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NPO法人宮崎自殺防止センターを応援したい

NPO法人国際ビフレンダーズ 宮崎自殺防止
センターでボランティア活動を始めました。
いろいろと勉強中です。

なお、このブログは、自死等の相談に応じるものではありません。


NPO法人宮崎自殺防止センター
■ TEL 0985(77)9090
■ 毎週 日・水・金曜日
   午後8時から午後11時まで(3時間)


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悩む先生にメンタル対策 宇都宮市・全職員対象(下野新聞) [2009年07月25日(Sat)]
2009(平成21)年07月25日(土)
下野新聞
トップ>地域一覧

悩む先生にメンタル対策 宇都宮市・全職員対象
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20090724/179499

【宇都宮】
児童生徒の指導や保護者要望への対応に悩む教職員を支えようと、
市教委学校教育課は24日から、管理職や臨時採用などを除く
全教職員にメンタルヘルス対策「教職員いきいき面談」を始めた。

本年度は約2,300人のうち30、40、50歳になる
192人が対象。
臨床心理士が体調の異変や心の悩みを早期に発見し、
健全な職場環境づくりを目指す。

同課によると、メンタルヘルス対策で教職員に面談を働き掛ける
取り組みは全国でも珍しいという。
現場教師のほか、養護教諭や学校栄養職員などを含め
同課が通知した教職員を対象に夏休み期間中の8月25日まで、
1日10人程度実施する。



面談室は市役所本庁舎や市教育センターの一室で、
時間は1人約30分。普段スクールカウンセラーなどを務める
臨床心理士6人が交代で臨み、調査票を基に健康状況の確認や
助言、指導を行う。

市教委が調べたデータによると、心の不調を訴え休職した
教職員は2002年度で8人。全教職員の0・4%だったが、
それ以降増加傾向にあり、06年度22人、07年度24人と
なっている。

不登校やいじめの問題への対応、保護者からの理不尽な要求
などで心身に異状を訴え、休職に追い込まれる教職員が
増えているとの指摘がある。
また市内では昨年、一部教職員の不祥事も相次いだ。

こうした状況を受け市教委は、昨年9月に
「学校問題に係る対策方針」
を策定。

重点的に教職員のメンタルヘルス対策などに取り組むことを
盛り込み、
「頼れる教職員の育成」
「信頼される学校づくり」
へ動きだしていた。

初日に面談した女性教師(40)は
「臨床心理士と話し、普段気付かなかったストレスに
 気付くことができた」

と話していた。

下野新聞 2009年07月25日(土)  05時00分
Re:社会部 あなたを思う人がいる 等(MSN産経ニュース) [2009年07月25日(Sat)]
2009(平成21)年07月25日(土)
MSN産経ニュース
ニューストップ>生活>トレンド・話題

Re:社会部 あなたを思う人がいる
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090725/trd0907252234012-n1.htm

「命の処方箋(せん)」を読んで、自分とオーバーラップした
体験を寄せてくれた読者もいた。
つらい経験も、心にとどめて悩むのではなく、書き出すことで
気持ちを整理する効果があるようだ。

過去に自殺を試みたという茨城県の女性からは、
「誰かに聞いてもらうことで何らかの意味を持たせることが
 できるのではないか」
とメールをいただいた。

高3のとき、友人が学校で飛び降り自殺し、直前に廊下で
見かけていた自分が声をかけてあげていたら…と悩み続けた。

大学進学後、友人と同じ躁鬱(そううつ)病にかかったが、
機械的に薬を処方する医師に不信を抱きパニック障害も抱える
ことに。

しかし、その後、よいカウンセラーやご主人に支えられ、
「彼女の分まで精いっぱい生ききる」
と書いている。

家庭内暴力を受けた埼玉県の女性(40)は大学と高校に通う
3人の子供を持ち、仕事や家事に追われる中でご主人から
生活費を入れない、ののしられるといった仕打ちを受け離婚した。

