書店に並ぶ。

作成した広島県内の医療関係者でつくるプロジェクトチームは
「全国にはばたいて、家族の愛をはぐくむ存在に」
と願いを込める。

B5判カラー40ページ。
タイトルは「親子をつなぐサポートブック」。

ページごとに
「すきなところは」
「にているところは」
など親子が互いに記入する20項目の質問が並ぶ。

ユニット「accototo(アッコトト)」
の絵本作家ふくだとしお、あきこ夫妻=大阪府吹田市=
が描いた動物の親子の色鉛筆画が各ページを彩る。

チームが昨年、がんを患う親と子のコミュニケーションツール
として作成した冊子が元になった。

本紙報道などを通して反響を呼び、出版につながった。

がん緩和医療に先駆的に取り組む聖路加国際病院の
日野原重明理事長が

「親と子どもの親密なきずなをつくる台本となる」
と推薦の言葉を寄せた。

初版は1万5,000部。525円。
書店で予約を受け付けている。 (平井敦子)

中国新聞 2009年9月14日
写真Tシャツ展示会:精神障害者らの力作並ぶ−−宮崎/宮崎(毎日新聞) [2009年10月12日(Mon)]
2009(平成21)年10月12日(月・祝)
毎日新聞 地方版
トップ>地域ニュース>宮崎

写真Tシャツ展示会:精神障害者らの力作並ぶ−−宮崎/宮崎
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20091012ddlk45040330000c.html

精神障害者でつくる写真ワークショップ「えん」
(宮崎市、小林順一代表)
が、初めての展示会を宮崎市のフローランテ宮崎で
18日まで開いている。

写真展といってもパネルではなく、メンバー45人が撮影した
写真をTシャツにプリントしたもの。

この展示と販売をきっかけに、写真を使った障害者の就労支援
を模索したいという。

「えん」は、精神科病院や支援センターに通う20〜50代の
メンバーが毎月約2回、デジタルカメラで写真を撮影する会。
宮崎市の写真家、小林順一さん(59)が講師を務める。

会場には、平和台公園のはにわ、
指に止まった赤いテントウムシ、雨水で輝くマンホールなど、
主に街頭で撮影した明るい作品が並ぶ。

小林さんは

「写真撮影は、精神障害者が街頭に出る訓練も兼ねている。
 私も負けられないと思う力作ばかり。
 作品を通じて、精神障害者への理解を深めてほしい」

と話す。

Tシャツは1枚2,000円。
サイズはS〜LLで、展示終了後に郵送する。(送料200円)。

会場には、オーガニックコーヒーや日向夏ジュースを販売する
カフェも開店。収益は「えん」の活動に使う。

問い合わせは
宮崎もやいの会 0985・71・0036。 【川上珠実】

毎日新聞 地方版 2009年10月12日(月・祝)
貧困対策:揺らぐ足元 増える生活保護世帯、対応に限界 ケースワーカー不足、深刻化(毎日新聞) [2009年10月12日(Mon)]
2009(平成21)年10月12日(月・祝)
毎日新聞 東京朝刊

トップ>ニュースセレクト>話題

貧困対策:揺らぐ足元
増える生活保護世帯、対応に限界 ケースワーカー不足、深刻化
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091012ddm013100039000c.html#
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091012ddm013100039000c2.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091012ddm013100039000c3.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091012ddm013100039000c4.html
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091012ddm013100039000c5.html