いま鬱病の治療中だが、父に
「どん底を見たから、あとは上がるだけ」
と励まされ、懸命に生きている。

誰にも相談できずに悩む人の周囲には、必ずその人を
思ってくれる人、つらい気持ちに共感して励ます人がいる。

生きる力になったあなたの「命の処方箋」を、
本紙社会部にお寄せください。(ユ)

MSN産経ニュース 2009年07月25日 22時34分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年07月24日(金)
MSN産経ニュース
ニューストップ>生活>からだ

【Re:社会部】日常の幸せに気づいた
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090724/bdy0907242347010-n1.htm

「命の処方箋(せん)」の取材で、さまざまな体験を
聞いていて気付いたことがある。

“発想の転換”によって、つらい出来事も
後からプラスにできるということ。

自分で気持ちを前向きにする人もいれば、
他者によって変わることもある。
生き続けることで変わる未来がある。

「つまらない普通の毎日があっけなく終わった」
とお便りをくれたのは梅沢 剛さん(32)。

別にいつ死んでもいい、というほど運の悪い出来事が続き、
人生に嫌気がさしていた一昨年8月、脳腫瘍(しゅよう)
が見つかった。

手術の結果、顔の左半分は動かず、左耳も聞こえない状態に
なった。

しかし、梅沢さんは入院中にさまざまな人の
「命の闘い」と、それを支える人たちの姿を目の当たりにして、
「命」や「普通の毎日」の壊れやすさに気付いたという。

そして、死への恐怖や不安を味わって初めて、それまでの
自分の境遇がいかに恵まれていたかを知ることになった。

「当たり前のように繰り返される『普通の毎日』の中には
 『小さなラッキー』があふれていた」
と振り返る梅沢さん。

「限られた時間の中で、うれしい、楽しい、ありがとうと
 いった気持ちを感じ、味わいながら暮らしたい」

日常の幸せを大切にする気持ちは、
今、壁にぶつかっている人に届けたいメッセージだ。(ユ)

MSN産経ニュース 2009年07月24日 23時47分

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

2009(平成21)年07月23日(木)
MSN産経ニュース
ニューストップ>生活>からだ

Re:社会部 逆境を超えた先に
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090723/bdy0907232321007-n1.htm

死への思いを乗り越えて生きた体験談をまとめた連載
「命の処方箋(せん)」に読者から同じように悩んだことへの
共感や励ましのメッセージが届いた。

連載は自殺防止のウェブサイト「生きテク」に
体験談を寄せた方の協力で始まった。

新聞に載るような事件や事故でもなく、誰にも言えなかった
胸の内を記者に語る抵抗はあったと思う。

それでも
「自分と同じように悩む人の生きる力になりたい」
との一心で協力してくれた皆さんの気持ちが、読者に伝わった。

第1回で取り上げた森和彦さんの事故の後遺症を読んで、
「一番華やかな世代に過ごした暗い生活を思いだした」
という男性(59)は、やはり18歳で交通事故で顔を58針
縫った。

妻の実家に結婚申し込みに行くと
「どうして顔に傷のある人と」
と話を聞いてもらえず、職場でも心ない言葉に傷つけられた。

誰とも会いたくない。1人で過ごす時間を趣味の陶芸に没頭した
ことで、退職後はクラフト作家になる夢を持つことができた。

「これも、あの時があったからと感謝しています。
 森さん! 頑張ってください」

皆さんの悩みに耳を傾けたひととき、
「人って強いな」。
心底、そう感じた。

逆境を越えてこそ、命の輝きが増すのでしょうか。(ユ)



今後は読者からの声を中心に掲載します。

MSN産経ニュース 2009年07月23日 23時20分
医療者は患者固有の情報を大切に(医療介護CBニュース) [2009年07月25日(Sat)]
2009(平成21)年07月25日(土)
医療介護CBニュース(キャリアブレイン)
トップ>ニューストップ>医療羅針盤