受給者と今後の生活などについて話し合う中谷芳明さん(奥)。
毎月30軒は定期訪問したいと思うが、
20軒程度が限界だという=横浜市内で小林多美子撮影

生活保護の受給者が増え続け、今年7月には
45年ぶりに170万人を超えた。

しかし手続きや自立支援を担う福祉事務所では、
ケースワーカーの人手不足が深刻化。
貧困が広がるなか、セーフティーネットの足元が揺らいでいる。

【小林多美子】



「目の前のことへの対応に追われ、
 受給者の自宅に定期訪問することもままならない」。

横浜市の福祉事務所で働くケースワーカー歴31年のベテラン、
中谷芳明さん(56)は嘆く。

現在担当する生活保護受給世帯は約100世帯。
昨年の世界同時不況以降は毎月3〜4件の新規受給がある。
中谷さんの1日に同行した。

午前8時半、市役所の開庁とともに受給者4人が訪れた。

週3日ほどの仕事を見つけたばかりという中年男性は現在、
簡易宿泊所に住む。貯金をしてアパートを借りる目標を立て、
「半年間頑張ってみましょうね」
と励ました。

次に来たのは、派遣切りで失職した30代の男性。
求職活動をしていることを証明する報告書の書き方を
アドバイスする。

男性は不安そうに聞いていたが、中谷さんに
「なかなか仕事が見つからないようだったら、
 就労支援の専門員を紹介しましょう」

と言われて、深くうなずいていた。



窓口には介護保険の要介護認定を受けたばかりの
高齢男性も訪れた。

事情や環境はさまざま。各人に合った支援策を考えるには、
性格や生活習慣も把握しなければならない。

およそ1時間半で面接を終えると、今度は高齢夫妻の家に
向かった。引っ越しの手続きに立ち会うためだ。

夫妻とも介護が必要になり、今の住まいでは狭すぎる。
新しい部屋を見学し、広さやバリアフリー対策が十分かを
確認する。

午後は1時間半電車に揺られ、横浜市外の病院へ。
交通事故で入院中の男性受給者の様子を確かめるためだ。

回復のめどは立っていないが、満床状態が続く病院側は
近く転院してほしい様子だ。

本人を見舞うと、まだ言葉もうまく出せない。
新たな病院探しを急がなければならない。

生活保護の目的は最低限度の生活の保障と自立の支援。
中谷さんが言った。

「仕事を見つけて収入を得ることだけでなく、
 その人のできる範囲内で1歩ずつ進んでいくことも自立。
 きめ細かい支援のためには、ケースワーカーの力が
 もっと必要なんです」



病院を出たのは午後5時ごろ。
職場に戻れば、一日の記録をつける作業が待っている。

    *

ケースワーカー不足は各地で深刻化している。

「担当世帯が100を超えると、受給者の生活に寄り添う
 どころか、淡々と事務処理をこなすだけでも精いっぱい」

「人員不足を現場のやりくりのみで埋めていていいのか。
 たくさんの矛盾を感じながら仕事をしている」

今年7月、弁護士らでつくる「生活保護問題対策全国会議」
が開いた集会では、現役のケースワーカーたちからの
切実な報告が相次いだ。

支援を必要とする人は増えているのに、
人手不足で十分な対応ができない苦しさがにじんだ。
過労や精神的なストレスから燃え尽き、
心身を壊す人も珍しくない。

国と地方自治体の財政状況の悪化も、ケースワーカーの立場を
厳しくしている。

生活保護制度に詳しい首都大学東京の岡部卓教授は

「財政削減は受給者数を抑制する無言の圧力となる。
 まじめな職員ほど、行政内外からの圧力と相談者の間に
 挟まれ、精神的につらい状況に置かれることになる」

と指摘する。



人員不足が招くのは職員の過剰な負担だけではない。
「業務がこなせなくなることを恐れ、
 ケースワーカーが新規の受給を抑制するようになる」
と岡部教授。

専門家の試算では、生活保護を必要とする生活困窮世帯のうち、
実際に受給をしている世帯数の割合は10〜20%。
昨年秋からの大量派遣切り以降、新規受給のハードルは
やや低くなったものの、申請拒否や受給の打ち切りによる
餓死・孤独死が後を絶たない。

今年4月には北九州市で福祉事務所に相談に訪れていた
30代の男性が孤独死。
三重県桑名市でも生活保護を打ち切られた50代の男性が
餓死した。

    *

こうした状況を受け、ケースワーカーの人員や財源確保を
国に求める動きが出ている。

日本弁護士連合会(日弁連)は昨年11月、
生活保護法の改正要綱案をまとめた。

市町村負担のケースワーカーの人件費を国の負担にすることや、
ケースワーカーの人員数を、受給者60人(郡部は40人)に
1人と義務化することなどを盛り込んでいる。

一方、貧困問題の解決に意欲を見せる鳩山新政権は発足直後、
今年3月末で廃止された生活保護のひとり親世帯への
上乗せ支給「母子加算」を復活すると宣言した。

だが、制度の担い手であるケースワーカー不足を
どう解消していくのかは、見えてこない。



◇「充足率」減り続け

ケースワーカーの負担が増えた背景には、受給者の増加だけで
なく、00年度に施行された地方分権一括法により、
ケースワーカーの配置の規定が変わったことがある。

それまでは国が地方自治体に
「80世帯(郡部は65世帯)に1人配置する」
ことを義務づけていたが、同法の施行後、
この数字はあくまで目安(標準数)となり、強制力がなくなった。

標準数に対する実際のケースワーカーの割合を計算した
「充足率」は、96年に全国で100%を切り、
04年には79・9%まで落ち込んだ。
人数にすると、2,854人足りないことになる。

毎日新聞 東京朝刊 2009年10月12日(月・祝)
逝去した『キル・ビル』のデヴィッド・キャラダインさん、最期の映画の1つ−レインダンス映画祭(シネマトゥデイ) [2009年10月12日(Mon)]
2009(平成21)年10月12日(月・祝)
シネマトゥデイ
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逝去した『キル・ビル』のデヴィッド・キャラダインさん、
最期の映画の1つ−レインダンス映画祭
http://www.cinematoday.jp/page/N0020127



「若者の自殺防止になれば」
−主演・脚本・プロデュース・編集を務めたガブリエル・サンデー
−Photo:Yukari Yamaguchi

[シネマトゥデイ映画ニュース]

10月10日(現地時間)、ロンドンで開催中の
レインダンス映画祭で、ベルリン映画祭のクリスタル・ベア賞
などを受賞しているデヴィッド・リー・ミラー監督映画
『マイ・スーサイド』(原題)のイギリス・プレミアが開催された。

本作はこの6月にバンコクのホテルで亡くなった
デヴィッド・キャラダインが最期にかかわっていた作品のうちの
1つ。

上映後には、主演のほか、脚本、プロデュース、編集にも
加わったガブリエル・サンデーが登場、質問に答えた。

本作は、学校のフィルム作成の課題で、カメラの前で自殺する
というプランを発表する学生アーチーと、それを止めようとする
大人たちの攻防から始まる。

アーチーが撮って編集したフィルムという感じの、
ところどころにアニメが混じりこむ、遊びのある映像が
コミカルに続く。

軽めのダーク・コメディのようなムードで進むうちに、
思いがけない方向にストーリーが展開し、
シリアスなタッチが加わってくる。

アーチーがあこがれる人物として、本人役で登場する
キャラダインの存在感が光る。

自殺をテーマにした本作だが、込められたメッセージは
ポジティブだ。

明るく登場したサンデー、
「今、イギリスはちょうどメンタル・ヘルス・ウィークだが、
 それは知っていたか?」

という質問に
「いや、知らなかった。どう? 元気?」

と冗談っぽく答えるも、質問者がメンタル・ヘルスにかかわる
活動をしていると話し出すと一転して真剣な表情に。

「この映画は、若い世代の自殺防止になると思うんだ」
と、自分で自分の映像を編集していくことで、
プライベートで問題を抱えていたのが癒されたことを
明かしながら、訴えた。

(取材・文:山口ゆかり/Yukari Yamaguchi)

シネマトゥデイ 2009年10月12日(月・祝) 13時47分
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