医療者は患者固有の情報を大切に
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/23338.html

【第71回】
尾藤誠司さん
(国立病院機構東京医療センター臨床研修科医長・
 臨床疫学研究室長)

一昨年、
「医師アタマ ― 医師と患者はなぜすれ違うのか?」
というタイトルの本を出版した。

国立病院機構東京医療センターで臨床研修科医長を務める
尾藤誠司さんは、医療者が持つ「特有の思考」や一様な価値観」のため
に、患者との間でコミュニケーションの齟齬(そご)が起こっていると言う。

今後、医療者と患者がよりよいコミュニケーションを実現し、
お互いが望む医療を実現するために必要な方策を
尾藤さんに聞いた。(外川慎一朗)



―そもそも、「医師アタマ」とは何でしょうか。

「医師アタマ」とは、医療者に確固として存在する
「一様な価値観」のことです。
“正しさ”の基準が常に医療者側にあって、
これは正しいのか、正しくないのかに分けられます。

こうした白黒はっきりした正しさというのは、
患者さん個別の事情、心情などにかかわらず、
医療の視点からの一様な考え方です。

これは理科系の考え方からすると、全く自然なものです。
医学的メカニズムや治療、診断に対して、科学の視点から思考
していくことは、医療者としてすごく大事なことではあります。

―「医師アタマ」にはどういう問題点があるのですか。

医療の世界では、自然科学から出てきた“正しい”ものは
「守らなくてはならない」というある種の“法的な”価値観を
持ちます。

例えば、血圧であれば
「上が140、下が90の範囲を維持する」
ということが、病気にならないための手段ではなく、
維持すること自体が目的になってしまいます。

治療の本当の目的は何なのかということへの想像力が、
だんだん薄くなってしまうのです。

すると、患者さんを理解し、治療方針の折り合いを付けることが
できずに、医療者と患者さんの間でコミュニケーションの齟齬が
起こってしまいます。
これが、「医師アタマ」的な価値観の問題点です。

一方で、「医師アタマ」的な価値観を持つからこそ、
医療が成り立っているのも事実です。

このバランスを維持するためにも、医療者は自らに
「医師アタマ」的価値観があるということを
自覚することが大切だと思います。

―著書の中で、EBM(Evidence-based Medicine:根拠に基づいた医療)
が、医療者と患者のコミュニケーションを考える大きなきっかけ
となった、とおっしゃっています。そもそもEBMとは何ですか。

 例えば、
「Aという治療をすると、ちゃんと効きますよ」
ということを研究などの結果に基づいて導き出し、
自分の診療に生かすということを

「科学的な根拠に基づいた医療」
と一般的には呼んでいます。

しかし、「よく効く薬」といっても、実は本質的に
患者さんの利益になっているかという観点から見ると、
だいたい20人に1人くらいにしか効かないんですよ。

例えば、高血圧の人の血圧を下げる薬があるとします。
それを飲んで、血圧が下がります。でも、血圧が下がることが、
いったいその患者さんの人生にとってどのような利益があるか、
ということです(笑)。
患者さんは医療者に言われるから飲んでいるだけかもしれません。

血圧が高いと本当に駄目なのかというと、血圧が高くてもそのまま
天寿を全うする人の方が多いですし、血圧が低くても脳卒中や
心筋梗塞になる人もいます。

血圧の薬を飲むと何がいいかというと、20人に血圧の薬を
10年間飲んでもらうと、1人くらいは脳卒中になるのを
予防できますということなんですよ。

実はそれが「エビデンス」、すなわち科学的な根拠が提示する
正直な情報です。そうすると、根拠に基づいた医療を深く考えて
いく上で、「逆」ではないかと思うようになってきました。

―「逆」というのは。

つまり、根拠に基づいた医療により、医療者は医学の力の強さを
誇示したかったのですが、そうではなく、医学の限界を認識する
に至るわけです。

すると、自分たちの持てる限界の中で、患者さんのために
最大限の力量や技術を提供すればいいと思えるようになり、
少し気が楽になります。

医学が持つパワーも限界も正確に知った上で、その患者さんに
とって一番いいことは何だろうと考えていくことが大切ですね。

■「来週田植えがある」という情報の重要性

―情報という点ですが、患者は医療者に対して
 どのような情報を求めているのですか。

十人十色です。いろんな情報を求めてきますし、
そうあるべきだと思います。

ただ、おしなべて患者さんが持つ共通した気持ちというのは、
ないわけではないと思います。

例えば、患者さんが医療に関する情報を求めるのは、
基本的には健康に対して不安があるからだと思います。

医療に関する情報というのは、自分の体のことなのに
訳が分からないんですよ。

「専門家の助けでこの不安を何とかしたい」
というのが1つ。ほかには

「今後自分はどうなっていくのかという見通し」や、
「今後自分は何をすればいいのか」

などが、具合が悪い時に患者さんが共通して持つ気持ちかも
しれません。

しかし、先程も申し上げたように、患者さんの気持ちや事情は
さまざまですし、聞いてみないとちゃんとニーズには
応えられないことが多いです。

―それに対し、医療者はどんな情報を与える傾向にあるのですか。

医療者は自分の価値観の中で患者さんが求める情報を把握する
のですが、
「不安を取り除くこと」や
「今後の見通し」
などについては患者さんと情報を共有できていません。

患者さんが欲しい情報のニーズをくみ取ることなく、
情報は多ければ多いほど、正確であれば正確であるほど、
解説が細かければ細かいほど、患者さんは
「よく知ることができる」
と医療者は思っているんですね。

しかし、通常は情報が多ければ多いほど、話が細かければ細かい
ほど、患者さんは余計に訳が分からなくなってしまいます(笑)。

むしろ、血圧が高いということについて、どんな不安があるのか、
患者さん側から情報を求めるような姿勢が医療者には大切だと
思います。

―患者が自分の症状についての情報を調べ、
 医療者と対等に話す努力が必要なのですか。

それは不要だと思います。
だって普通、レストランでワインを飲む時に、産地がどうとか
年代がどうとか知らなくてもいいじゃないですか(笑)。

だから、患者が医療について無理解なのではなくて、
適切な情報を医療者が与えていないんですよ。

―それでは、患者が伝えるべき情報はないのでしょうか。

患者さんは
「来週田植えがある」とか、
「娘が病弱で世話をしないといけない」

とか、そういう医療者が全く分からない情報を伝えることが
必要なわけです。

例えば、
「今田植えの時期で、なかなか体を休めるわけには
 いかないんです。この時期は乗り切らないといけないんです」

と患者さんに言われれば、医療者は
「検査の数値は高いですけど、
 しばらく体を動かしても大丈夫ですよ」

と答えることもできる。
こうした患者固有の事情が、医療者が患者さんと共に
治療方針を決めていく上で非常に重要になるのです。

■「コンビニ受診」はあるべき姿?

―病院で診療を受けたいと思っても、
 どの科に行ったらいいか分からないことがあります。

そうですね。循環器科とか、消化器科とか、呼吸器科とかいう
名前って、おそらく患者さんにはぴんとこないのではない
のでしょうか。

確かに、標榜科の名前も、医師の診療守備範囲も、
患者さん側の問題を軸にしたものではなく、あくまでも医学の
範疇(はんちゅう)を軸にして成り立っているものですから。

それで、困って受診したのに
「うちの科じゃない」とか、
「あなたは病気じゃない。なぜ来るんだ」

とか言われても、患者さんはそれが分からないから
病院に来るのに(笑)。

でも、
「具合が悪いのに病院に行ってはいけないのか」
ということです。「具合悪い科」とかあればいいのに(笑)。

その意味では、何か具合が悪ければ診てくれる、そんな
「コンビニ受診」があってもいいと思います。
だって、コンビニって便利ですもん。

―しかし、「コンビニ受診」が「医療崩壊」を招いているとの
 指摘もあります。

うまくコンビニ的に医療へのアクセスができて、適材適所で
病院などのような専門的な技術を患者さんが利用できるように
なればいいですけどね。

医療者の視点で見ると、病院という医療資源が患者側のニーズと
乖離(かいり)しているために、うまく医療サービスが回って
いない。

そのために、医療者目線で
「コンビニ受診は駄目」
ということになるんでしょうね。

―なぜ病院に集まってしまうのでしょうか。

それはしょうがないところもあります。患者さんは不安ですから。
不安だったら、機械がいっぱいあって、医者がいっぱいいるところ
の方がよさそうに見えます。

今の時点では、患者さんが不安を解消するためには
そう考えるのも仕方ないとは思いますけどね。

―では、医療業界を疲弊させない「コンビニ受診」というのは
 可能なのでしょうか。

地域全体で医療の“導線”ができていることですね。
例えば、その地域に住む人が何か体調が悪くなった場合に、
いつもはA診療所にかかっているとします。

でも、A診療所ではない専門的な技術を持っている
医師に委ねた方がいい場合もあります。

そこで、まず信頼できる診療所に行って、診療所の医療者から
「ここに行くといいよ」

と言ってもらえるという地域医療の“導線”があれば、
「医療崩壊」を防ぐ1つの手立てになると思いますね。

―「かかりつけ医」の役割が大きいということですね。

そうですね。患者さんにとっては、何か具合が悪ければ
診てくれる「かかりつけ医」の存在が大きいですね。

まずはかかりつけ医のところへ行き、いざとなったらその後方に
ある大病院に行くという患者さんの理解があればいいと思います。

しかし、まだその理解が得られていない。
この問題について患者さんに理解してもらうために、
われわれ医療者側の努力も必要ですね。

【略歴】
1990年岐阜大医学部卒。国立長崎中央病院(現・長崎医療
センター)、国立東京第二病院(現・東京医療センター)、
国立佐渡療養所(現・真野みずほ病院)、米UCLA公衆衛生
大学院を経て、97年から東京医療センター総合内科。
2005年から現職。日本総合診療医学会運営委員。内科専門医。

キャリアブレイン 2009年07月25日 10時00分 更新
「しまね分かち合いの会」1年 遺族支援の輪広げる(山陰中央新報/島根) [2009年07月25日(Sat)]
2009(平成21)年07月25日(土)
山陰中央新報
ホーム>山陰のニュース>島根

島根ワイド:
「しまね分かち合いの会」1年 遺族支援の輪広げる
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=513784004

大切な人を自殺で亡くした人が体験や悲しみを語り合う
「しまね分かち合いの会・虹」
が、発足から1年になった。

8月からは松江市のみだった会場を、出雲市と浜田市にも
増やす予定で、苦しむ遺族への支援の輪を広げている。

昨春、娘(23)を亡くした女性(49)は、
押しつぶされそうなむなしさと自責の念にかられる中、

「頑張らんといけんよ」
「ほかに子どもがいてよかったね」
などの周囲の励ましがつらくて仕方がなかった。

人前では気丈に振る舞いながらも絶望感に耐えきれなくなった
ころ、同会を知った。

同じ経験を持つ遺族の前では、思い切り泣けて、
何も言わなくても通じ合えた。

夜中、どうしようもなく落ち込んだときも
「どん底です」
とメンバーに電話すれば
「わたしもそうだよ」
と受け止めてくれた。

女性は救われたが、同会はこれまで偶数月の第3土曜日に開く
会場が松江だけだったため、県西部など遠方の遺族は断念する
ケースが多かった。

そこで1年を機に、会場を増やしたほか、
遺族8人の手記を集めた冊子「会いたい」を作製。

女性を含め同会のメンバーは、苦しみを抱え込む遺族に
「1人じゃないよ」
というメッセージを届けたいと願っている。

同会への問い合わせは
事務局(電話090・4692・5960)。

山陰中央新報 2009年07月25日
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